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韓国ドラマ「愛はぽろぽろ」を観て

2023/08/28
 
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りこです。 北海道在住 猫好き・ お笑い・韓流ドラマ・ 野球・音楽・散歩・掃除が好きです。

2016年 SBS放送

配信 全120話(1話 約36分)

ヒューマンドラマ


簡単あらすじ

父と二人暮らしのパンウルには 判事を目指し勉強中の恋人ドンジュンがいた。

ある日 妊娠に気づいた彼女でしたが 産むことを父に反対される。

ドンジュンは試験の為 実家に帰省していて彼女の妊娠を知らずにいた。

彼にその事を知らせるにはタイミングが悪く 試験が終わってからと思っていたパンウルだったが やはり不安があり相談する為にソウルへ向かった。

しかし 彼には会えずにいたところ 父親が轢き逃げ事故に遭い危篤だという知らせが入った。

急ぎ 病院へ駆けつけたパンウルに 父が最後の力を振り絞るように告げた

” 母親は生きている “と。 

幼い頃から母は死んだと聞かされていた彼女は驚いた。

そして父は息を引き取った。

轢き逃げ犯は判らないままに……

その後 恋人に妊娠を伝えプロポーズされたが 彼の両親 特に母親に大反対されてしまう。

母親は将来の判事になる息子に夢を抱いていたのだ。

それでも息子の必死の説得を受け 子供には勝てない母は結婚を許し ふたりは無事に式を挙げる事が出来た。

だが入籍はまだしていなかった。

そんなある雨の日 ドンジュンは歩道橋で重い荷物を抱えていたおばあさんを手助けした際に 階段から足を滑らせてしまい 弾みで頭を強打してしまった。

病院へ運ばれたが脳出血が酷く手術をしても助からないと医師に告げられ 心の準備が必要だと言われた。

ドンジュンは脳死状態になっていた。

最愛の人の死を受け入れなければならない パンウルと家族でした。

ドンジュンは生前 臓器移植のドナー登録をしていたのですが それを知っていた父親と兄が ドンジュンの状態に覚悟を決め他の家族には秘密にして心臓の提供を決断しました。

息子の望みを叶えようと云う父に兄も同意したのです。

その後 パンウルは 時折亡き夫を感じさせる男性に出会います。

しかし その男性はとても冷酷な面があり 「感情の無駄遣いはしない」と言い切るような人でした。

ひとつの出会いから パンウルは次第に運命の糸に引き寄せられ 波乱万丈の人生を迎える事になるのです。


      

感想


120話の長いドラマでした。

回が進む毎に入り込んで観ていましたね。

若くして子供を授かり父親に大反対されてしまいましたが その事で喧嘩をした状態のまま 突然の事故で父を失ったパンウルでした。

また やっとの思いで恋人の両親に許しを貰い 結婚式を終えたのに 入籍前に夫が事故に遭い言葉を交わすことなく他界してしまいました。

亡き夫の両親は子供を産まないようにと言うのです。

まだ若い彼女なので自分のこの先の人生を考えてほしいと言うのですね。

でも 彼女は一人で産んで育てる事を選択して 家を出ます。

また 彼女は ” 絶対味覚 “を持つ料理人でもありました。

スープをひと口飲んだだけで使用されている材料を全て言い当てるのです。

その才能と料理のアイデアを買われて業界大手企業に採用されるのです。

ひとりで育てる

パンウルはとても優しく強い人でしたね。

自分の意見はちゃんと言うけれど 何か問題にぶつかると 相手の気持ちばかりを考えてしまい 結果自分は我慢をしてしまうのです。

ですから もどかしさも感じながら観てしまいました。

そして とても愛される人でもありました。

出会った人を大事にして 真っすぐに愛して いつも他人の事を心配していました。

そんな彼女だからか 嫉妬からか 疎まれたり誤解を受けたりもしていました。

それを解くためには時間が掛かり それまでにたくさんの涙を流すのです。

パンウルを笑顔にしてくれるのは 一人息子の存在でした。

この子がまたかわいいのです♡

笑顔をくれる存在

ドラマの中には3組の家族がありました。

そして どの家族の中でも母親の存在感が強く表れていました。

其々に子供に掛けていた夢があり それが自分の思惑と違うためになかなか譲れない気持ちがあるのです。

その為に言い争い 苦しんでいるのですが やっぱり親は子供には勝てないというのが結論でしょうか。

愛する子供にとっての本当の幸せは何なのか・・自分でも子供の為を思い選択している事なのに それを受け入れて貰えないという現実に 親たちも苦しみ続けていました。


子供の方は どんな状況になっても親を捨てる事など出来ないし 理解して欲しいと願うのですが どうしても思うようには進まないという それぞれの葛藤がありましたね。

大事だからこその葛藤

また ある人に執着するが為に自分を窮地に追い込む人もいました。

そして 人として大事な感情も置き去りにされてしまうのです。

また ある人は見守るだけの愛情で接し それ故に切ない想いがありました。

ユニークだったのは 財閥の家で働く家政婦さんです。

ひとり飛びぬけたキャラクターで 最初お金持ちに取り入る人なのかと思っていましたが 実は人情味があって特にパンウルにとっては まだ見ぬ母親との懸け橋にもなっていましたね。

それとパンウルの義父と義母も面白い会話がありましたね。

義母は家計簿を付けながら領収書と金額が合わないとブツブツ言っていました。

それを聞いた義父が「お前は国家予算でも預かっているのか」と呆れたように言ったりするのです。

そんな夫婦ですが ひとりで子育てしている嫁を気にかけ こっそり様子を見に行ってるんです。

義父と義母は決断します。

嫁と孫を受け入れ一緒に暮らす事を。

愛はぽろぽろ



いいドラマだったと思います。

最終回近くには泣けるシーンが多かったですね。

パンウルはひとりの男性と出会い 愛し合うのですが 結婚までには越えなければいけない山が 幾つもありましたね。

最大の難関は彼の母親でした。

自分に関わる人たちの気持が分かる為に 自分を抑えてしまうヒロインでしたが 次々と起こる問題には決して逃げる事はしませんでした。

家族と夫婦の問題や 親子の問題 そして 心臓移植によって繋がれた不思議な縁。

見えない糸が まるで誰かの意思であるかの様に操られていく人間模様でしたね。

少しヒロインに起こる悲しみが多すぎじゃないの?とも思いましたが 面白かったです☆

riko-tsubuyaki-blog
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最後まで読んでいただきありがとうございました♪



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