韓国ドラマ「克服の社交ダンス∼小さい僕と大きな私∼」を観て
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2019年
配信全6話(1話 約11分)
「簡単あらすじ」
大学のダンスサークルでペアを組むことになった イ・ビョンヒョンとハン・スジ。
男性のビョンヒョンは背が低く 女性のスジはとても背が高い。
特にスジは身長の事で人の目を気にする毎日だった。
ビョンヒョンは社交的な性格だが 虐めを受けていた過去を持っていた。
ダンスの公演に向けてふたりは練習に勤しむが 技術的にもペアとしてもサークルの中で落ちこぼれ気味だった。
ふたりの迷いながらの練習が続く。
感想
くじ引きでペアを組むことになったふたりでした。
しかも男性で多分一番背が低かったビョンヒョンと 男性の中にいても引けを取らない背の高さのスジでしたね。
女性のスジはあまりダンスは得意ではなくて 単位取得の為にサークルに参加していたのです。
高身長がコンプレックスで自分の事を はみだし者だと思っていました。
好奇の目で見られる事が苦痛だったのです。
それで早期に卒業して平均身長の高いオランダへ留学するつもりだったのです。
でも単位が足りなくサークルに入って来たのですね。
ビョンヒョンは上手く踊れていたのですが ペアのスジとはなかなか息が合いませんでした。
コーチに相手を変えて欲しいと直訴しますが却下されます。
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ビョンヒョンは昔自分を虐めていた男を見かけ 動けなくなってしまいます。
その男が彼の所にやってきますが 精一杯抵抗します。
けれど力でビョンヒョンをねじ伏せようとした男に対して 向かってきたのは なんとスジでした。
彼女は父親に格闘技を教えられていたので なんなくその男を背負い投げしたのです。
背が高い彼女ならではの痛快な展開でしたね。
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ビョンヒョンとスジのダンスは徐々に上達していきますが コーチからはこう言われます「辛そうね」と。
確かにそうなんですね。
背の高い彼女の肩に手を掛ける時も 体を移動させる時もお互いに無理があるのですね。
その為 ひとつひとつのシーンで表情が曇るのです。
ふたりは大きな壁にぶつかるのです。
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行き詰まるふたりにヒントをくれたのはスジの父親の言葉でした。
「自分たちだけのダンスをすればいい」と。
そこで気づくのです。
自分たちは周りと違う事に落ち込むより むしろ違う事を利用すればいいんだと。
そして自分たちだけのダンスをしよう!と決めたのです。
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公演当日 舞台には背の高い女性スジと 背の低い男性ビョンヒョン。
客席には家族も来ていました。
凸凹ペアにクスッと笑いそうな人たちもいました。
でも 音楽が流れるとふたりはとても楽しそうに軽やかに踊ります。
そして なんと役割が男女逆になっていたのです。
スジが男役でビョンヒョンの肩に手を掛け 男性は彼女の腕の下を軽やかに潜り抜けたりするのですね。
会場は拍手喝采でした。
そしてなによりもふたりが楽しそうだったのです。
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気楽に観終えたドラマでした。
タップの音が小気味よくて楽しかったですね。
公演当日のふたりのダンスシーンは 本気で応援してしまいましたね。
それまでに一生懸命試行錯誤しながら頑張っていたので 男女逆の役割を決め実演した時は 観ていても無理がなくて寧ろ自然体の感じを受けました。
周りの人たちと違うならそれを利用しようと言う発想の転換は 前向きでいいですよね。
男女逆だっていいじゃないかという事に気が付いて実行した事が ふたりを変えた様でした。
演技が終わって通路を泣きながら歩く姿がありました。
きっとふたりにしか分からない涙だったのかもしれませんね。
遊び心のあるシーンがありました。
歩行者用信号機のイラストがよくある止まれと進めの他に 一瞬だけ進めの後にダンスをするペアの図に変わったんです。
オッ!と軽く驚きましたが可愛らしかったです♡
最後まで読んでいただきありがとうございました♪
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