韓国ドラマ「優雅な一族」を観て
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2020年
配信全16話(1話約74分)
「簡単あらすじ」
韓国大財閥MCグループには一族(モ家)の抱える問題を解決し表面化を防ぎ徹底的に守り抜く危機管理チーム「TOP」が存在していた。
モ家には現在MC創業者の名誉会長・その息子の会長・会長の妻と子供3名が住んでいる。
子供はいずれも男性であるが末息子だけ母親が違う。
会長の愛人(女優)が産んだ子だった。
また現在の妻も前妻を追い出し不倫の末にモ家に入った後妻だった。
前妻との間にはアメリカに住むひとり娘モ・ソッキがいた。
ソッキは15年前に単身アメリカへ渡ったのだがそれは自ら望んでの移住ではなかった。
そこには彼女の母親の死が関係していた。
ある日名誉会長である祖父が倒れた。
「TOP」はソッキに報せる事は禁じられていたが何者かが彼女にメールを送り帰国させたのだ。
「TOP」は帰国を阻止するがソッキは15年振りに母国の地を踏んだ。
彼女の登場により表向き平和な一族にも波風が立ち始める。
またソッキは弁護士ホ・ユンドと出会う。
ふたりには共通の過去があり真相解明に動くがそれを阻む「TOP」とのし烈な闘いが始まるのだった。
感想
祖父危篤の報せと共にもう一言添えられたメールを受け取ったソッキでした。
「母親の事件には真犯人がいる」そう書かれていたのです。
ソッキの母は15年前殺害されたのです。
逮捕されたのは家政婦の女性でした。
直後ソッキをアメリカへ行かせる事にしたのは父親と「TOP」のボスであるハン常務でした。
泣きながら行きたくないと言う彼女に対してハン常務は直ぐに呼び戻すと約束したのです。
しかしそれは嘘でした。
それから15年間呼び戻される事はなかったのですね。
寧ろその生活は全て「TOP」の監視下に置かれたのです。
そのソッキ帰国の報せは「TOP」の動きを慌ただしくさせました。
絶対に空港で足止めさせろという父である会長の命令でもあったのです。
何故なのかですよね。
それは倒れた祖父がソッキを後継者にする意向を示していたからでした。
「TOP」のハン常務は現会長を後継者に据える考えを持ち当人もそのつもりだったのです。
しかし祖父の意思が固い事を思い知らされたのです。
そんな中突然の祖父の入院によりソッキに会わせて株などの譲渡が行われる事は絶対的に阻止する必要があったのですね。
ですが彼女は厳しい監視の目をかいくぐり帰国を果たしたのです。
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MCグループ一族を守る危機管理チーム「TOP」は各専門分野の精鋭達が集まる部署でした。
チームのボスは元判事の女性ハン常務。
〇法務チーム長⇒元検事
〇広報チーム長⇒元記者
〇警護チーム長⇒元特殊部隊
〇情報保安チーム長⇒元ハッカー
このチームによりモ家はスキャンダルを隠し通していたのです。
弁護士のホ・ユンドは焼き肉店を営む父と暮らしていますがMCグループから面接の連絡を受けインターンとして採用されるのでした。
ユンドは少し前にソッキと出会うのですが 彼女がMCグループの娘だとは知りませんでした。
ユンドはソッキの専属弁護士兼秘書として働く事になったのですね。
ですが「TOP」のハン常務との面談で彼にとって酷く動揺する事が起きたのです。
それは子供の頃の遠い記憶の中にハン常務の影が見えたからだったのです。
苦い記憶の一部でしたね。
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モ家はソッキの帰国で緊張感が増しましたね。
ソッキは継母や父親に対して嫌味を言い傲慢な態度で一族の中に日々波風を立てました。
父も継母も早くアメリカへ帰らせたかったのですがソッキは居座るのです。
ソッキには目的がありました。
15年前に殺害された母親の真犯人を探す事です。あのメールを受け取っていたからですね。
家族の中に真犯人がいるのではと疑いを持っていたのです。
また祖父の専属弁護士からMCをソッキに任せたいと言う祖父の意思を聞かされてもいたのです。
その為には代表理事と筆頭株主になる必要がある事を告げられますが迷いが取れないソッキでした。
そしてそれを阻止するハン常務と父親だったのです。
ソッキは株主総会の日罠に掛けられたのです。
彼女の持病を調べられ利用されたのです。
総会に出席出来ず代表理事選任は取り消されたのでした。
ソッキの持病とは自動醸造症候群と言い 炭酸を呑むと体内でアルコールに変換されるのです。
ハン常務の指示によりジュースの中に炭酸を混入され知らずに飲んだソッキでした。
その後総会の会場前で検問を受け飲酒運転と判断され取り調べを受ける事になったのです。
またその前には身に覚えのない麻薬所持違反で緊急逮捕され拘置所送りにもなったソッキでした。
全て「TOP」の仕組んだ罠でした。
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窮地を救ったのはユンドでした。
ですがその行動がハン常務の指示に従わなかったとしてクビを言い渡されてしまうのです。
ハンはソッキが無実であっても麻薬所持を認めさせろという指示を出していたのですね。
しかしユンドはソッキの言葉を信じ無実の証拠を見つけ出し保釈させたのです。
ユンドはクビの宣告にも怯まず自分の思いを主張しましたね。
結果ハン常務はクビを取り消したのですが ユンドの中に弁護士としてのポリシーの他に執念の様な感情がある事をハンは感じていたのです。
それが何を示しているのか探っている様でもありました。
祖父はソッキを溺愛していましたね。
一族が揃っている場に姿を現した祖父でしたがなにより驚いたのは父親とハン常務でした。
それまで昏睡状態が続いていた祖父だったのです。
意識が戻らない事を受け一族の前でMCグループの最高経営者は自分であると公言するつもりでいたふたりの思惑は崩されたのです。
祖父はソッキを見つめこう述べたのです。
「MC流通・不動産の全てをソッキに生前贈与する」
「もしもソッキの身に何かが起こった場合は全て社会に還元する」と。
この発言の後にソッキの飲酒運転疑惑が起きたのでした。
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ソッキの後ろ盾が次々と消えていく事態になるのです。
祖父が株主と会食中突然死亡したのです。
そして祖父専属の弁護士と執事が解雇されました。
落胆するソッキにハン常務は全ての経営権放棄を明記した書類にサインをさせたのです。
MCから切り離されたソッキでした。
ユンドはインターン期間満了を迎え改めて採用される事になるのですが そこにはソッキと手を組みある目的を持って「TOP」の中に入り込む事にしたのです。
ですが表面上は「TOP」の一員としてハン常務の指示通りに動くのです。
全てを失くしたソッキもまたこれまでと同じように高飛車な物言いのイカレたお嬢様を演じ続ける事にしたのですね。
ふたりの暴きたい真相は15年前のソッキの母親殺人事件の真相でした。
祖父が亡くなってから執事だった女性がメールを送って来た事を知ったソッキでしたが もうひとつメモを受け取ったのです。
母親を殺害したとして収監されている元家政婦の行方が分からなくなっているので探せというのですね。
ソッキはそれをユンドに依頼したのです。
元家政婦という女性の名前を聞いた彼は動揺しました。
それは彼の母親の名前だったのです。
15年間面会を拒否され続けていた母にユンドは会える日が来たのです。
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ユンドは母の無実を信じていましたね。
そしてハン常務が関わっている事も分かったのです。
一方殺された母を持つソッキは複雑でしたがユンドの母の無実を信じる為にも真相を明らかにしようと決意するのです。
ユンドは敢えて「TOP」の中に入り込み証拠となる物を探るのです。
更にふたりと共に動き出す心強い仲間も出来るのです。
当時母親殺害の記事を書いた記者とその部下・ユンドの親友である刑事。
しかし「TOP」は彼らが考えている以上に非情でした。
ユンドが嵌められ検察で取り調べを受ける事になるのです。
その間ソッキが彼の指示を受け動くのでした。
徐々に真相に近づくのです。
母親を殺害した真犯人は家族の中にいるのか・・
無実の罪で15年もの間収監されているユンドの母を救う事が出来るのか・・
その証拠となる書類も消えて証人も海外へ消えている今証明出来る術を失っているけれどユンドたちは見つける事が出来るのか・・
そして最終目標である母親の再審請求は実現するのか・・
難関を突破するにはその前に立ちはだかるハン常務の存在があるのでした。
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ハン常務の先を読む力と人の弱みに付け込む際の容赦ないやり口はちょっと関心すら覚えてしまいましたね。
元判事の知識と経験と人脈を活かしあらゆる手段を用いて相手を潰すんですよね。
それは大臣を辞めさせる事も出来るし無実の人に罪を被せる事もしてしまうのです。
絶妙なタイミングで人を死に追いやる事もしてましたね。
そんな人を相手にするには自分がもっと汚れなければ太刀打ち出来ないと悟るユンドでした。
意外な展開もありましたね。
ソッキの両親について新事実が判明します。
また彼女の異母兄弟である兄ふたりにも意外過ぎる秘密があったのです。
一話が74分と長かったですが終盤は一気に観ました。
面白かったです☆
最後まで読んでいただきありがとうございました♪
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