韓国ドラマ「ナミブ-砂漠と海の夢-」を観て 第1~4話
2024年
配信全12話(1話約59分)
2024/12/23~配信開始
現在4話迄配信済み
「簡単あらすじ」
芸能事務所 ”パンドラエンターテインメント” の代表を務めるカン・スヒョンはアイドルへのパワハラを指摘されその座を追われた。
しかしそれは仕組まれたものだった。
スヒョンを追い出したのは彼女に恨みを持つ新代表になったチャン・ヒョンチョルだった。
また長期間のレッスン生に対して会社は解雇を決め歌手を目指していたユ・ジヌにも言い渡された。
ジヌには母親が事務所から借り入れをしていた2億ウォンという大金の返済も課せられた。
即日寮も出る事になった。
スヒョンにはどうしても手に入れたい ”工場 ” があり売買契約に必要な残金10億ウォンが必要だった。
彼女は解雇されたユ・ジヌに才能を感じ彼を世に出しその後大手のプロダクション事務所へ譲渡する事を考えた。
その譲渡金の目安がありジヌならそれに値するだろうと見込んだのだ。
またジヌも借金返済があり自分を買って欲しいとスヒョンに申し出た。
その条件としてスヒョンの息子を守ると言ったのだ。
息子は学校でイジメを受けていた。
スヒョンは彼を受け入れ「パンドラ」の再結成を決めた。
そこには夫と友人も参加しユ・ジヌを売り出す事になった。
スヒョンはいきなり世界的なオーディション番組にジヌを出演させると決めたのだ。
感想
スヒョンが代表を務めていた「パンドラ」は20年前に夫と立ち上げた事務所でした。
しかしその10年後ひとり息子が事故に遭い聴覚障害を負ったのです。
事故現場には母親のスヒョンが一緒だったのですが 仕事の電話を受けていた為一瞬子供の手を離した隙の出来事だったのです。
その後アメリカで治療を受けるも既に聴力を取り戻す事が出来ない状態だったのですね。
そこからスヒョンは息子の為にと “工場 ” を手に入れる事だけ考える様になりその為の支度金を得る為 今まで以上に仕事に没頭し 必然的に家の事は夫が担当する形になったのです。
「パンドラ」のプロデューサーだった夫は一年だけ家の事や息子の世話を・・と思い日々過ごしていたのですが それがいつの間にか10年の歳月が流れその状態は変わる事が無かったのですね。
妻は相変わらず工場に拘り後少しの段階まで漕ぎつけたのですが そこで代表を降ろされ「パンドラ」から追い出されたのです。
妻が拘る “工場” には息子に対する罪悪感やひとりで責任を背負う懺悔の気持ちがあったのですね。
そして夫はそんな風にひとりで全てを抱えている妻にもどかしさややりきれなさを感じていたのです。
もっと頼って欲しかったのかもしれませんね。
妻の口を開けば「工場工場」という毎日に疲れも感じた夫は遂に離婚を言い出したのです。
歌手を目指していたユ・ジヌは9歳の時に芸能事務所の玄関に棄てられたのです。
両親は貧しくその日常は喧嘩が耐えず母はジヌを歌手にしてそのお金を手にしようと狙っていたのですね。
しかしなかなか芽が出ず母とも疎遠になっていたのです。
ジヌは日中自分と同名のスヒョンの息子ジヌに付き添い 彼をからかう男子生徒達から守っていました。
そうして夜間 同じ芸能事務所に居た友人の働くクラブでアルバイトをしていました。
その男性から「カン・スヒョンを信じるな」と言われていたジヌだったのです。
それがどういう意味かを知らずただ戸惑いながらも頷くのでした。
ある夜 ジヌはその友人に頼まれクラブの客を乗せ運転代行する事になったのです。
しかし途中事故を起こしてしまいその場にカン・スヒョンから受け取った名刺を落としてしまったのです。
それは後になって気付いたのですが友人に相談すると彼は「あの女が捕まろうと関係ない」と笑って去って行ったのです。
ジヌはただ不安を感じるばかりでした。
この友人もまたカン・スヒョンに恨みを抱いているようですね。
スヒョンは契約の前にジヌの事を知る必要があるとして彼を伴い母親に会いに行くのです。
しかしそこで聴く親子の会話はスヒョンを不愉快にさせ怒りを覚える程の母親の言動でした。
この母の頭の中はお金の事だけであり 疎遠だった息子を心配する言葉も無く 顔を見るや即座に芸能事務所の契約金の事を持ち出すのです。
挙句の果てに事務所の契約解除の事を打ち明けると「あんたなんか産むんじゃなかった」と暴言を吐いたのです。
ジヌは母に対して「オーディションを受ける。僕はこれしかないんだ」と涙をこらえ伝えたのです。
そして「頑張って働くからだから・・」と。
スヒョンは我慢が出来ずジヌの手を引き母親に向かい「二度と近寄らないで!顔も見せないで。私が彼を貰います!」と言い放ちその場を後にしたのです。
そして ジヌが10年もの間パンドラエンターテインメントでレッスン生としてでもやってこられたのは 彼がただひたすら目立たない様に上の者たちの気に入る様に自分を殺して過ごしてきたからだと知ったスヒョンだったのです。
それは事務所に残る為の術・・だったのですね。
帰り道スヒョンはジヌに言いました。
「これからは他人に合わせたりしないで自分の事だけ考えなさい」
「歌手としてどうなりたいか 明確な意識を持てば必ずファンは着いて来る」と。
そうしてジヌの手に書類を渡しました。
新たな「パンドラ」との専属契約を結ぶのです。
スヒョンはその後ある人達を訪ねました。
子供の頃親に棄てられた彼の事実上の保護者だった親戚です。
そして驚く話を聴いたのです。
ジヌは自傷行為を繰り返していたと言うのです。
更に暴食を止められずにもいたのです。
ジヌの友人もその習癖を知っていて「自分を傷つけると落ち着く 思い切り食べると冷静になれるんだ」という理由も聞いていたのでした。
ジヌはスヒョンの家に住まわせてもらうのですが ある日の夜中親戚から暴食の話を聴いていた彼女と夫はその事実を見てしまうのです。
アルバイト先から戻ったジヌは一心不乱にお菓子を食べ続けていたのです。
それは何かに取り憑かれたかの様でその姿に驚くスヒョン達でした。
「パンドラ」の再結成には離婚問題のある中でしたが プロデューサー経験のある夫の協力も得る事が出来 また元パンドラ時代の仲間だった女性が加わり 3人はユ・ジヌを世界的なオーディションに送り出す為のスタートを切るのです。
発声や目線 曲の選定等レッスンが始まったのです。
ジヌの抱えている心の闇の部分を知り精神面のケアにも目を向けるスヒョン達なのです。
そうして迎えた当日 いよいよオーディションが始まりジヌは舞台に立ったのです。
カン・スヒョンが ” 工場 ” に拘るのは事故後息子が書いた「将来の夢」という作文でした。
「社長になりたい」と書かれていたのです。
母の様になりたいと。
その夢を叶える為に必死に工場を手に入れようと一途に突き進むのですが 現在高校生になっている息子の本当の気持ちはどうなのか・・あの少年の夢のままなのか・・母の思いとは違っているのかもしれません。
2025年最初の投稿は「ナミブ-砂漠と海の夢-」でした。
ナミブというのは「何もない」という意味らしいですね。
アフリカのナミブ砂漠からのイメージでしょうか・・(‘;’)
第5・6話は 1月6日・7日の配信になります。
観終えましたらまた感想を投稿したいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました♪