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韓国ドラマ「カッコウの巣」を観て-前編-

2024/10/18
 
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りこです。 北海道在住 猫好き・ お笑い・韓流ドラマ・ 野球・音楽・散歩・掃除が好きです。
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2014年

配信全102話(1話約35分)


簡単あらすじ

ペク・ヨニは同棲中の恋人を事故で亡くした。

それから3年後ヨニは父親の勧めでチョン・ビョングクとの結婚式を迎えたが式の途中に倒れてしまった。

検査結果は子宮頸がんと診断され子宮の摘出手術を行った。

その後の結婚生活では 妊娠が出来ない理由で姑から離婚しろと言われたが 夫はヨニとふたりで幸せになりたいと母の言葉に反論した。

しかし跡継ぎを執拗に求める姑は孫を諦めきれずふたりに代理母の提案をしてきた。

当初反発した夫婦だったがヨニが受け入れる姿勢を見せ夫を説得した。

姑は代理母になってくれる人を探し初めた。

そこで生活が苦しくお金を必要としていたイ・ファヨンと出会い話を持ち掛けた。

悩み抜いたファヨンは代理母となる事を承知した。

しかし この決断にはある意図があり 姑やヨニとビョングクも 更には一人息子のジヌ をも捲き込む泥沼の展開を招く。

感想

ヨニとビョングクは子供がいなくても仲の良い夫婦でしたね。

特に夫のビョングクは妻をとても愛していました。

ですが跡継ぎに強い拘りのある母親に 子供が産めない嫁と嫌味を言われる日々を送る妻ヨニの心中は辛いばかりでした。

夫は養子を迎えてもいいという考えでいたのですが やはり血縁に執着する母親は頭から反対するのですね。

そして突然言い出した姑と叔母の「代理母」の提案にも激しく憤る夫でした。

妻のヨニは表立って反論出来ず子供を産めない自分の責任を感じるのです。

それでも夫との子供は欲しいという本心は消える事が無く 遂に決断したのです。

夫は納得は出来なくても妻の気持ちを汲み遂に夫婦は代理出産を決心するのです。

ファヨンの家は家賃が支払えない程お金に困っていたのです。

彼女の母親が自分の遊びの為散財し 使い切るとファヨンに頼ると言う暮らしぶりだったのです。

また同居している叔父も法学部を出てはいるものの司法試験に失敗し その後は無職の状態だったのです。

まだ幼い妹ソラと4人家族でした。

ファヨンには医者を目指していた兄がいたのですが事故で亡くなっていました。

母も兄が生きていればこんな生活から抜け出せたとよく口にしていたのです。

ファヨンは兄が大好きで忘れられずにいました。

そんな彼女と代理母を探していたヨニの姑が出会ったのです。

姑はファヨンの人柄を気に入り「10ヶ月だけあなたの身体を買いたい」と申し出たのです。

ファヨンは当初断るつもりでいたのですが ある日偶然 子供を望んでいるという夫婦の顔を見て気持ちが変わったのです。

話を受けその対価として彼女は大金を要求したのです。

しかし それはファヨンにとってお金の為と 復讐する為の方法としての代理母だったのです。

ヨニとビョングクは代理母となる人の名前も顔も知らされてはいませんでした。

そうして10か月後ファヨンは男の子を出産したのです。

出産後彼女を悩ませたのは子供に会いたいと言う切ない想いが募る事でした。

ですが子供には会わないと言う約束事が成されていたので 一切その願いが叶う事は無かったのです。

彼女は「あの子は私の子だ」「私が母親だ」と訴える様になるのですがやはり抱く事も顔を見る事も出来ず彼女は退院後渡米したのです。

それから6年後

帰国したファヨンは復讐を胸にある人物達に近付くのです。

ひとりは10年前交際していた男でした。

彼女は結婚を望んでいたのですが男は本気では無かったのですね。

本心を知ったファヨンは当時の捨てられた恨みを晴らそうとするのです。

そしてもうひとりは大好きだった亡き兄の同棲相手とその父親でした。

父親は兄たちの交際に反対しある日突然ふたりを引き離したのです。

無理矢理車に押し込まれ連れ去られたその女性をファヨンの兄はバイクで追ったのです。

しかし途中事故に遭い兄は即死しました。

ファヨンはその事故を兄の恋人とその父親による殺人だと思い込んだのです。

警察にも訴え何度も調査をして貰ったのですが事件性はないという答えだったのです。

しかしファヨンはそれを信じません。

また兄が生きていれば自分の悲惨な現状も無かったのにそれらを奪ったのはあの父娘だと思い込み やり場を失った自分の気持ちの矛先をふたりに向けたのです。

更に「代理母」となり出産した子供についてファヨンは自分の子だという確信を持っていたのですね。

彼女がそこまでの強い復讐心を抱くきっかけとなったのは 代理母の依頼主が且つて自分を捨てた男でありその妻が兄の同棲相手だった女性だと知った時でした。

それがチョン・ビョングクとペク・ヨニだったのです。

更にはヨニの父親が有名グループ企業の会長である事を知り失脚を狙うのです。

ファヨンはふたりの夫婦関係を壊し 自分がビョングクの妻になり 自分が産んだ息子と暮らす事。

そして 兄の復讐としてヨニとその父親から全てを奪う事だったのです。

ファヨンはその第一歩としてヨニの夫ビョングクに近づくのでした。

ファヨンはアメリカで経営学を学び大手レストランチェーンのサブマネージャーでした。

帰国の目的はビョングクが社長を務めるレストランとの業務提携の為でした。

ファヨンは契約の為ビョングクと再会したのですが 彼の方は昔の交際相手だったファヨンに全く気付かないのですね。

しかし彼女の仕掛けはここからだったのです。

ビョングクへの誘惑が始まるのでした。

当初は契約の為と彼女の誘いに乗っていたビョングクでしたが 徐々にエスカレートし 外泊が続くようになり 後ろめたさからか妻のヨニに対してもイライラした態度を取る様になるのです。

そして今度はヨニに近付くファヨンでした。

ヨニの働くカフェに偶然を装い通い始め 次第に親しくなり子供(自分が産んだ子)へのおもちゃや洋服などを送る様になるのです。

ヨニはファヨンが亡くなった恋人の妹だとは知らずにいたのですね。

徐々にふたりの間に入り込むファヨンは ビョングクとヨニ夫婦と食事をするのです。

その時ヨニの指には誕生日に夫から贈られた指輪をしていたのです。

ですがファヨンはヨニの目の前に自分が嵌めている指輪を見せつけたのです。

全く同じ指輪でした。

戸惑うヨニと驚く夫ビョングクでした。

それはファヨンに指輪を買ってあげた後に 妻ヨニへのプレゼントとして購入する際にファヨンのアドバイスで選んだ指輪だったのですね。

彼女へ贈った物とは少し違うデザインだったのです。

ですからその場では安心していたビョングクでしたが 後日ファヨンはヨニと同じデザインの指輪と交換していたのでした。

それからは 故意にビョングクと自分の写真をヨニ宛に送りつけ不安を煽るのです。

そして遂に決定的な現場に呼び出されるヨニでした。

親しくなったファヨンに指定されたホテルの部屋へ向かったヨニは ドアロックが掛かっていない事に一瞬戸惑うのですがそのまま扉を開きました。

そこには窓の外を見つめているバスローブ姿のファヨンがいたのです。

声を掛けようと近づくと奥から声がしたのでした。

そしてその声の主がやはりバスローブ姿で現れファヨンを抱きしめたのです。

それが夫である事に驚いて声が出ないヨニのその姿が 窓ガラスに映し出された瞬間 夫は振り向き言い訳も出来ない状態になったのです。

その光景にショックを受けたヨニは部屋を飛び出したのでした。

夫は身支度を整え「なぜこんな事をした」と責めますが ファヨンは「人から聞かされるよりいいでしょ」と答え口元に笑みを浮かべるのです。

夫は「君がこんな残酷な人だとは思わなかった」と言い残し部屋を出たのです。

夫婦の間はどんどん距離が広がるばかりで言い争いが起こり 更に苛つきを隠せない夫はファヨンと別れる事はなく外泊が続くのでした。

夫ビョングクは純粋なヨニを愛していたのです。

ファヨンがヨニの事を悪く言うと「僕の妻の悪口は言うな」と怒鳴るのです。

それがまたファヨンの復讐心を押すのですね。

ある夜 ファヨンは突然ヨニの元を訪れ自分が代理母だと発言したのです。

そして更に自分はヨニが昔同棲し事故で亡くなった男の妹である事も告げたのです。

ファヨンは突然家族を奪われた苦しみや怒りを彼女にぶつけたのです。

その事実を聞かされ意識を失ったヨニでした。

ビョングクが純粋な人と思っている妻の過去を教えたファヨンです。

結婚前男と同棲していて子供を産んでいたと。

それを聞かされたビョングクは激しく怒り同時に姑にも知られ 夫は妻に手を挙げ姑はヨニを追い出したのです。

ですがヨニは結婚前に自分の過去を打ち明ける手紙をビョングクに出していたのですね。

それでも彼が結婚したいと申し出てくれた事に感謝し受け入れたのでした。

ですから今頃になってその過去に対して激しく憤る夫の気持ちが理解出来ずにいたヨニだったのです。

しかしその誤解が生じた原因はヨニの父親が作ったのでした。

ヨニの手紙をすり替え過去の告白文を捨ててしまったのです。

すり替えられた手紙を夫は受け取りヨニを妻に迎えたのでした。

更にヨニに過酷な出来事が起こるのです。

父親に近付いたファヨンは人を使い父を騙し遂に破産させ会長の座を奪ったのです。

そして今度はヨニの母親にも危害が及んだのです。

母親はファヨンと偶然出会いその非情な態度に激怒した直後倒れ 数日後死亡したのです。

母が倒れた時に手に握っていたのはファヨンと夫(ヨニの父親)との写真でした。

ファヨンが故意に思わせぶりなショットを撮らせ母親に送り付けたのでした。

母親が亡くなる前にヨニは父の事を助けてほしいとビョングクに頼んだのです。

資金をお願いしたのですね。

ビョングクは父親への恩もあり交換条件をヨニに出しました。

離婚届に判を押し更に子供の監護権を放棄し父親を助けるか 離婚を拒否して子供を取るか・・・

ふたつにひとつの選択を迫るのでした。

彼女は子供と離れる事に苦しみましたが 父を助けてくれるという約束を守ってくれるならと離婚に同意したのです。

ヨニは子供と離れて暮らす事になりました。

しかしビョングクが離婚の条件としてヨニの父親へ資金援助するという事を知ったファヨンはまたもや妨害するのです。

そして姑も知る事となり父親への送金を止めたのです。

ビョングクの知らない処での事でした。

結局父は破産を免れなくなったのでした。

そして母が亡くなったのです。

離婚を突き付けられ子供と離され 父親は破産し会長の座を奪われ 母親はショックで倒れ帰らぬ人となった.

これらは全てファヨンが仕掛けた事であり またファヨンの誘惑に負け彼女に夢中になってしまった夫の裏切りでもあり ヨニのふたりへの激しい怒りはやがて復讐へと進むのです。


ファヨンが抱いたヨニへの復讐の要因となった兄を殺したという点は無理矢理な印象を受けましたね。

誰もがあれは事故だったと説得するのですがファヨンだけは殺されたという主張を譲らないのです。

ヨニと出会わなければ兄が死ぬこともなかったという思いなのでしょうね。

またヨニは兄の子供を棄て ファヨンの母親が育てているとも思い込んでいましたね。

そしてファヨンの家庭は家賃も支払えず路頭に迷う寸前だったので 本当にお金が欲しかったのですね。

貧しい状態から抜け出したかったのです。

そこで代理母の話があり更にその夫婦というのが且つて自分を捨てたビョングクと兄の同棲相手だったヨニでありふたりの幸せそうな様子を目の当たりにした時 「あなた達だけしあわせになんてさせない」という思考になったのですね。

特にペク・ヨニに対して強く恨みを覚えていたのです。

ですがこの後はファヨンを追い詰める男が登場するのです。

彼女の過去とその素顔が露呈されて行くのです。

更に親権を巡る裁判へと発展するのです。

※ 感想は一度で終わらせようとしたのですが もう少し長くなりそうなので「前編・後編」に分けて投稿しようと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました♪

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