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韓国ドラマ「ミョヌラギ わが嫁達の物語」を観て

2024/12/17
 
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りこです。 北海道在住 猫好き・ お笑い・韓流ドラマ・ 野球・音楽・散歩・掃除が好きです。
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2022年

配信全12話(1話約21分)


簡単あらすじ

インテリア家具会社勤務の妻 ミン・サリン

銀行員の夫 ム・グヨン

ふたりは結婚一年目の新婚だった。

しかし 義実家での行事に参加する度にサリンは疑問を感じそれが重荷になってくる。

夫のグヨンはやさしく気遣ってくれるが 徐々に小さな喧嘩が起こる様になってきた。

サリンは考える時間が必要だと感じ夫に居場所を告げず家を出た。

夫も無理に連れ戻そうとせずお互い離れてそれぞれの時間を作った。

グヨンには兄と妹がいて其々結婚しているがやはり嫁としての息の詰まる様な感情を抱えていた。

やがて妹夫婦は離婚の危機になり 兄は実家の行事に参加しなくなる。

サリンもグヨンも結婚はふたりだけの世界ではない事を実感していく。

感想

ミョヌラギ ” とは・・簡単に言うと嫁として義実家に気に入られたいと思う時期だそうです。

その為に多少「ん?」と感じたりしてもつい無理をして頑張ってしまうのですね。

新婚のサリンもその時期真っ只中でした。

義母の誕生日の為にわかめスープやお料理を作ろうと決め前日から泊りに行ったサリンとグヨンでした。

張り切って作った料理を褒めてくれる義母たちでしたが 家族の会話に入って行けず戸惑うサリンです。

自分の知らない人の話題だったのですね。

結局食べる事に専念したためか誰よりも早く食べ終わり その後はデザートを用意しましたが その間食器を片付けテーブルに着いた時には 食べ残したであろうほんの数切れのフルーツがお皿に残っているだけだったのです。

食べる気も失せたサリンの表情に夫は気が付きましたが 義母は残すのは勿体ないからという理由でサリンに食べる様促すのでした。

この日でサリンは ” ミョヌラギ ” を甘くみていたと実感するのです。

義両親の結婚記念日を祝う事になったのです。

レストランを予約したサリンでした。

そこには義両親・義妹・義母の妹・義兄夫婦が出席したのです。

サリンたちが到着する前に義母の誕生日にサリンがお料理を作ったと言う話題になったのです。

すると兄嫁が「サリンさんひとりで作ったの?」

「誰も手伝わなかったんですか?」と聞いたのです。

思いもしない兄嫁の言葉に気まずそうな義妹や義母でした。

そして兄嫁は更に「サリンさんは仕事もしているのにひとりで作らせたの?ひどいわ」と半ば怒りを覚えている様な呆れる様な表情でいたのです。

その場の雰囲気が一気に緊張感を帯びたのです。

また昨年のお盆の日。

兄嫁を連れて義実家へ着いた義兄は疲れたからと妻を連れ休もうとしたのですが そこで義母が兄嫁にお盆の食事の用意を手伝う様言ったのです。

その時結婚前だったグヨンはサリンとデートに 妹も出かける準備をしたのですがそんなふたりに対しても兄嫁は自分だけが手伝うのはおかしいと言ったのです。

義父と親戚はお酒を飲んでいるし夫は疲れたと休もうとしている 義弟と義妹は外へ自分の用事の為に出掛けようとする。

そんな状況に兄嫁はハッキリと自分の意見を言いそのまま帰ってしまったのです。

結婚直後から”ミョヌラギ” を回避してきた兄嫁だったのです。

それ以来義母たちは兄嫁に何も言わなくなったのですね。

そんななかサリンは不満や疑問を感じながらも意見を言う事もなく義母に従い それが「いい嫁」という親族の評価になったのです。

サリンはなぜ自分は反論も出来ないのかと忸怩(じくじ)たる思いを持ってはいたのですね。

ですから夫も妻の内心抱いている想いには気付かずにいたのです。

祖父の法事の時。

夫は自分もサリンを手伝う気持ちがある事を伝え義実家に向かったのです。

ですが義母は男が台所に入るものじゃないと追い払うのでした。

仕方なくサリンは義母の言う通りにまたしても忙しく振る舞うのです。

そして食事の時間。

夫や義父には炊き立ての温かいご飯を。

ところが義母は自分とサリンは昨日の残りの冷えたご飯をよそうのでした。

驚くサリンでしたね。

帰りの車の中でサリンとグヨンは諸々の件で口喧嘩をしてしまうのです。

「嫌なら言えばいい」という夫に対して「あの場で言える訳ない」と言い返すサリン。

夫にはこんな思いがあったのです。

兄嫁との間は上手くいかない義母でしたが

「サリンが母を手伝う姿を見て嬉しかった」と。

「家族の雰囲気も良くなった」と言いました。

「ありがとう」と告げる夫です。

そして夫は心の中で 埋め合わせは家に帰ってからしようと決めていたのでした。

最後にサリンに頼むのです。

「両親と会う日だけ我慢してくれないか」

「その日だけでいいんだ」と。

複雑な心境のサリンでしたね。

ある日の朝。

前日夫が使った食器を忙しい朝に片付けていたサリンはイライラしていたのです。

遅れて起きて来た夫に向かい不満を言ってしまい再び夫婦は口喧嘩をしてしまうのです。

その朝はサリンが出張に出かける日だったのですね。

喧嘩をしたまま出かける妻に対してこのままでは良くないと夫が呼び止めたのですが 時間がないサリンはエレベーターに乗り込んだのです。

追ってきた夫は扉が閉まる寸前に「いってらっしゃい 気を付けて」とだけ伝えたのでした。

サリンも気まずさが残るのです。

サリンは少し前にも口喧嘩をしてひとりで過ごしながらも 「ご飯は食べたのかな」後片付けは・・等 頭の中に浮かぶ悩みがいつの間にかそんな事ばかりになっていた事に気付くのです。

独身の時には浮かばない悩みだったのですね。

でも友人が言ってくれました。

食べなければ生きて行けないから大事な事だと。

その後仲直りの意味もあり夫とデートをするサリンの元に義母から電話が入ったのです。

家に来ないかという誘いなのですがサリンは仕事だと嘘を付いてしまったのですね。

そうして久しぶりに夫婦の時間を過ごしていたのですが ウソの事が義母に知られてしまうのです。

義母に叱られるサリンは言い訳も出来ずにいたのです。

新婚一年目に迎えたお盆がやって来ました。

サリンたちは義実家へ出向きそこには親戚たちが大勢集まり台所は大忙しだったのです。

義母とサリンともうひとりの親戚の女性が準備をするのでした。

内心その女性もこのしきたりに不満を感じていたのです。

準備が整いお盆の儀式も無事済食事の時でした。

サリンはその光景に違和感を覚えたのですね。

男性が大きなテーブルを取り囲み食事しているその横で 女性達が小さなテーブルで窮屈そうに食事をしていたのです。

それが当たり前の様な光景にサリンは「ナゼ?」という思いを抱くのでした。

人数が多いとはいえそれならなぜ年齢順ではないのか なぜ男と女に分けるのか なぜ嫁と婿での扱いが違うのか等・・・。

そんな思いを持ちながらもこの後サリンの実家へ夫と行く事にしていたのですが その時義母が「来年はサリンの実家にはお盆の前の週に行きなさい」と言ったのです。

お盆の当日は義実家で過ごすものだと言うのですね。

これにはサリンもカチン!と来たのですね。

そして夫もその発言はまずいと思い 義妹も言い過ぎだと感じたのですが義母は全く悪びれる様子も無いのです。

サリンも自分の実家を蔑ろにされて言い返したい気持ちがあるにも関わらず何故か反論する事が出来ず苦笑いが出て来るのです。

そんな自分にも嫌気がさすのですね。

サリンは父が亡くなり食堂を営む母がひとりで迎えるお盆には 母と過ごしたかったのです。

夫グヨンも当然行くつもりでいたのですね。

そうして帰宅後サリンは疲れ切ってしまい横になっていると義母から夕食の呼び出しが掛かるのです。

夫は行こうというのですがサリンは「行けばまた夕飯を作らさせられる」と断るのです。

夫はそんなサリンの態度に「嫌なら 行くな」と言い捨てひとりで実家へ向かったのでした。

そんな事が度重なりサリンとグヨンは話し合うのです。

ですが夫にとっては当たり前の光景でも 妻にとっては初めての経験で戸惑い気疲れの日々だったのですね。

しかし夫は「母親は代えられない」と言い 再び「嫌ならなぜその時に言わないんだ」と以前の話を繰り返すのです。

サリンはこの展開に席を立ったのです。

そうして書置きを残し家を出たのです。

「混乱している。今は気持ちや考えを整理したい。旅に出る。考えが纏まったら帰る」という内容だったのです。


“ ミョヌラギ ” 初めて聞きましたね。

日本にもこの様な意味の言葉はあるのでしょうか・・?

生活習慣の違いは多分どこの夫婦でも経験しているものかもしれませんが 愛し合って結婚しても「妻」「夫」の他に「〇〇家の嫁」となると色々大変そうですね。

ひとり旅に出たサリンでしたが夫グヨンは居場所を知るのですね。

そうしてひとりで過ごしている妻の姿を見て思うのでした。

僕の妻でもム家(義実家)の嫁でもなく 君はミン・サリンなんだと痛感したと。

グヨンは学生時代の合宿の日の事を思い出していましたね。

宿泊先にトイレが無く夜には暗い道をその場所まで歩かなければ行けなかったのです。

サリンがひとりで部屋を出た時気付いたグヨンは一緒に出て彼女の前を歩いてくれたのです。

懐中電灯で前を照らすサリンでした。

夫はその時の事を思い妻に伝えたのです。

「これからも君の前を歩いて行く」

「君が後ろに居て足元を照らしてくれたから僕は歩けた」と。

最後まで読んでいただきありがとうございました♪

riko
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