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つぶやき「VIP 夫婦の辛い一年」

2024/06/17
 
この記事を書いている人 - WRITER -
りこです。 北海道在住 猫好き・ お笑い・韓流ドラマ・ 野球・音楽・散歩・掃除が好きです。
詳しいプロフィールはこちら

夫と妻には忘れられない一年がありました

お腹の中で赤ちゃんが心肺停止になり産むことが出来なかったのです

既に女の子だという事も分かっていてふたりはとても喜んでいたのに・・・

この時期に妻は体調も精神も痛めて立ち直れずにいたのです

夫も耐え難い苦しみを抱えながらも妻を気遣っていました

妻の落胆ぶりを誰よりも近くで見ていた夫は 妻が子供の後を追うのではないかと不安が尽きなかったようです

眠っている妻がこのまま目を覚まさないのではないかと恐れる日々が続きました

ですから自分も同じように落ち込んでしまうと二人ともダメになると思い夫は敢えて苦しみを隠しその時期を耐えたと話しています

一方妻は夫を気遣うところまでは気持ちに余裕が無かったのでしょうね

自分の事で精いっぱいだったのだと思います

この時期にふたりの距離が出始めたようです

夫としては妻の辛い気持ちもよく理解できたのでしょうけれど ふたりで乗り越えたいという気持ちはあったようですが 妻は子供を亡くした事に関して 多分自分自身をも攻める気持ちもあったのだと思います

なかなか立ち直れず そんな状態で夫を受け入れられずにいたのでした

その一年が妻にとっては

「たった一年」でしたが

夫にとっては

「長い一年」になったようです

そんな時に夫の実父の死があり 愛人との出会いがあったのでした

精神的にも肉体的にも立ち直れずにいた妻

自分も辛かったけれど妻を支えたいと歯を食いしばって耐えてきた夫

しかし その一年が夫にとって気持ちのやり場のない 救われたいと自分の心が叫んでいた一年だったのだと思います

だからと言って妻への愛が無くなったわけではないのが苦しいのですね

10年間の夫婦生活の中では他人には分からない気持ちの行き来があるのだと思います。

苦境に立った時お互いを思いやる気持ちはあったのだとしても 夫婦の間での温度差は知らないうちに広がっていたのかもしれません。

それでも他の女性に気持ちを寄せるのはまた別の話だとは思いますが 人間はそんなに強くもないし理想通りにもいかないのが現実なのでしょうか

けれど夫は決して妻を愛していない訳ではなくそれは自分でも否定していましたから100%愛人へ気持ちが向かってはいないのはドラマを見てもわかります。

この一年がふたりにとって大きな意味を持っていたのは間違いないようですね。

夫は歯を食いしばって耐えたと言って 妻は苦しいなら自分も苦しいんだと言えばよかったのに!

と胸の内を叫んだ。

すれ違いってこうして生まれていくのかなぁ・・

嫌いになった方が楽なのかもしれないですね。

二人の中ではお互いへの愛は消えてはいないようです。

けれど戻れないという現実もまたそこには出来てしまっていたようです。

最後まで読んでいただきありがとうございました♪

➡️感想本文「VIP ~迷路の始まり~」

➡️深読み「VIP 夫涙の真意は」

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