韓国ドラマ「青い鳥の輪舞（ロンド）」を観て
2015年韓国で放送され最高瞬間視聴率は27.5%を記録したヒューマンドラマです。
2022年10月6日～12月14日 迄 全50話
放映済 BS日テレ
「簡単あらすじ」
誠実な若者ジワン（イ・ジュニョク）は就職活動に励むのですが 無名の大学出身という事がネックになりなかなか採用されません。
挫折を繰り返しながら筆記試験トップで面接を受けることになった大企業があった。
実はそこは亡くなった父の友人が会長を務める会社だった。
そして、その会長の息子がジワンの同級生であり何かとジワンに近づいてくるヒョンド（イ・サンヨプ）。
会長と父との関係もあってジワンはその会社に採用されることになるが、自力での採用を強く望むジワンには受け入れがたい採用通知だった。
だが会長の言葉により意を決して入社することを決める。
愚直なまでの一途さで仕事に向かうジワン。
しかしその背後では母親がひとり抱えている秘密があり また亡き父の親友でもあった会長が起こした昔の背信行為を知り ジワンが動き出す。
感想
第１話を見始めた時は少し地味な印象を持ちましたが 主人公ジワン（イ・ジュニョク）の真っ直ぐに突き進む誠実さにより 物語の先を見てみたくなりました。
とても努力家で頭がよく優秀なのですが 学歴社会の中ではどうしても一流大学出身の肩書が物をいう為 かなり悔しい想いをしていたと思います。
韓国ドラマには家族の絆の強さがよく表現されますが このドラマも例外ではありません。
主人公ジワンも就活中の面接の際に自分の夢は「自分の力で家族を養う事」と語っています。
ジワンが幼い時に亡くした父ですが 家族の中で男は自分ひとりという環境が 成長と共に自分が家族を守るんだとそう決意させていったのかもしれません。
前半は家族に関わる秘密めいた動きがチラチラとは出ますが ジワンや同僚 ・ヒョンドと妹ウンスそして幼馴染のヨンジュの恋愛が中心かなと思っていました。
しかし実は会長とジワン一家の対立にまで発展していく話でした。
その中で 母親だけが知る秘密も明るみになり 苦しむジワンがいます。
とにかく いつも家族の為と考えるジワンなので その家族に関わる 会長が犯した過去の出来事を 明確にするためには 恋人との別れも選択してしまいます。
このドラマで思ったのは 誰かを信じきれるというのは その人の何を見てそう思うんだろう？という事でした。
ただ人がいいだけでは自分の全財産を含めて何もかも他人に譲ろうとは考えないはず。
いくら親友とはいえ。
長年苦労を共にしてきたからこそ解る人間性があるのだろうけれど それって意外に一方的なものかもしれないなぁとも思いましたね。
お金が絡むと人は変わるのかもしれないし その人の中に 信じてくれていた人には見せなった野心と欲望があったからかもしれない。
ジワンは女性の気持に対してはかなり鈍感で ハッキリと言わなければ全然気が付かない男性です。
でもとにかく真っ直ぐなのでこういう人は結婚したらいい夫や父親になりそうだなぁ なんて思ったりしながら観ていましたね。（そこまで考えなくてもいいのですが）(^^ゞ
最終回は少し消化不良気味でした。
カットされていた部分が多かったのかなと思いましたが 知りたいことがあったのに結局その部分はなかったのです。
重要ではなかったのかもしれませんが モヤモヤ感が残っていますね。
全体として面白かったですよ。
あの会長には絶対に謝罪させたかったと本気で思ってしまいましたね。
主なキャスト
- イ・ジュニョク（キム・ジワン）
- チェ・スビン （ハン・ウンス）
- イ・サンヨプ （チャン・ヒョンド）
- ギョン・スジン（カン・ヨンジュ）
- チャ・ミョンギル（ハン・ソニ）
- チョン・ホジン（チャン・テス）
- イ・ヘスク （チョン・スギョン）
- ソン・オクスク（オ・ミンジャ）
- チョン・ウォンジュン（カン・ジェチュル）
- チョン・ジェスン（イ・ジニ）
- キム・ヘソン （イ・ジョンエ）
- ナム・ギョンウプ（シン・ヨンファン）
（ ）内は役名です。
最後まで読んでいただきありがとうございました♪
