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韓国ドラマ「トッケビ∼君がくれた愛しい日々∼」を観て

2023/04/21
 
この記事を書いている人 - WRITER -
りこです。 北海道在住 猫好き・ お笑い・韓流ドラマ・ 野球・音楽・散歩・掃除が好きです。

2017年制作

配信全16話(1話 約80分)


簡単あらすじ


高麗時代 戦いに勝利したキム・シン

民は ” 神 ” と呼んで崇めた。

王様に勝利の報告をしに王宮へ出向いたが 何故か門を開けて貰えず家臣たちは矢を放たれ殺されてしまう。

キム・シンは怒り門を開けさせ王の前に進んだ。

王のワン・ヨは 歩みを止めなければキムの親族を目の前で皆殺しにすると言い放ったが キム・シンは止まらなかった。

そして妹を始め親族一同殺されてしまう。

シンも切られるが最期は家臣の手で死ぬと決め 剣を渡す。

家臣は泣きながら自分も直ぐに参りますと告げ 突き刺した剣はシンの胸を貫いた。

土に葬られることのないキム・シンの身体は息絶え 動物の餌となるはずだったが そこである出来事が起きた。

死を迎える寸前で彼は息を吹き返したのだ。

それは神からの罰であった。

記憶を残したまま生き 愛する者たちの死を見届けよ と最も辛い罰を与えられた。

胸に剣が突き刺さったままキム・シンは不滅の命を持って生き続けなければならないトッケビになったのだ。

そしてその剣を抜くことが出来るのはただ一人トッケビの花嫁だけだった。

そうしてキム・シンは900年の時を生き 現生でひとりの女子高生に出会う。

その女性こそがトッケビの花嫁であるが 胸の剣を抜くその日までにはまだ時間が必要であり ふたりの間に起こる出来事に向き合っていかなければならないのだ。


感想


ファンタジーラブロマンスでしたね。

背景の蕎麦畑や紅葉の木々 雨や雪の景色 桜の花びらが風に舞う様子がとてもきれいでした。

ドラマは老女が語る「人間の血と汗が染みた物に思いが宿るとトッケビになる」という言葉から始まりました。

「以来不滅の身になったトッケビはこの世を彷徨い 花嫁を探している」と。

そして「剣を抜けば無に帰り安らかになれる」

蕎麦の花畑


戦いの地から勝利して帰還したキム・シンに対して 王は非常な審判を下しましたね。

なぜ?と思いますが 実はこの王はシンに対して強い妬みを持っていたのです。

そしてその王に対してシンを逆賊扱いする様に仕向けた人物がいました。

その男は死の審判を受けましたが 逃げ回り現生でもまだ捕まっていないという 恐ろしく執念深い人物でした。

死神も登場しますが 実は最終回に近づくと彼の本当の名前が分かり なぜ死神になったのかという事も明かされます。

死神は言いました。

この世で一番の大罪は自分で命を絶つことだと。

大罪を犯した死神

神はキム・シンを不滅の命を持ったトッケビにしましたが その理由がありました。

” たとえ敵でも神の創造物である どの死も神が与える褒美であり お前が受ける罰である ”と。

これはとても厳しいと思いますね。

記憶が消されているのであれば まだ救いもあると思いますが 戦争と言えども多くの命を奪い その血で染めた剣に罪の意識を染み込ませ 自分の胸に突き刺さったまま生き続けなければいけない。

決して忘れる事を許されず 自分で死ぬことも許されない。

それが何百年も続くという事が どれ程過酷であり残酷でもあり 非情であり罪の深さを思い知り 死ぬよりも辛い日々を送る事であるか・・

自分が犯した罪を忘れる事が出来ず生き続けるという事は 最も重い罰であることは間違いないでしょうね。

後悔を覚えた時からが一番辛いと思います。

死ぬことは無に帰ることなので 真の罰にはならないという事なのでしょうね。

神からの罰

キム・シンとトッケビの花嫁であるウンタクとの恋愛は 可愛らしいものでしたね。

ウンタクは早くに親を亡くしていて 親戚でもいじめられていましたが それでも強く明るく頑張って生きていました。

トッケビと出会い愛を知り 辛い別れも経験しますが 素直で正直な物言いに後を残さない清々しさも感じました。

ウンタクがトッケビに会いたい時や助けを求める時には 炎を吹き消します。

ライターだったりマッチやロウソクだったりします。

とてもファンタジックな瞬間でした。

ウンタクが剣を抜く時 それは彼が消える事

剣を抜かずにいる事 それは ウンタクの命が消える事

トッケビは強い気持ちを持って決断しました。

トッケビは言いました。

自分が死んでも 雨になり初雪になって君の前に現れると。

泣けましたね。

雨になり初雪になって


人間にとって最も過酷な罰を受けたキム・シンでした。

そして 初恋であるウンタクと出会い恋をして結婚をしました。

ふたりは どんなに離れても また時を経ても必ずめぐり逢い 姿を変えても気づけるという 強い絆 で結ばれた運命の人である事が最後まで表現されていましたね。

もうひとつの恋物語は死神とサニーでした。

このふたりもやはり運命で出会い 結ばれていました。

運命は変える事が出来ず 決して抗う事が出来ないものかもしれないなぁと思ったドラマでした。

かなりコミカルな面も多くあり 楽しめましたね☆

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最後まで読んでいただきありがとうございました♪


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りこです。 北海道在住 猫好き・ お笑い・韓流ドラマ・ 野球・音楽・散歩・掃除が好きです。

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