韓国ドラマ「ドラマステージ2020”通信圏外”」を観て

2020年
一話完結(58分)
新人作家・監督によって製作されたドラマです。
「簡単あらすじ」
夫は妻に出張と嘘を付き不倫旅行に出かけた。
前日妻は何か言いたそうにしていたが 夫は然程気に留めずにいた。
空港へ到着した夫達は彼の携帯でふたりの楽し気な動画を撮り女性の携帯へと送信した。
しかしそれを妻の携帯に誤送信してしまう。
直ぐに削除しようとしても動作しないのだ。
その時地下通信区で火災が発生し通信障害が起こっていた。
慌てた夫は通信が復旧する前に妻の携帯から動画を削除しようと空港を飛び出した。
しかし妻に辿り着く迄の間に夫は妻の秘密を知る事になる。
感想
地下通信区の火災でソウル全体が通信障害となり 携帯電話も銀行のカードも使用不可なのです。
夫の慌て振りは凄まじかったですね。
愛人に声を掛ける事無く空港を飛び出しました。
妻には絶対知られてはならない秘密でした。
駐車場からもなかなか出られずタクシーに乗りましたが 料金が足りず銀行ではATMが使用停止状態で窓口では列が出来ていて気持ちは焦るばかりなのです。
やっと抜け出す事が出来一番最初に妻の職場に向かいました。
しかしそこで意外な事実を知るのです。
妻は退職していたのです。
しかも半年も前の事だったのですね。
驚く夫でした。
その次に向かったのは自宅です。
ですが妻は留守で夫は妻の持ち物等を必死で探し回るのです。
そこで見つけたのはホテルの利用明細やワンルームマンションの契約書 更に製パン学院証 そしてエコー写真でした。
訳が分からない夫は茫然とするばかりです。

妻の携帯をなんとしても手に入れ妻が目にする前に削除したい夫は部屋を出て妻の契約したというワンルームマンションへ向かいました。
玄関前には妻宛の荷物が置かれていて改めて本当に此処に来ているんだと思い知らされるのです。
ですが留守であり今度は製パン学院に向かうのです。
そこで同じ教室でパン作りを学ぶ人達に会い妻がこの日欠席している事を聞かされました。
そうしてこの後驚く情報が入るのです。
妻は向かいにある病院へ行っていたと言うのです。
そこは産婦人科でした。
直ぐにその病院を訪ねるとなんと妻はこの日手術を受け既に退院したと言うのです。
夫の頭は混乱状態でしたね。
昨夜 妻は最近眠れないと言っていた事を思い出し ホテルを使用していた事を知り浮気を疑う夫でした。
しかし妻はそんな事はしないと振り切るのですがどうにも理解に苦しむのですね。
悩んでも答えが出ない夫でしたがその時道路の向こう側に妻の姿を見つけたのです。
タクシーに乗り込んだ妻の後を追う夫。
途中見失いながらも 漸く見つけた頃には既に日が暮れていました。
妻は橋の上で佇んでいたのです。

夫は妻の顔を見るなり携帯を出せと焦るのです。
妻の返事は「失くしたわ」でした。
言葉が出ず夫は「あなた出張じゃなかったの?」という妻の問い掛けにこんな時に出張なんて出来ないと言い訳をしました。
そして手術の事を訊ねたのです。
妻は「ポリープが出来ただけ。大したことないわ」と返答。
それでも夫は怒りながら「何故言わなかった」
妻は「言わなかったんじゃない 言えなかった」と。
夫「一人で病院へ?」
妻「だってあなたは出張でしょ」
後ろめたさでいっぱいの夫は 話を切り替え 妻がホテルへ行った事や仕事を辞めた事 パン作りを学んでいる事等勢いに任せて質問攻めなのですね。
そこには妻の浮気を疑う夫がいたのです。
ですが妻は応えました。
「仕事は・・辞めろと言われた。子供もいないし・・必要ないと言われた・・」
「起業したいと思ってホテルのラウンジへ行った」
夫は起業には反対していた事があったのですね。
「流行っているところへ行ってメニュー開発したかった」と。
そして毎朝手作りパンを朝食に出しているのに夫は何も気づかずにいる事を責めました。
夫としては想像もしていなかったのですね 妻の手作りだとは。
そうして夫は「君は小麦粉が嫌いなのにどうして」と聞きました。
妻は「あなたは好きでしょ?」と応えたのです。
出張だと嘘を付き不倫旅行へ行こうとしていた夫は後悔した様です。
自分の為にパンを作ろうとしてくれる妻に対して そして妻に起こった様々な事に対して何も知らずにいた自分を顧みて妻に申し訳なさを感じていた様です。
ですが 妻にはまだ秘密があったのです。
夫が愛人と空港にいた時間 妻は非通知設定の相手と電話をしていました。
そして「終わりにしましょう 自分の居場所へ戻るわ・・」と伝えたのです。
電話を終え妻の取った行動は 携帯電話を川に捨てる。でした。
捨てた瞬間に夫からの動画が送られて来ていたのです。

妻も浮気をしていたのですね多分。
そして夫婦はお互いの秘密を知る事は無かった様です。
その後夫はとても妻を気遣いながらも車の助手席には新しい愛人を乗せているのです。(^-^;
知らない事はしあわせかもしれませんね。
コミカルな描写もあってなんとなく楽しめましたね。
最後まで読んでいただきありがとうございました♪
