韓国ドラマ「ミスティ~愛の真実~」を観て
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2018年放送
配信 全 16 話(1 話 約 60 分)
ミステリードラマ
「簡単あらすじ」
「ニュース9」という報道番組のメインキャスターを務めているコ・ヘラン。
真実を報道する姿勢が一貫していて 上層部や外部の巨大な組織からの圧力にも屈せず 問題点を追及し不正など社会で起きている事実を次々と「ニュース9」で取り上げていく。
そんな中 世代交代を押してくるスタッフや上層部の意向もあり7年間務めている「ニュース9」のキャスター交代の危機に遭う。
そこで自分の威信をかけて打ち出したのが アメリカで大活躍したプロゴルファー ケビン・リーへの独占インタビューだった。
このケビン・リーが実は韓国名イ・ジェヨンというヘランには忘れる事の出来ない男性である事が判明する。
しかしそのケビンがある日交通事故に遭い死亡してしまう。
ひとりのベテラン刑事がその事故現場を調査中に 疑問を抱き単なる事故ではないとし他殺の疑いを持つ。
それは車の中に残されていたブローチを発見した事からだった。
ブローチの持ち主を捜し たどり着いた先はヘランだった。
そこからヘランに容疑が掛けられる。
自分は関わりがないと主張するが 彼女を追い詰めたい人物が居て 過去にヘランがニュースで取り上げた事に恨みを持つ人の心情を利用し偽証させ ついにヘランは起訴され裁判に掛けられる。
その時ヘランを弁護したのが夫のカン・テウクだった。
ケビンを殺したのは誰なのか?
ヘランとテウクの夫婦の姿を描きながら真相究明に乗り出す。
感想
週末一気に観ました。
最終話は 考えさせられる終わり方でしたね。
ヘランはかなり魅力的な女性です。
向上心が強く野心家でもあるので 仕事面でも対立が多いけれど彼女の主張には説得力があるのです。
圧倒的な存在感と美貌と能力を兼ね備えている颯爽とした女性です。
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ヘランに関わる3人の男性がいます。
3人共に彼女への強い想いがあり それは幸せを願う見守るだけの愛だったり、愛情が憎しみに変わった故だったり 彼女の愛が得られないと苦しむものだったりします。
またヘランとテウク夫婦は すれ違いがキーワードのような夫婦関係でした。
夫テウクは一途に妻への愛を持っていますが 妻は結婚当初から仕事優先で それに対しては夫も理解を示していましたが 2人の間に大きな溝を作ってしまう妻の行動がありました。
妻は1度 妊娠したのですが 夫に云わずに中絶したのです。
理由は仕事を選択した為でした。
せめて夫に相談すればいいのにと思いますが 妻の中では既に決断していて 夫に相談しても無意味だったのでしょう。
その意思は堅かったのです。
後日妻から訊かされた夫は衝撃を受け その落胆振りは言葉を失くす程でした。
離婚を考えざる得ない夫でしたが やはり妻への愛が深く諦めきれない苦しみがあったようです。
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会話も少なくなり終わり掛けていた夫婦関係も 夫が妻の弁護をする事で少しずつ変化が訪れます。
ですが 物語が進むにつれ 戻れない切ない思いを感じました。
またある男性は愛する人の幸せの為と選択した事が、 結局大事な人を失しなわせる事になってしまいます。
人の罪を被っても決してその人を幸せには出来ないし 罪を償う事も出来ない苦しみを与える事になるのだと思いましたね。
やがてはその苦しみを自分で終わらせるしかなくなるのだと思いました。
最終話近くになり真犯人らしき人物が分かり始めますが それまでは あの人か?この人か?まだ登場していないのか?とずっと惹きつけられました。
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ヘランという女性はどんな状況に置かれても背筋を伸ばし前を見据える姿がとても印象的なのですが あまり見せる事はないのですが笑顔がきれいな人でしたね。
ヘランは自分の事は自分で守ると言い切る強い信念の持ち主でしたが 本人が気が付かない部分で いつも誰かに守られていた人だったと思います。
それ故に関わった3人の男性の末路が寂しく感じました。
面白く 大人のドラマという印象で見ごたえがありました。
主なキャスト
- キム・ナムジュ (コ・ヘラン)
- チ・ジニ (カン・テウク)
- コ・ジュン (ケビン・リー)
- イム・テギョン (ハ・ミョンウ)
- チン・ギジュ (ハン・ジウォン)
- イ・グニョン (チャン・ギュソク)
- アン・ネサン (カン・ギジュン)
- イ・ソンウク (オ・デウン)
- チョン・ヘジン (ソ・ウンジュ)
( )内は役名です。
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最後まで読んでいただきありがとうございました♪