韓流ドラマの感想を書いています 気になるドラマの深読みしています

韓国ドラマ「記憶 ∼愛する人へ∼」を観て

2023/09/14
 
この記事を書いている人 - WRITER -
りこです。 北海道在住 猫好き・ お笑い・韓流ドラマ・ 野球・音楽・散歩・掃除が好きです。
詳しいプロフィールはこちら

2016年韓国放送

配信 全16話(1話 約1時間)


簡単あらすじ

大手法律事務所に勤務している 敏腕弁護士のパク・テソク

その闘い方は傲慢で自信家であるが 法律事務所のエースと呼ばれている。

弁護士たちの間では

* 権力者の望みをいち早く察知する洞察力

*地位と権力を利用する判断力

*組織に従う柔軟性

これら三つの力を持つ弁護士という意味で「三弁」と言われている。

私生活では最初の妻との離婚後に再婚をしふたりの子供に恵まれ幸せに暮らしている。

テソクはある日 自身が運転中に急停止をして頭を打った。

医師である親友の診察を受け 念のためにとMRIを撮った。

後日その結果を聞いて愕然とする。

「アルツハイマー」を示す症状が発見されたのだ。

その日から テソクは病気の不安を抱えながら仕事をこなしていくが やがて妻や母親も知ることになり 徐々に症状が現れる。

そんな中 テソクは考え方に変化が訪れ 過去に自分が犯した弁護の誤りに気づき 真実に向き合う事を決める。

そして 15年前に前妻との間に出来た子供の事故死の犯人を探り出す為 記憶が消える前に 全ての時間を使う事にした。

記憶を失うという恐怖と闘いながら弁護活動と 残してきた事件の真相に迫る。


感想


いいドラマでした。

後半 特に最終回は泣けましたね。

ドラマの大半は弁護士としての仕事が多かったのですが その中で母親への愛と父親への憎しみ そして夫婦愛 親子の愛 元妻への想い 等が 描かれていました。

主人公のテソクは40代働き盛りで アルツハイマーという診断を受けますが 最初は妻にも秘密にしていたのです。

仕事に没頭することで不安を払拭したいのですが やはり行動に変化が現れるんですね。

元看護師の妻は テソクの背広のポケットの中から パッチと呼ばれるアルツハイマーの治療剤を見つけました。

すぐに夫の親友の医師に確認して 病気を知るのです。

家族としては衝撃だと思いますが ひとり泣き崩れた後 妻は気丈に夫に接していくのです。

消えゆく記憶

テソクは妻と話し いつもは「おい」と呼んでいたけれど これからは名前で呼ぶよと言います。

「そうすれば忘れない」と。

アルツハイマーは頭の病気なのに 何故か胸が痛いんだと云うのです。

ふたりには中学生の息子と小学生の娘がいますが 息子が父親の変化に気づくのですね。

運転中に道が分からなくなったり 公園でアイスクリームを買いに行って なかなか戻ってこない父を探しに行くと 両手にアイスを持ったまま方向が分からなくて 立往生している姿を見たりするのです。

息子が父の病気を知った事で 孫の気持ちを心配し声を掛ける祖母に「パパには僕も妹もママもいるから大丈夫だよ」と言います。

あるシーンでは 家族の写真を息子が撮るのですが 並んでいる家族の中で笑顔の父親の顔をズームアップして見ているのです。

そこにはどんな想いがあったのでしょうか

ある日 夫の母親が息子の病気を知り 今後苦労するであろう妻を思い こう告げたのです。

「ある時期が来たら 息子は私が引き取るわ あの子が子供に返っても私なら母親だから大丈夫」と…

それに対して妻は答えました。

「私は 妻にも 友達にも 母親にもなります ずっと彼の傍にいます」と。

妻にも友達にも母親にも

支えてくれる家族がいる事がテソクの幸せですね。

消えていく記憶と知りながらも 子供たちを見つめる彼の想いは ……

またもうひとつ 前妻との間に就学前の息子がいましたがひき逃げ事故に遭い亡くしています

前妻は15年経った今でもひとりで暮らしているのですが 自分だけが息子の死を忘れずに辛い思いをしていると思っていたのです。

テソクはそんな元妻に対して「普通の生活をしてほしい お前がこうして一人でいる事が苦しいんだ」と言います。

元妻は子供の命日も忘れている彼を責めました。

けれど テソクの妻から 彼の病気を聞かされ アルツハイマーの症状が出ると 亡くした子供の名前を言っている と聞いて 彼の悲しみの深さを知るのでした。

息子を迎えに来たと保育園に行っては その姿を探したりするんですよね 。

15年間辛さから目を反らしていたようですが 子供とのしあわせだった時間の記憶は消えずにいたのでしょうね。

しあわせの記憶

最終回は本当に泣けるシーンが多かったですね。

嫌っていた父親とのワンシーンがなんともいえない程の感動がありました。

泣けました。

そして 妻への贈り物と それを受け取った妻の行動が また涙なのです。

裁判のシーンも彼の訴える言葉が感動でまた泣けましたね。

本当にいいドラマだったと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました♪

この記事を書いている人 - WRITER -
りこです。 北海道在住 猫好き・ お笑い・韓流ドラマ・ 野球・音楽・散歩・掃除が好きです。
詳しいプロフィールはこちら

コメントを残す

Copyright© りこ【つぶやきノート】 , 2023 All Rights Reserved.