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韓国ドラマ「操作∼隠された真実」を観て

2023/09/01
 
この記事を書いている人 - WRITER -
りこです。 北海道在住 猫好き・ お笑い・韓流ドラマ・ 野球・音楽・散歩・掃除が好きです。
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2017年

配信 全20話(1話 約46分)


簡単あらすじ


ハン・ムヨンは柔道のオリンピック代表選手だった。

しかし身に覚えのないドーピング疑惑により柔道界を追放されてしまう。

ムヨンには唯一の家族である兄がいた。

兄は大手新聞社「大韓日報」の記者だった。

その兄がある日 ムヨンの目の前でトラックに轢かれ死亡した。

彼が兄の元へ駆け寄った時 トラックの窓からライターを持って手を出している男を見た。

轢き逃げ犯が逮捕され 後日 裁判を傍聴していたムヨンは 事故当日自分が見た男の印象と違う事に違和感を覚え 目の前にいる犯人は別人だと確信を持った。

そして 兄の死は事故ではなく殺されたのだと。

それは 兄が亡くなる前に言った「真実を明らかにする」という言葉からそう思うに至ったのだ。

ハン・ムヨンは新聞記者だった兄が過去に書いた記事を元に 何に対して真実を明らかにしたかったのかを探ることにした。

そこから兄の死の真相を解明する。

しかし 真相に辿り着くには様々な妨害も受ける。

そして また 追及することによって 彼が受ける痛みも待っていた。


感想


なかなか面白いドラマでした。

検察・警察・弁護士・新聞社の人物が 事件を隠ぺいしたり 証拠隠滅に手を貸したり 真犯人を作り上げたり 真実を葬り捏造された記事を広める という 恐ろしく悪質さを見せつけられる内容でしたね。

大手の新聞社が報じるのだから そこに ” 嘘 ” など存在しないという意識を利用した 作られた報道が 事件の被害者や無関係の人たちも巻き込んでひとつの方向へ誘い出す様には 一種の怖さを感じました。

ある特定の人たちの間で行われ る 「嘘」が「真実」として世間に広められてしまうのです。

真実とは・・

真実を隠すその裏には決まって 絶対に知られてはいけない悪事がありますね。

ですが このドラマの中でひとつだけ 真実を知らせる事が躊躇われるシーンがありました。

兄の先輩記者であるイ・ソクミンが知った事実を 弟ムヨンに伝えるべきか どうか・・・

伝える事が彼にどのような精神的ダメージを与えるかを想像出来たために迷うのです。

でも そこを通らなければ進めないという現実もありました。

兄が残した記事とは

ハン・ムヨンは真実追及の為にネットメディア「愛国新聞」の記者になります。

同僚4人と一緒に現場へ赴き 白骨化した死体を発見したり 彼らより先回りした情報戦で窮地に立たされたり 逮捕されたりと様々な波乱が続くのです。

彼には他にも協力し合える人たちが現れます。

検事のクウォン・ソラ 大韓日報のイ・ソクミン そして愛国新聞が借りている小屋の家主の暴力団組長達。

この組長が結構いい味出していましたよ。(*^^)v


大手新聞社の大韓日報には「スプラッシュチーム」という社の象徴的存在の精鋭部署がありました。

名前の由来は「美しき剣」 真実を伝えるというのがモットーです。

しかし チームが取材した記事も 差し替えに遭い 真実を捻じ曲げられた報道により 責任を取らされチームは解体させられてしまうのです。

それもある人物による圧力なのですね。

知られては困る「真実」の為でした。


陰謀と圧力

思わず見入ったシーンがありました。

ムヨンが見知らぬ男に襲われた時  相手の手首には刺青がありました。

小さな図柄でしたが 印象的でその刺青を元に自分を襲った人間を探していたのです。

ある日 調査の為に訪れた場所でアルバムを見ていたムヨンは 一枚の写真に目を奪われました。

そこに写っていたのは ひとつのシンボルマーク!

あの刺青と同じ図だったのです。

私は 思わず「これだ!」と叫んでいました。(^-^;

実はこのマークが事件の真相へと導くのです。

ドラマを象徴するような こんなシーンもありました。

大韓日報社内のロビーの床にはスローガンが刻印された箇所があるのです。

真実だけを追求せよ

後ろに人を引き連れた人物が その上を歩いて行きます。

 ”真実” という文字を踏んで ……



真実という言葉が多く出てくるドラマでしたね。

兄が書いた記事から辿り着いた先は 悲しく残酷で人間の心を操作するものでした。

最終回近くには本気で泣けましたね。

実際に事件の真相を捏造して発信したら・・・それが大手のメディアだったら・・それを疑う国民はどれ程いるのだろうかと考えさせれてしまいました。

いつの間にか「大手だから正しい報道だ」という認識がインプットされてしまっているのではないか?と思わせる様なドラマでしたね。

見ごたえありましたし 面白かったと思います☆

最後まで読んでいただきありがとうございました♪

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