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韓国ドラマ「悪の花」を観て

2023/06/20
 
この記事を書いている人 - WRITER -
りこです。 北海道在住 猫好き・ お笑い・韓流ドラマ・ 野球・音楽・散歩・掃除が好きです。

2020年制作

配信 全27話(1話 約42分)

ラブサスペンスドラマ


簡単あらすじ


ペク・ヒソンは妻のチャ・ジウォンと一人娘のウナと幸せに暮らしていた。

ヒソンは金属工芸作家・職人で自宅で「明星が留まる空間」という工房を営んでいた。

妻は警察の強行犯担当の刑事だった。

ヒソンの学生時代の友人である記者が 18年前に地元で起きた殺人事件の記事を書いていた。

その中でひとりの男が殺害された日 村から消えた知人がいた。

後日 消えた知人が犯人だと考えざるを得ない物的証拠が発見され 指名手配されたが 未だ行方も分からない状態だった。

友人の記者は取材の為に尋ねた工房で 指名手配されているその男性に出会った。

それが現在ペク・ヒソン と名乗る 男 イ・ヒョンスだった。

記者は18年前の殺人事件にイ・ヒョンス(ペク・ヒソン)が関わっているのかを問いただすが そのまま地下室に監禁されてしまう。

そして その日からイ・ヒョンス(ペク・ヒソン)の周りで長年隠されてきた事実が少しづつ紐解かれていくことになる。

チャ・ジウォンは夫が偽名を名乗っている事は知らずにいるが 幾つかの事件を追う中で 18年前の事件と類似点が出てきて そこから徐々にイ・ヒョンスという人物へ近づき やがて夫の正体にも近づいていく。

感想


面白いドラマでしたね。

夫ペク・ヒソンは若い頃 “ 反社会性パーソナリティー障害 “と診断されていた。

感情が分からないという症状でした。

例えば映画を見てもどこで笑ってどこで泣くのかが分からないのです。

それは単に感性や感受性の違いではなく 人の心に映る感情そのものが理解出来ないのですね。

ですから 妻に対しても

「愛していると一瞬たりとも思った事がない」

と姉に話しているのですが

姉に「妻はどんな存在なのか?」と聞かれると

「自分にとって重要な人」と答えるのです。

「重要な人」という気持ちの中の位置づけが それを「愛」だとは認知できないのでしょうね・・

姉はそれを聞いて「愛しているのね」と言いますが 愛そのものの感情が判らないので彼にとっては未知の感覚なのかもしれません。

ですから 罪悪感という感情もまた 彼は理解が出来ないのです。

感情が判らない

そんな彼にも子供を思う気持ちはあるのですね。

娘の好きなたまごタルトをたくさん買ってくるシーンがありました。

彼(ペク・ヒソン)はとても謎めいた印象で 最初は妻の事をこう言っていました。

「彼女は目に見えるものしか信じない。だから扱いやすいんだ」と。

何かの目的の為に彼としては 利用しやすい妻チャ・ジウォンだったのでしょうか。

そんな彼でも妻への感情には自分の中で説明出来ない 胸が痛くなる感覚を覚えていくのです。

彼女の一途な自分への想いを受け止めようとしてきます。

ですから 彼としては応える為に彼女の望む事をしようと考えているのですね。

妻が笑顔でいると彼も嬉しくなり 妻に「なぜ嬉しそうなの?」と聞かれ

「君が笑っているから」と答えたりもします。

でも、その会話までには幾つかのこころの交信が必要ではありました。

自分の感情を知りたい

18年前には連続殺人事件も起きていました。

その数か月後にト・ヒョンス(ペク・ヒソン)が犯人とされた殺人事件が起きたのです。

その日から18年の年月が流れ 名前を変えて結婚もして父親になって 静かに生きてきた彼でしたが 本当に彼があの事件の犯人なのか?

名前を変えるには特別な理由があったのではないのか?

過去の事件を追う中で疑問を抱く妻のジウォンなのです。

でも 一方では疑いもまた消すことが出来ずにいるのですね。

愛する夫の真の姿を見る事になり それが妻を悲しませる事にもなるのです。

そしてまた 刑事としての役割り 犯人逮捕という使命に悩む事にもなる妻でした。


自分を信じることが出来ない夫ト・ヒョンス(ペク・ヒソン)でした。

だから感じている気持ちを愛と信じる事が出来ないのです。

自分には人を想い続ける事が出来ないと思い込んでいるようでもありましたね。

でも涙が出てくるその気持ちは 何だろう?と問いかけるのです。

また彼は 相手が何を考え 自分に今どんな言葉を求めているのかが分かるのですよね

人として自分の感情が判らないというのは なかなか想像するのが難しく思いました。

本人は苦しいんじゃないのかなーと思いましたね。

でも 言葉で説明出来ない感情を抱ける事は 彼にとって とても大切で重要な気持ちでありましたね。

最後まで読んでいただきありがとうございました♪

riko-tsubuyaki-blog
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