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韓国ドラマ「被告人」を観て

2023/09/27
 
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りこです。 北海道在住 猫好き・ お笑い・韓流ドラマ・ 野球・音楽・散歩・掃除が好きです。
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2017年

配信 全26話 (1話 約 44分)


簡単あらすじ


パク・ジョウンはソウル中央地検の協力部検事で無鉄砲な面もあるが捜査は手を緩めず忖度など一切しない云わば検事が天職という様な人間である。

私生活では妻ジスとひとり娘ハヨンをこよなく愛する人間味溢れる男でもあった。

娘の誕生日の日 ケーキを囲み妻と3人でお祝いし幸福な夜を過ごした。

そうして眠りから目覚めたジョウンだったが そこは何故か自宅ではなく刑務所の中だったのだ。

その場に居る事が理解できず混乱する中 同じ部屋に収容されている男たちにジョウンはこれまでも目覚めては何度も同じ反応を繰り返していたと教えられる。

彼は記憶を失くしている事そして自分が犯した罪を知る。

それは妻と娘を殺害し娘の遺体を遺棄した殺人犯であるという事。

4か月前の出来事だったがそこからジョウンの記憶は失われていたのだ。

あんなにも愛していた妻と娘を自分が殺した?娘の遺体を遺棄した?

どれだけ思い出そうとしても記憶が戻らない日々と 目覚める度に現実に引き戻され身を引き裂かれるような痛みを覚えていた。

妻と娘を想い泣き叫ぶジョウンだったが 時折記憶が戻る瞬間があった。

やがて徐々に彼は事件の真相を思い出していく。

彼には国選弁護人のソ・ウネが付いた。

彼女はジョウンの手足になり塀の外での真実解明の為に動く。

感想


あまりにも衝撃が大きすぎて記憶を失くしてしまったパク・ジョウンでした。

刑務所での同部屋にはジョウンを含め6名の受刑者がいましたが 1日中一緒に過ごす内に次第に仲間意識の様な感情が生まれるのですね。

目覚める度に自分がそこに居る理由を忘れ 何度も繰り返し妻・娘を殺害したとされる 凡そ信じる事など出来る筈もない衝撃を受けるのです。

その度に同部屋の男たちに言い聞かされるのです。

彼の同期であり親友でもある検事カン・ジュニョクはこの事件の担当検事でした。

ジョウンの殺害を裏付ける証拠もあり極刑は免れないとしていましたが ある日の面会の時にジョウンが思い出した事があると告げます。

眠りの中で聴いた呼び鈴でした。

あの日誰かが訪ねて来たのではないかと言うのですね。

それを聞いたジュニョクは驚きそして焦りました。

何故ならそれは彼自身だったからです。

ジュニョクにとってジョウンとその妻とは検事になる前からの知り合いであり 日頃から娘のハヨンをとても可愛がっていたのですね。

ですから誕生日の日日付を跨いではいたけれどプレゼントを渡しに訪れたのでした。

しかしその事実はジュニョクにとって事件に関わっていると疑われかねないものでした。

それにもうひとつ彼が家を訪問したという証拠になる物があったのです。

プレゼントとして購入したぬいぐるみでした。

そのぬいぐるみにはメッセージを残せる録音機能が備わっていたのです。

ジュニョクはそこにメッセージを残していたのですね。

時間と日付が判る内容でした。

その後 彼は警察が押収した証拠品の中からそのぬいぐるみを抜き取ったのです。

刑務官の中にはジョウンの妻ジスの弟テスがいました。

テスも姪のハヨンを溺愛していたのでその子を殺害したジョウンを強く恨んでいました。

供述には娘を殺害後遺棄したとありテスは自分でハヨンが埋められているかもしれない場所を探していたのです。

ジョウンに訊ねても記憶を失くしているので埒があきません。

そんなある日の事です。

ジョウンは自分が娘を埋めたとテスに話し その場所を教えました。

藁をもすがる思いで必死に探しますが見つからず 諦めかけたその時地中から覗くトランクの一部が目に留まったのです。

そうして掘り起こされたトランクにはジョウンの名札が付いていました。

恐る恐る中を開けたテスは泣き崩れます。

そこにハヨンの姿はなかったのです。

テスにとっては安堵でもあるけれどジョウンに騙されたという怒りもあったのだと思います。

ジョウンは記憶を取り戻したのでしょうか テスに告げた嘘は何かの意図を持っての発言だったのでしょうか・・

ジョウンは度々問題行動を起こし懲罰房へ送り込まれていましたが 失われた記憶は戻りつつあったのです。

弁護士ソ・ウネとの面談で事件現場となった家に行ってある物を探して欲しいと告げたジョウン。

それは事件当日の真犯人を示す証拠品だったのです。

裁判の日それを提示する事で全てを明るみに出来ると信じたのですね。

ですが 当日検察側は決定的な証拠を提示しました。

それはジョウン自身による自白映像だったのです。

自分が妻と娘を殺害し 娘の遺体を遺棄しましたと語る衝撃的な彼の姿でした。

重要な人物がいます。

大手チャミョングループの社長であるチャ・ソノ

彼には一卵性双生児の弟チャ・ミノがいました。

兄のソノが大事なのは家族ではなく父親が会長を務めているチャミョングループでした。

結婚は会社の為という位置付であり愛情などは必要ないと考えている人でしたね。

弟ミノはそんな兄と同じ考えである父親に反発しながらも逆らえない立場でもありました。

けれどひとつだけ逆らってでも通したい要求があったのです。

それは父親が兄と結婚させると言う女性ヨニでした。

弟とヨニは愛し合っていたのです。

でも父親はヨニの実家の問題もあり兄と結婚させたのですね。

そんな背景があるふたりでしたが数年後 弟ミノが女性殺人未遂の重要参考人として検察で取り調べを受けます。

その時の担当検事がパク・ジョウンだったのです。

ふたりが再び顔を合わせる事件が起きました。

ミノが自殺未遂を起こし治療の甲斐なく死亡したのです。

ですがジョウンは違和感を覚えていました。

その後兄のソノと出会うのですが どこかその人物が本当に兄の方なのか?という疑問が湧くのですね。

裁判で死刑を求刑されたジョウンです。

それとは相反する確信の持てる事実が彼の心を大きく揺さぶりました。

娘のハヨンは生きていたのです。


ジョウンの記憶が完全に戻る時が訪れます。

刑務所で同部屋だった男たちの中に ジョウンの事件に関わっていた人物がいたのです。

その男が娘ハヨンを誘拐したと知ります。

ですが彼は既に出所していました。

それからはジョウンは同部屋仲間と共に脱獄を計画するのですね。

目的はただひとつ。娘を見つける事!

何度もシミュレーションをし脱獄のその日を迎えます。

このシーンは緊張感ありましたね。

ジョウンと双子の弟との関係・ジョウンと親友ジュニョクの関係が事件を生み 罪なき命が失われ冤罪を生んでしまいました。

最後まで卑怯な手段で罪を免れようとする人物がいました。

でもそんな彼の心を大きく揺さぶり涙を流させたのは彼を愛するそして彼が愛しているただひとりの女性の言葉でしたね。

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最後まで読んでいただきありがとうございました♪

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