韓国ドラマ「浪漫ドクターキム・サブ」を観て
2016年放映(韓国)
最高瞬間視聴率は20%越えのヒューマン医療ドラマです。
「簡単あらすじ」
舞台になるのは片田舎の古びた救急医療施設「トルダム病院」。
この病院で医師として勤務しているのが本名プ・ヨンジュ 別名キム・サブである。
キム・サブの外科手術における凄腕は「神の手」を持つと言われており救急患者の命を救うべく日々奮闘している。
コサン大学病院の人間にキム・サブを排除したい動きがあり様々な問題が起きてくる。
また本名を隠してキム・サブと名乗るには理由がありそこにはコサン大学病院との関係が・・・・
緊急性のある医療現場で起きる問題に対してキム・サブと関係者達の 正面から向き合う姿が日々繰り広げられる。
感想
シリーズはこれまで「ドクターキム・サブ」「ドクターキム・サブ2」が放映されました。
どちらも面白かったですが、初めて見て引き込まれたという事もあり「ドクターキム・サブ」の方が印象に残っています。
キム・サブの言葉は決して優しかったり甘かったりはしないのですが、目の前の人物にとって一番大事な事を気づかせる という言葉の力があります。
また対立するコサン病院の医師に対しても常に姿勢は一貫していて、自分を見失わない強さがありますね。
私が特に感動した言葉がふたつあります。
自信家の若い医師がキム・サブの外科手術における技術の高さに驚き 力の差を見せつけられ専門は何のか?と問い詰めるシーンがありました。
「あなたは救急専門医か?!外科医か?外科医にも分野がある 血管か一般か!」と。
キム・サブはこう答えました「人を救う事が専門分野だ」と。
かっこいい! 低いトーンで静かに語るんです。
そしてもうひとつは 「ドクターキム・サブ2」でのワンシーンです。
ある手術に対して敢行するというキム・サブと避けようと必死になるコサン病院の医師とのやり取りの中でキム・サブはこう言いました。
「諦めた人間は言い訳を探し 出来ると思った人間は方法を探す」と。
この言葉は感動して思わずメモしました。
まだまだドラマの中に心を揺さぶる言葉が出てきます。
若い医師同士の恋愛が絡んでくるのもドラマの面白さですが 何と言っても展開がスピーディで飽きがこないのが凄いです。
救急医療現場なので専門用語が飛び交い 手術のシーンも多いのですが緊迫感があり見入ってしまいました。
あっという間に一話が終わるという印象です。
コサン病院の人物たちとの攻防もイライラするほど見ごたえありました。
また医療に対しての姿勢は一貫していて次々と起こる難題に強い意志を持って立ち向かうところから、トルダム病院で働く若い医師達や職員達にも大きな影響を与えていきましたね。
ただ、すぐにそこまで信頼される訳ではなく ひとつひとつの言葉や態度 医療における技術等そして人として向き合う姿勢が徐々に彼らの気持ちを解していくのです。
主演のハン・ソッキュさんの常に冷静で芯が1本通っているキム・サブとしての物言いは説得力があって引き込まれました。
それに立ち去り際にコートを羽織るシーンがよくあるのですが その羽織り方がコート全体を大きく振って手を通すという 少しオーバーにも見えるリアクションがキム・サブの男っぽさを表現していましたね。
今度「ドクターキム・サブ3」が制作されるとありましたが楽しみにしたいと思います。
「主なキャスト」
- ハン・ソッキュ (キム・サブ /プ・ヨンジュ)
- ユ・ヨンソク (カン・ドンジュ)
- ソ・ヒョンジン (ユン・ソンジュ)
- ヤン・セジョン (ト・イムボム)
- チェ・ジノ (ト・ユンワン)
- チャン・ヒョクチン(ソン・ヒョンチョル)
- チン・ギョン (オ・ションシム)
- ビョン・ウミン (ナム・ドイル)
- イム・ウォニ (チャン・ギラ)
- キム・ホンパ (ヨ・ウニョン)
- チュ・ヒョン (シン・ミョンホ)
- キム・ミンジェ (パク・ウンタク)
( )内は役名です。
最後まで読んでいただきありがとうございました♪