韓国ドラマ「 殺人者の買い物リスト」を観て
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2022年
配信全8話(1話 約68分)
「簡単あらすじ」
当時10歳のテソンは実家が営む小さな店に現れた男の差し出したお札が偽札である事を見抜いた。母がその男を取り押さえ警察に通報。
その活躍を警察から表彰されテレビにも取り上げられ店は人で溢れた。
数年後店はテソンマートからテソンスーパーと名前を変え規模も拡大した。
更に数年が経ちテソンは公務員試験に挑むが10年以上不合格が続く。
自立の為に母が店長を務める実家のスーパーでレジ担当として働く。
その街で殺人事件が起きテソンは第一発見者となる。
第二の殺人事件も起こる。テソンスーパーとの関連が疑われるような証拠も見つかる。
刑事はテソンに目を付けるようになる。
テソンと母たちは真犯人を捕まえようと計画を練り始める。
感想
作品のジャンルはコメディとなっていました。
殺人事件の犯人を探し出すという内容でしたが やはり所々にクスッと笑ってしまうシーンがありましたね。
テソンは頭が良く記憶力が優れていたのですが公務員試験に落ち続けていたのには原因があったのです。
子供の頃にあの偽札男が刑期を終え再び店にやって来たのですが 彼が目撃した場面は母親の首を絞める男の姿だったのです。
動揺しながらもテソンが取った行動は近くに転がっていた桃缶を思い切り投げつける事でした。
見事に男の後頭部に命中したのですがその時流れた血の情景がその後テソンのトラウマになったのです。
それから彼の人生は上手くいかなくなってしまったのですね。
公務員試験を受けている最中でもふとあの光景が浮かんだり 試験官の顔があの男に見えたりと恐怖で試験会場から逃げ出したりしていたのです。
そんなテソンを子供の頃から見てきた恋人アヒは 私が彼を守ると決意し警察官になりました。
ふたりは20年以上の付き合いになるのですね。
彼女は結婚を望んでいるのですがテソンはハッキリしません。
あの偽札男はテソンに相当な逆恨み感情を抱いていて 何かと目の前に現れては嫌がらせをするのです。
テソンが偽札を見抜かなければ もしくは見抜いても黙って見逃してくれれば自分の人生も変わっていたのに!と。
当時男は警察に連行される時に子供だったテソンに向かい「会いに来る」と呟いていたのですね。
10歳だったテソンにとっては恐怖以外の何物でもなかったのです。
男の影に怯えながら大人になったテソンでした。
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スーパーで働く従業員は 母の店長を始めレジ係のテソン・ 青果担当・鮮魚担当・精肉担当・生活用品担当・配達担当・アルバイトの8名がいました。
ひとつ目の殺人事件が起こります。
第一発見者は配達途中だったテソンと 何故かテソンの前に現れるヌンチャクおじいさんでした。
被害者は店の常連客で保育士の女性です。
遺体の周りにはチョコパイ・ストッキング・白い小さな錠剤の様な物が散らばっていました。
そしてスーパーのレジ袋。
テソンは刑事の聞き込みの際被害者の個人情報を夢中で伝えます。
けれど詳しすぎる内容に不信感を抱いた刑事です。
それから暫くしてふたつ目の殺人事件が起こりました。
マンションで殺害されていた女性。
第一発見者はテソンの母親と不動産会社の社長でした。
被害者は先日店に来た女性で 自分の部屋に注文していない配達物があったと抗議に来た人でした。
レジ袋はテソンスーパーの物で 品物も店に置いてある物ばかりでした。
その女性は気持ちが悪いから何とかしてほしいと訴えたのですが 店長の母は棄てるなりなんなりして欲しい。早く帰って下さいと言って追い返していたのです。
店の中で騒がれる事が迷惑だったのでしょうね。
しかし申し訳ない気持ちとあの女性がどうしているのか気になり マンションまで来てみた所彼女の死体を発見してしまったのです。
母から連絡を受けたテソンは直ぐに駆け付け現場に散らばっている商品に目が行きました。
そこには黄桃缶が転がっていたのです。
今回も店で売っている品物でした。
そして刑事がやって来ましたが またしてもテソンがその場に居る事に疑いの目を向けるのです。
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テソンは店の商品が事件現場に散らばっている事を考え 犯人は買い物客の中に居るか従業員の中にいるのでは?と疑うようになるのです。
真犯人を捕まえようと母親と警察官のアヒとテソンの3人で作戦会議を開きます。
実はこの日までテソンは疑われたままでした。
執拗な刑事の言葉にテソンは自分の部屋を見せる事にしたのです。
すると最初の事件の際に使用されたと思われる凶器と同じ物が見つかった為警察で事情聴取されていたのです。
その後確証がなく拘束時間切れになり釈放されたのですね。
その間にスーパーの息子が逮捕されたという噂が広まり店にはお客さんが来なくなっていたのです。
そこで自分たちで真犯人を見つけようとなった訳なのです。
まず疑わしい人物として従業員のひとりの名前が挙がりました。
テソンは彼の後を付けたりロッカーの中を調べたりするのです。
そして彼の意外な一面を目にする事になるのです。
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常連客の中には小学生のユルという女の子もいました。
その子は不動産業を営む父親と二人暮らしでした。
その為かお酒を買いに来ることもあったのですがテソンは未成年だから売れないと言って断っていました。
店長の母親がその子をとても気にかけていて店に現れると食べ物やおもちゃ等あげていました。
ユルの母親は入院中だと聞いていましたが その後入院はしていないという事が判ります。
そしてユルの身体に沢山の傷や火傷の跡が見つかるのです。
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第三の事件が起きました。
被害者は重傷を負い生死の境を彷徨う状態でした。
そして第四の事件も起きるのです。
残念ながら被害者は死亡し発見された場所からはもうひとつの遺体も見つかったのです。
そして店に来る客の買い物リストから犯行現場に散らばっていた商品や使用された道具を購入した人物を割り出そうと考えたテソン達です。
従業員総出で真犯人を追いつめて行くのですね。
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テソンは正義感が強く優しい人柄でしたね。
夢中になり過ぎて周りが見えなくなる一面もありましたが 犯人を絞り込む洞察力は刑事向きなのでは?と思ったりもしました。
でも彼はスーパーをもっと繁盛させる事が当面の夢のようですね。
観終わって・・面白かったなぁとゆっくり感じるドラマでした。
最後まで読んでいただきありがとうございました♪
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