再現ドラマ「エラー夫婦∼永遠の愛を誓ったはずなのに!?∼」を観て ④
![](https://i0.wp.com/riko-tsubuyaki-blog.com/wp-content/uploads/2023/10/120721-e1696837541807.jpg?fit=400%2C300&ssl=1)
![riko](https://i0.wp.com/riko-tsubuyaki-blog.com/wp-content/uploads/2022/05/necchusyou_face_girl1.png?resize=96%2C96&ssl=1)
こんにちは! rikoです。
今回は再現ドラマの第4弾です。
全25話を順不同でご紹介しています。
今日は6話目の本当にあったお話です。
どうぞよろしくお願いいたします☆
今回の相談者の方は夫さんからです。
事故が元で体に障害を負ってしまった夫の方の苦しい悩みでした。
第6話「野花のような女性」
「簡単あらすじ」
飲食店を数十店舗経営し成功を収めている夫は 妻と留学中の娘の為に働く実業家だった。
妻は専業主婦で何不自由なく暮らしていた。
しかし悲劇は突然襲ってきた。
ある朝出勤途中の夫は交通事故に遭い頸椎損傷・胸から下が麻痺・歩行・排泄・生殖器等全ての機能不全という大怪我を負った。
今後はリハビリ治療を行う事になる。
スプーンも自由に扱えない夫は自分に怒りを覚えて自暴自棄になる。
妻はなんとかリハビリに手を貸すが徐々に夫への不満も感じるようになる。
夫は「寝たきりになると思うと死にたくなる でも自分で死ぬ事も出来ない身体だ。惨めだ」と妻に訴えた。
妻は「死にたいですって? 私も同じよ。でも努力してるの。あなたも頑張ってよ」と励ましますがそこには妻のイライラした感情があった。
やがて夫はリハビリを止めると言い出した。
それに対して妻は好きにすればいいと答えた。
看病に疲れた妻は夫が退院したらあなたの代わりに自分が仕事に出ると言った。
夫はこの言葉を妻の現実逃避だと受け取った。
退院後中年女性のヘルパーさんが見つかったが3時間置きのトイレの介助など女性には厳しい現実だった。
気難しくなっている夫にはヘルパーさんも成り手がいなかった。
そんな中やっと依頼を受けてくれるという人が見つかった。
しかし新しいヘルパーさんはとても若い女性だった。
少し不安を覚える妻だったが他に来てくれる人もいなかったのでその人に依頼した。
この女性が夫を少しづつ変えていくのだった。
感想
妻の不満は大きくなるばかりでしたね。
夫に対して少しでも希望を与える様な言葉も一切言いません。
今 家長は私だ。
車も解約した。仕事は大丈夫助けてくれる人がいるから。
この様な言葉は夫がこれまで担ってきた仕事も立場も 「もうあなたは無理でしょ」と言ってる様でしたね。
仕事人間の夫のプライドも希望も崩れてしまう無神経な妻の言動です。
ヘルパーさんが見つからない事も「ヘルパーさんに適当に合わせてくれればいいのに」と不満が口を付いて出てきます。
夫は自由にならない身体の苛立ちからくる行いなのですが 妻は面倒だという感覚だったのでしょうか。
夫婦の溝は深くなるばかりでした。
![](https://i0.wp.com/riko-tsubuyaki-blog.com/wp-content/uploads/2023/10/22634970-e1696843029861.jpg?resize=400%2C300&ssl=1)
新しいヘルパーさんはスオクという若い女性でした。
中国から来ていて1ヶ月後には兄弟の面倒を見る為に帰国する予定でした。
父親を10年間看病してきた彼女でした。
夫は彼女との出会いを陽の光の様な 野の花の様な人だったと語っています。
このスオクがとても前向きな考え方の人で明るく健気で夫の精神的な鬱憤も徐々に解放されていくのですね。
例えば 苛立って物を投げつけたりすると彼女は「腕の力がありますねリハビリすればきっと良くなりますよ!」と喜んでくれるのです。
夫を勇気づける言葉をくれるのです。
彼女は明るく話しかけながらリハビリの介助をしてくれるのですね。
食事はこれまで少量の健康食だったのですが 彼女は美味しく好きなものを沢山食べるのが健康食なのと言ってテーブル一杯に食事を用意してくれます。
怪我をして以来外出は一切しなかった夫ですが 彼女は靴を用意してくれました。
それは決して高価ではないけれど彼女が選んでプレゼントしてくれたのです。
車いすのままですがその靴を履いて外へ出て見たのです。
夫の心の中にも爽やかな風が吹き込んだのかもしれませんね。
また何時でもすぐに夫の元へ来られる様にと彼女は笛を首に掛けてくれました。
「夜中でもトイレに行きたくなったらこの笛を吹いて下さい。
30秒以内に来ますから」と笑顔で言う彼女です。
どんなに疲れていても夫の笛の音を聞くとすぐに飛んでくるのです。
やがて夫の様子にも変化が訪れます。
明るくなり冗談も言うようになり そして自分を支えてくれるスオクに恋心を覚える様になったのです。
![](https://i0.wp.com/riko-tsubuyaki-blog.com/wp-content/uploads/2023/10/22634970-e1696843029861.jpg?resize=400%2C300&ssl=1)
スオクの介護で信頼関係も生まれ夫は自分が男である事を意識出来る様になったのです。
しかし ある日 夫は妻と義姉の会話を聞いてしまいます。
姉は若い女性のヘルパーさんに心配はないのかと妻に訊ねます。
妻は「あの身体じゃ役に立たないわ いくら若いヘルパーでも何も出来ない 私も諦めている」と応えたのです。
夫が聴いているとは思いもしない妻の言葉でした。
プライドが砕けた瞬間ですね。
実は義姉の心配はそれだけではなかったのです。
スオクの狙いは他にあるのではないかと疑っていたのですね。
それを受けて妻は家の中に防犯カメラを設置したのです。
![](https://i0.wp.com/riko-tsubuyaki-blog.com/wp-content/uploads/2023/10/120721-e1696837541807.jpg?resize=400%2C300&ssl=1)
妻には浮気相手がいました。
同じ会社に勤めている男性でしたが 夫が目の前に居るにも関わらず酔って家まで送ってもらい 男性にもたれ掛かる妻です。
また出張だと言ってはその男性と旅行に行ったりするのでした。
会社の人間からその事を聞かされていた夫です。
妻の留守中スオクと夫はふたりで過ごしました。
夫の気持ちはもうスオクに向かっていくのですね。
ですが妻が帰宅し状況が一変するのです。
妻はスオクの目的を暴きます。
監視カメラで夫と彼女の様子を撮りそれをふたりに見せました。
驚く夫でしたが それ以上に驚く事実を妻は暴露しました。
スオクが電話をしている話しを録音していたのです。
「離婚させたいわ」
「障害者だけどお金持ちだし」
「お世話なんて朝飯前よ」
「お金の心配なく暮らせるわ あの女の様に優雅に」
信じられないスオクの言葉の数々でした。
![](https://i0.wp.com/riko-tsubuyaki-blog.com/wp-content/uploads/2023/10/22634970-e1696843029861.jpg?resize=400%2C300&ssl=1)
ショックを受ける夫です。
しかし夫は答えました。
「利害が一致している 自分は彼女の介護が欲しい 彼女はお金が目的 それでもいい」と。
今度は妻が驚きます。
まさか夫からそんな言葉を聞くとは思ってもいなかったのでしょうね。
この日依頼スオクは来なくなりました。
妻は仕事を辞め夫婦は元に戻りましたが 夫は気付いたのです。
「家族に尽くしても自分が必要とした時に 家族が世話をしてくれない場合がある」と。
そして夫はアドバイスを求めます。
生きる為に自分の世話をしてくれる彼女が必要だ。
しかし離婚をする勇気がない。どうすればいいだろうか・・
![](https://i0.wp.com/riko-tsubuyaki-blog.com/wp-content/uploads/2023/09/1978242-e1695862805207.jpg?resize=400%2C300&ssl=1)
パネラーの方達の意見は
◎ 妻を許せない きっと夫の資産を奪われない為に若いヘルパーさんを遠ざけたのだろう。
◎ 離婚した方がいい
◎ 彼には資産がある。必要なら割り切って彼女をヘルパーとして自分で雇えばいい
◎ 妻は夫より夫名義の資産目当て 自分が浮気をしてるのに厚顔無恥な振る舞いに怒り
◎ 体の不自由な人が誤解されるのは 認知機能まで障害があると思われてしまう事。
人は例え植物状態になっても実は何もかも聞こえている。
心無い言葉が一番の地獄なんだ。
この様に妻に対する怒りの感情が多かったですね。
浮気をした陰で夫は役に立たないと男のプライドを傷つけ 彼の未来への希望を持たせてあげる様な言葉は全く口にしない妻でしたね。
お金が目当てのヘルパーさんでしたが それでも彼女の介護は心が籠っていましたね。
難しい問題でしたね。
![riko](https://i0.wp.com/riko-tsubuyaki-blog.com/wp-content/uploads/2022/05/necchusyou_face_girl1.png?resize=96%2C96&ssl=1)
![riko-tsubuyaki-blog](https://i0.wp.com/riko-tsubuyaki-blog.com/wp-content/uploads/2022/10/wp-1665298938615-e1679618897752-300x300.jpg?resize=96%2C96&ssl=1)
最後まで読んでいただきありがとうございました♪