韓国ドラマ 「TWO WEEKS」を観て
2013年
配信全24話(1話約43分)
「簡単あらすじ」
天涯孤独のチャン・テサンは質店の支配人だった。
2度服役した過去があり生活ぶりは自他共に認める所謂 ”クズ” であった。
そんなテサンの元をひとりの女性が訪ねて来た。
名前はソ・イネ。
ふたりは8年前恋人同士だったがテサンから一方的に別れを告げられそれ以来の再会だった。
イネはある事実を伝えた。
ふたりの間には娘がいたのだ。
驚くテサンに更にイネは告げた「娘が急性白血病で骨髄移植が必要」であると。
そうして父親である彼に血液検査を受けて欲しいと依頼したのだ。
自分に子供がいるという衝撃の告白に動揺を隠せないテサンだったが 検査を受け後日適合した事を知らされる。
手術は2週間後に決まった。
その間最も注意する事は彼が健康でいる事。
ケガや病気による感染は絶対防ぐ事だった。
しかし喜びも束の間 彼は殺人事件の容疑者となり逮捕されたのだ。
無実を訴えるも証明出来ず自分の言葉に耳を貸す者は誰ひとりいなかった。
2週間後なんとしても病院へ行かなければならないテサンは 護送中事故に遭いそれを利用して脱走する。
それからは警察・検察そして自分を貶めた人間たちからの逃亡の日々が始まった。
感想
テサンは病院の廊下で車椅子の少女に会いました。
その子が彼を見て「パパ?」と呟いたのです。
一瞬戸惑うテサンでしたがやがて目の前の少女が自分の娘だと気付くのですね。
でもどうして自分の顔を知っているのか? 父親は死んだと知らされているはずなのに・・と疑問なのでした。
実は娘のスジンは母親が破り捨てた昔のイネとテサンの写真を密かに拾い上げ丁寧に貼り付けて隠し持っていたのです。
その子はこんな風に思っていたのです。
パパは死んだと聞かされていたのですが「死んだ人の写真は燃やすとドラマで観たけど ママは破り捨てた。だから生きていると思った」と。
そうしてママに見つからない様に隠していたのです。
その写真の人が目の前に現れ 直ぐにこの人がパパではないかと思ったスジンだったのです。
テサンは「通りすがりのおじさん」と自己紹介しましたが そんな彼にスジンは大切なお人形を預けたのです。
そして いつか返しに来てと言い残したのでした。
実はそのお人形が今後待ち受けているテサンにとって辛い逃亡生活の中の支えになって行くのです。
手術の日が決まった日 オ・ ミスクという若い女性が殺されその場に居たテサンが緊急逮捕されたのです。
ナイフから彼の指紋が検出され衣服には被害者の血液が大量に付着していたのです。
更にテサンの腕には注射痕があり警察は麻薬を打ちミスクを襲おうとして抵抗され刺したという見解でした。
現場では至る所にテサンの指紋が付着していて証拠が犯人を示していたのですね。
しかし懸命に無実を訴えるも跳ねのけられ 留置場に入れられたその夜 彼は突然男に襲われ命を狙われたのです。
必死に抵抗し難を逃れたテサンでした。
同じ頃 ミスクを殺した張本人 ソンシル・キャピタルの会長 ムン・イルソクは議員のチョ・ソヒと会っていました。
殺害の動機は 彼女が検事パク・ジュギョンの手先であり 自分とチョ議員のある企みを暴く証拠を掴むために近付いた事 そして彼女がテサンを好きになっていた事に対する激しい嫉妬を覚えた為だったのです。
ミスクの元へ行き裏切られた怒りを持って殺害してしまったのです。
ミスクが殺された事をニュースで知ったチョ・議員は 数日前ムンと訪れた家が現場である事に驚き また逮捕された男が且つてムンに傷害の濡れ衣を着せられ服役させられたチャン・テサンであると知りました。
更には被害者と検事ジュギョンが繋がっていた事を盗聴器で知る事となり 再び同じ人間を犯人に仕立てたムンに怒るのです。
テソンはきっとムンの仕業だと気が付く。
まして検事がジュギョンであれば彼女は何れ自分に辿り着く。
そうなると予定されている慈善競売のイベントで巨額を手にするという野望も叶わなくなる。
そう考えたチョ・議員でした。
そうして彼女は「テサンの口封じ」を命じたのです。
留置場に送り込まれたのはムンの手下だったのですね。
検事のジュギョンの父は彼女が高校生の時他界したのですが その原因となったのがチョ・議員とムン会長だったのですね。
ジュギョンは父が刺された現場を見ていたのです。
その後死亡した父でした。
彼女の検事としての目的はふたりを拘置所へ送る事でした。
その為の準備もしていてミスクと出会い彼女がムンに近付き 部屋にカメラを仕掛けムンとチョ議員との接触を狙っていたのです。
ミスク殺害の後カメラの存在を知ったムン達は それが公になれば命取りに成り兼ねない為 必死で探し回る事になるのです。
チャン・テサンの自白を得られないまま送検が決まったのです。
警察もその速さに驚くのですが 指示が警察庁長官であると知り不本意ながらも従うしかなかったのです。
検察への送検途中テサンが乗っていた護送車が事故に遭ったのです。
横転した車体の中からなんとか脱出したテサンは 騒然とした現場を見て脱走を決意したのです。
傍に横たわっていたオートバイに乗り手錠のまま発進させたのでした。
テサンは2週間後の手術にどんな事をしてでも病院へ行くんだと強い気持ちを持っていたのです。
彼はこの時それまでの生き方を振り返り 一度でいいからまともに生きてみたいと思う様になっていました。
そして娘を助けたいと心の底から思うのです。
捕まる訳にはいかないテソンだったのです。
しかし逃走した彼を追うのは警察だけではありませんでした。
ミスクを殺害したテソンを探し出し罪を償わせるという一念の検事ジュギョン。
留置場でのテサン殺害に失敗したムンは新たに刺客を送り出し 彼を追うのです。
殺人の濡れ衣を着せられたテサンは2週間後の移植手術の日まで綱渡りの逃走を続けるのです。
手錠のままの逃走で始まりましたが そんな中テサンは様々な人に出会いますね。
時には妊婦との出会いで出産を手伝うシーンもありました。
また手術を控えているのでケガをした時は消毒を急ぎ 抗生剤を服用する等必死なのです。
テサンを追う刑事のひとりには元恋人のイネの現在の恋人がいました。
彼はテサンとイネの関係を知らずにいて またスジンのドナーである事も知らされていませんでした。
やがて知る事になるのですが その事実に衝撃を受けるのですね。
イネもテサンが殺人を犯し脱走した事をニュースで知り もしも手術の日に間に合わなければ娘の命の危機が訪れるという恐怖心と闘い続けるのです。
何度も見つかりそうになるテサンですが イネと連絡が取れる日が来て無実を訴えるのです。
イネは彼を信じる様になるのですがそのイネにも危機がやって来るのです。
面白かったです☆
最後まで読んでいただきありがとうございました♪