韓国ドラマ「ナミブ-砂漠と海の夢-」を観て~第7・8話~
2024年
配信全12話(1話約60分)
毎週月・火曜日配信
現在8話迄配信済
「ここまでのあらすじ」
歌手を目指すユ・ジヌと彼を売り出す為に新たに「パンドラ」を再結成したカン・スヒョンたち。
ジヌはオーディションに参加する。
しかしそこで以前スヒョンが代表を務めていた「パンドラエンターテインメント」の新代表ヒョンチョルの妨害を受け始める。
またユ・ジヌに対して先輩のイ・ハニョンは自分たちの様な存在は成功せず いずれ代表にも捨てられるんだと言い含めるが ジヌの歌う事への夢を立ち止まらせる事は出来ずにいた。
カン・スヒョンが代表の座を追われたのはパワハラ疑惑の映像が元だった。
これも仕組まれた物であったがそれを撮影した人物が実はユ・ジヌであった。
ジヌもまた意図せぬ事で利用されたのだが事実を知った後でもスヒョンは彼を見捨てる事はしなかった。
その態度にイ・ハニョンは驚く。
芸能界に大きな影響力を持つオーディションに出演したジヌは第一ラウンド合格を果たし次のステップへ進んだ。
巷ではその時の映像がSNSで話題になりジヌの歌声に賞賛のコメントが溢れていた。
しかし一方ではパンドラ新代表ヒョンチョルに依る裏工作が進められていた。
感想
SNSでの話題や関係者の間でユ・ジヌは逸材だと囁かれ始めました。
カン・スヒョンと夫は彼のブランドイメージを考えるのです。
スヒョンはジヌを一粒の雨が大河に流れその後 激流に揉まれ耐えながら海へ流れつくというイメージを持ちアピールするのです。
その頃ジヌの母親は息子はいずれ海外進出もあると投資を持ち掛け大金を得ようとしていました。
それを知っていたのはパンドラの新代表ヒョンチョルと彼の指示に従うジヌの先輩イ・ハニョンでした。
母親はどこまでもジヌをお金を稼ぐ道具として利用するのですね。
オーディション第2ラウンドはペアを組んでの挑戦でした。
ここでもジヌの評価は高かったのです。
次のステージでは生放送で視聴者の投票が加わるのです。
そこに参加できるのは僅か8名。
ジヌは進出しました。
ですがここでもジヌを迷わせる事が起こるのですね。
以前イ・ハニョンに頼まれ運転代行した時の事です。
彼は事故を起こしてしまったのです。
そしてその場所に一枚の名刺を落とし その事に後日気が付いたのですが 探しに行けずハニョンに相談していたのです。
事故現場だけにその名刺の人に迷惑を掛けたくないと思ったのですね。
それがカン・スヒョンの名刺だったのです。
ハニョンはその後受け取った名刺を自身が所持していたのです。
しかしそれもまた利用されるのです。
更なる問題はその車には薬物が積んであったという事でした。
勿論ジヌは知らずに頼まれて運転しただけなのですが イ・ハニョンはその存在を知っていたのです。
敢えてジヌに代行させたのですね。
もしも薬物運搬に関わったとなれば歌手の夢など叶える事も出来なくなるのです。
知らなかったという言葉には説得力も持たないのですね。
そうしてジヌは選択を迫られるのです。
薬物運搬と事故の件で そしてスヒョンの名刺が現場に落ちていた事で ジヌがこのままオーディションを受けたとなれば カン・スヒョンにも影響が及ぶと言うのですね。
「スヒョンを守りたければ自ら脱落しろ」とイ・ハニョンからの伝言を聞かされたのです。
ユ・ジヌの出番がやって来ました。
生放送でのオーディションなのですが ステージの真ん中に立つジヌは一向に歌う気配が無いのです。
プロデューサーの怒号や慌てふためくスタッフの動きの中で 漸くジヌの歌声が聴こえ始めたのです。
客席で見ていたスヒョンと夫もホッとした様な安堵感を味わったのです。
ジヌは静かなその曲を歌い上げました。
ですが次のステージに進むことは出来ず脱落という結果になったのです。
当日の予定曲を突然変更した事が主な理由の様でした。
帰宅後ジヌは事故に纏わる件で自ら脱落しろと脅迫を受けていた事をスヒョンと夫に打ち明けたのです。
ふたりの問い掛けに「薬が積まれていた事等全く知らなかった」というジヌの言葉を受け スヒョンは「だったらなぜあんなやつの言葉を無視しなかったのか」と怒りをぶつけましたが ジヌの「代表(スヒョン)達の人生が・・」と応えたところで 夫は察し話を終わらせたのです。
後日スヒョンはイ・ハニョンに会いに行きました。
スヒョンは事故の件に関する口止めを要求したのです。
イ・ハニョンさえ口を噤めばこの件が知られる事はないというスヒョンでした。
「私の事はどれだけ嫌っても構わない でもユ・ジヌを守って欲しい」
しかし意外な返答をしたハニョンなのです。
「何を隠すと言うのか?どんな証拠を?」
「何もない」
「最初から何もないんだ 何も・・」と。
実は運転を依頼した時 車の座席にアタッシュケースがありそこには薬物が入っていたのですね。
ハニョンは悩みましたがユ・ジヌが車に近付いて来た瞬間それを持ち出したのです。
そうして別の車に移動させていたのです。
彼の言葉に一瞬声を詰まらせたカン・スヒョンでしたがその後思わず目を潤ませたのです。
その姿に目を見張り驚くイ・ハニョンでした。
そうして帰り際スヒョンは彼に自分の名刺を渡し
「今の生活から抜け出すなら連絡して」と伝えたのです。
ハニョンは
「あなたの為に協力したのではない」と反発しましたが スヒョンは
「分かってる」
そう応え部屋を後にしたのです。
スヒョンはある芸能事務所から電話を受けました。
ユ・ジヌを買いたいというプロデューサーからの電話でした。
以前ジヌをオーディションで優勝させ高額な譲渡金で大手プロダクションへ移籍させる予定でいたのです。
しかし決勝には勧めず脱落した事でその事務所から受け入れ拒否の通達があったのです。
譲渡金を充てにしていたスヒョンにとって大きな落胆だったのですね。
ですが別の事務所「TAエンターテインメント」から思わぬオファーを受けスヒョンと夫は悩みましたが決断したのです。
ユ・ジヌには行き先を教えず彼を連れてその事務所へ向かったのです。
どこへ行くのか尋ねるジヌにふたりは沈黙を続けるだけなのです。
そうして関係者と会いその場で譲渡契約書を提示されその条件を受けるスヒョン。
直後「ユ・ジヌ あなたを移籍させる事にした」と書類を見たまま告げたのです。
「好条件の引き抜きだから あなたにもよくしてもらえる」と続けたのでした。
ジヌはただ茫然とスヒョンとその夫の顔を交互に見つめ 何が自分に今起こったのか理解が追い付かない様子でした。
夫達は契約書に押印し契約が締結したのです。
ユ・ジヌはスヒョンの手を離れたのです。
目を閉じ暫くしてジヌは口を開きました。
「ひとつお願いがあります」と始め
「マネージャーを自分で決めたい」と申し出たのです。
会社側は勿論快諾し数名の候補者を紹介しました。
ジヌはゆっくりと指差しました。
「彼女をマネージャーに」と
その先に居たのはスヒョンだったのです。
驚きのマネージャー指名でしたね。
まさかスヒョンだとは意外でした。
ジヌを売るという目的は最初からの予定だっとは言え 最終的にやはり気持ちに迷いが生まれたスヒョンだったのですね。
でも譲渡金がどうしても必要でありその金額が予定していた額だった為ジヌを手放す決心をしたのです。
果たしてスヒョンは彼の要望を受けるのでしょうか・・
ジヌはやはりイ・ハニョンの言っていた「いずれ捨てられる」という言葉が現実になったと感じたのでしょうか・・
残り4話になりました。
1月20・21日に-第9・10話-が配信される予定です。
ジヌも気になりますがイ・ハニョンの今後も気になりますね。
最後まで読んでいただきありがとうございました♪