韓国ドラマ「ライフ」を観て
大学病院が舞台のヒューマンドラマでした。
ある日大学病院に社長として赴任してきた人物は病院を一企業と捉え 利益を求める経営方針を打ち出します。
そこで赤字続きだとして小児科・産婦人科・救急医療センターの三科を地方へ派遣すると言い出す。
それに反対する医師たちの鬩ぎあいが始まります。
そしてまた 院長の突然の死を巡り事故死とされているけれど真実はどうなのかと疑いも持たれます。
院長の後継者選びも熾烈になっていきます。
またがんセンターでは投薬のミスが起き患者を死なせたという過去が明るみなります。
その後も匿名の投書により医師免許のない者に手術をさせていたという事実が分かります。
この社長は手術室の稼働率はどうかとか 看護師の給与を下げようとか利益の薄い薬剤は使用できないようにしたりとか とにかく利益を上げることだけが目標なのです。
でもこの社長もまた使われている身であり 上司からの圧力に対して逆らえないという事情もありました。
このドラマでは車いすでの生活をしている弟と大学病院で救急医療をしている医師の兄との兄弟愛が描かれていました。
最終回の二人のシーンや 弟を思う兄の気持を表したシーンは本当に泣けました。
次から次へと問題が出て来ますが 医療現場の緊張感と 社長との攻防が見ごたえありました。
1話が約1時間で全20話ありましたが あっという間に見終えました。
いいドラマだったと思いました。
決して媚びない若い医師が信念を持って先輩医師を動かしていきます。
女性医師の物おじしない物言いや姿勢は最終話では痛快でもありました。
トッケビの死神役で出演していた主演のイ・ドンウクさんはあまり感情を表さないという今回の役柄ハマっていたと思いました。
死神役でも少し似たような印象ではありましたね。
今回の方が内面に熱いものを感じました。
最後まで読んでいただきありがとうございました♪