韓国ドラマ「上流社会」を観て
2015年韓国SBS放送
配信全16話（１話 約1時間）
「簡単あらすじ」
百貨店に勤めるジュンギはユミン百貨店の本部長チャンスと高校の同級生だった
その百貨店でアルバイトとして働いているのが ユナとジイというふたりの女性
しかしユナは友人ジイに隠していることがある
ある日御曹司のチャンスと家柄がいいという事でお見合いをすることになった女性がいた
だがその女性はお見合いを壊すために服装や態度などわざと彼に嫌われるように振る舞うがチャンスにはその意図を見破られてしまう
その日 偶然にもジュンギはその女性と二度出会った
それは彼女が お見合いに向かった時と戻った時だった
ジュンギは何故なのか彼女の様子の違いに違和感を覚えた
そして三度目の出会いが起きる
ジュンギは「同じ人と３度目の出会いは運命だというが 俺は信じない」と呟く
20代の4人の出会いと恋愛が始まろうとしている
感想
久しぶりに肩に力をいれることなく観られたドラマでしたね。
2組の男女の恋愛ドラマです。
ジュンギとユナ・チャンスとジイ
ジュンギは貧しい家庭で育ちましたが 両親がとても仲が良く 愛情に包まれていました。
ユナは 財閥の会長の娘で 4人兄姉の末娘です。
ですが 姉たちと仲が悪く 母親も彼女を「疫病神」だと言う程 遠ざけようとしていました。
ユナはそんな家が嫌で 親に内緒でアルバイトをしていたのです。
チャンスは 大手百貨店の三男で 何不自由なく暮らしています。
女性に不自由のないモテ男ですが 友人のジュンギに対してだけは 彼を家族だと言う程に信頼していました。
ジイは ジュンギと似ていて貧しい家庭で育ちました お金が一番大事と逞しく生きていますが 学歴社会の中で高卒という事が正社員への道を遠ざけています。
ジュンギはこんな事を思っている青年です
「金持ちに生まれると裕福になれる 真面目に生きれば報われる 愛があれば幸せと親は云うが 俺は信じない！」
「貧乏人が裕福になれないのは 貧乏の中で幸せを探すからだ」
「貧しいと決して幸せになれない」
ジュンギが子供の頃父親がひたすら頭を下げている姿を目にします。
父親は悪くないのに 相手の男の横暴で屈辱的な扱いをされていたのです。
ジュンギは父に「どうして向かっていかないんだ」と怒ります。
その経験からジュンギは 貧しいから人に見下されるのだ と思うようになるのですね。
ですから 愛というものも信じようとしないのです。
チャンスは 結婚と恋愛は別だと 育ってきたのですが 育った環境が違うジイに次第に惹かれていきます。
でもふたりの家柄の違いに苦しむことになるのです。
若い彼らの恋愛に 親も心配が絶えないのですが 特に財閥の息子チャンスの母親は彼が本気になっているジイとの仲を裂くようになります。
チャンスはとても母親思いなので悩むんですね。
ジュンギは 財閥の娘だと知ってユナに近づきますが そこには思惑があったのです。
愛を信じないジュンギが逆玉を狙うのですが やがて自分の中にある一線を越えて行くのです。
ユナの家は テジングループの会長を長とする財閥ですが 父親は愛人を囲い母との仲も決して良い訳ではありません。
ユナが唯一気を許せるのが長男でした。
長男は長女と仲が悪くふたりの間には権力争いが起きているのです。
それぞれが 他人から見ると羨ましい環境であったり 貧しくても愛を知っている人たちであったりしますが 自分に無いところに目線がいっているので 本当に大事な事に気づかないでいるのでした。
それは子供たちも親たちも。
出会って 別れて 諦めきれなくて と 彷徨いながら 2組のカップルが出す答えを楽しみに 応援したい気持ちにもなりましたね。
若い人たちがメインという事もあるのでしょうか あまり上流社会感を思わせない雰囲気があったと思います。
ある意味 着地点が予想通りの そんなドラマでしたね。
最後まで読んでいただきありがとうございました♪
