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韓国ドラマ「あなたが願いを言えば」を観て

2023/11/17
 
この記事を書いている人 - WRITER -
りこです。 北海道在住 猫好き・ お笑い・韓流ドラマ・ 野球・音楽・散歩・掃除が好きです。
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2022年

配信 全16話(1話 約61分)


簡単あらすじ

ユン・ギョレは刑務所から出所した日 余命短い犬のアドゥルを抱き海を見ていて そのまま入ろうとしたところをある男性に止められた。

彼はカン・テシク

終末医療施設ホスピスのボランティアスタッフ。

患者さんの最期の願いを叶えるという「チームジニー」のチーム長だった。

やがてギョレはこの施設でボランティアとして働く事になる。

しかし 人生を投げ遣りに生きているギョレにとって 気が進まない仕事だったし すぐに辞めるつもりでいた。

嫌々ながらの毎日だったが 終末期を迎えている患者さんたちと触れ合っていく中で 徐々に彼の心に変化が生まれていく。

そして ギョレは決して偶然ここへ来た訳ではなかった。

彼を導いた人がいたのだった。

感想


泣き所があちこちにあるヒューマンドラマでした。

終末期を迎えた人たちの最期の願いを叶える為に 精一杯手を尽くすチーム長とジニーの人たちです。

ギョレは少年院へ入ったり刑務所へ入ったりと そんな事を繰り返していましたが それには騙されたり濡れ衣を着せられたりと 彼にとっては理不尽な結果でもあったのですね。

子供の頃は父親の暴力に遭っていてその日々は悲惨なものだった。

母親は鬱を患い亡くなった。

彼はそんな時期に出会ったある男性の「辛かったら逃げるんだ」という言葉を噛みしめ ある時父親の目を盗み逃げたのです。

そしてたどり着いたのが養護施設でした。

彼は絵が上手で美大へ行きたかったのですね。

でも 一生懸命貯めた入学金も施設時代一緒だった男性に奪われてしまうのです。

夢を失い自暴自棄になり 世の中に背を向けるようになるのです。

傷つけられた子供時代

ホスピスでは死を迎える人のそれぞれのドラマがありました。

そしてどれもが胸がいっぱいになる光景でしたね。

若い女性はミュージカル女優を目指していたのですが病に倒れました。

彼女の最期の願いは憧れのミュージカルスターと同じ舞台に立つことでした。

その願いを叶えたくチームジニーは動きました。

またある男性は若い頃の後悔を抱えていました。

ひとりの男性の人生を自分の証言によって奪ってしまいました。

謝罪したいというのが最期の願いでした。

ある人は最期の時を妻の元で迎えたいといいました。

チームジニーは彼を車に乗せ妻の所へ連れて行くのです。

そこは妻が眠っているお墓でしたね。

願いを叶える

病気の自分を抱えている妻を思って苦しむ男性もいました。

妻とは結婚式も挙げずにいたので申し訳なさがずっとあったのでしょうね。

他の男性と結婚してしあわせになってほしいと口にしていましたが 内心は違うことを知っていたチーム長は彼にサプライズを興します。

感動したシーンでした。

終末期の人だけではなくボランティアの人の中にもドラマがありましたね。

夫婦でボランティアをしているのですが妻が認知症で夫の事が分からないのです。

妻は家に帰って一緒に働いている男性が同じ家にいる事に驚くのです。

男性である夫はそんな妻に静かにある物を見せました。

そこには二人の写真と夫の名前が書かれた紙が沢山貼られていたのです。

それを見てこの男性が夫であると知るのですね。

妻は泣きながら 私あなたのことを忘れていたのね と言うのです。

夫はいつも静かに見守っていたのです。

この時も泣けましたね。

愛がいっぱい

生まれてくる時は誰かがいてくれるけれど 本当は死ぬ時こそ誰かにいてほしいという台詞がありました。

そして猫好きの私としては号泣したシーンがありましたね。

ギョレの家族の愛犬アドゥルも死を間近にしていたのですが その子の為にと大きなスクリーンに道を映してくれたのです。

その道は まるでアドゥルの目線で アドゥルが走っているようにどんどん動いて行くのです。

色んな道が次々と映し出されて進んで行くのですね。

本当に走っているみたいに。

アドゥルは目を凝らして見ているのです。

ワクワクしていたのかなぁきっと。

思い出しただけでも泣けてきます。

ありがとう


こんな風に死を前にした人たちの最期の願いを叶えてきたチームジニーでしたね。

患者さんの命を救う事は出来ないけれど 想いを汲み取ってあげる事が出来たのではないかなと思いました。

ギョレは生きていく中の大切なものに気づいていきましたし そんなギョレを支えてくれて見捨てずにいてくれた人もいました。

じっくりと観たいドラマだったと思います。

本当に1話に一度は泣いていた気がしますね。

最後まで読んでいただきありがとうございました♪

riko-tsubuyaki-blog
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