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韓国ドラマ「ゴー・バック夫婦」を観て

2024/09/03
 
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りこです。 北海道在住 猫好き・ お笑い・韓流ドラマ・ 野球・音楽・散歩・掃除が好きです。
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2017年制作

配信全12話(1話 約61分)


簡単あらすじ


大学時代に出会った バンドジンジュは結婚後一人息子のソジンと幸せに暮らしていた。

ジンジュは子育てに バンドは製薬会社の営業にと其々忙しい日々を送っていた。

仕事を終えてバンドが帰宅した頃には 子育てに走り回る妻ジンジュは疲れて 子供と共に眠りに付いているという毎日だった。

ふたりには いつしかすれ違いが起こり 喧嘩が絶えなくなり お互いへの不満が起きていた。

ある日 ジンジュの元に夫の不倫を匂わすような写真が送られてきて 妻の怒りが一気に溢れた。

夫バンドは浮気をしていた訳ではなかったのだが それまでに溜まったストレスからお互い自分の不満を言うだけでまた喧嘩になってしまった。

そしてついに離婚という言葉が出たことで 一気にその方向へ進んでしまう。

離婚届を提出したのだ。

別れたふたりは それぞれ違う場所で しかし同じ日 同じ時間に指輪を外し バンドは部屋の窓から投げ捨て ジンジュは乗っていたバスの窓から指輪を捨てた。

その直後 ふたりに不思議な事が起きた。

バンドとジンジュは それぞれの実家で目覚めた。

そして鏡に映る姿を見て驚きます。

そこには大学生だった頃の自分が居たのだ。

なんと 18年前にタイムスリップしてしまった。

中身は38歳のままだが 外見は20歳。

当時の友人たちや 初恋の人等が現れ懐かしい触れ合いが起きる。

そんな状況の中で ふたりは時間を送る事になっていく。


感想


20歳の自分に戻りますが 中身はあくまでも現在のままなので 先輩からは「なぜタメ口なんだ」と言われてしまいます。

女性の先生に対して「お嬢さん」と言って話しかけたりします。

また どうしても38歳の目線で見てしまうので 友人たちとの会話も夢を語るというよりは 経験談になりそれを愚痴ってしまうのです。

それでもバンドは青春を楽しもうとします。

この頃に 出会い 恋をしてその後 結婚したジンジュの事に対しては もう彼女を選ばないと決め人生をやり直したいと思い始めるのです。

ジンジュも自分の事を好きだと言ってくれた人に対して 38歳の気持ちのままで接してしまうのですね。

バンドとジンジュは顔を合わせるといがみ合ってしまいます。

ふたりが出会うきっかけになったのは合コンでした。

向かい合わせに座りながら「ここで初めて会ったんだった」と思い返しているのです。

そして「絶対付き合わない」と自分に言い聞かせているのですお互いに。

選ばないぞ絶対に!

ジンジュには後悔がありました。

母を亡くした時その死に際に会えなかったのです。

実はその日 バンドが帰宅途中イジメを目撃し 注意をした事で争いになり 警察沙汰になっていたのです。

母親の元へ行かなくてはならなかったのに バ ンドを迎えに警察へ行く事になり とうとう母に会うことが出来ませんでした。

ジンジュはバンドを恨み バンドも深く後悔をしていたのです。

しかし 20歳に戻ったジンジュは生きている元気な母に会い その時間が愛おしく 心から喜びを感じていました。

母に甘えたくてずっと傍から離れないジンジュなのです。

バンドは そんなふたりを 目にすると 胸に熱いものがこみ上げてくるのです。

母に甘えるジンジュ

38歳のバンドは営業成績を上げるために 辛い仕事をしていました。

家族の為に耐えなければいけなかったのですね。

でもそれは妻のジンジュには言えずにいたのです。

また ジンジュは自分が母の死で辛く悲しんでいるのに 遅くに帰宅した夫の 冗談を言ってる様な言葉や態度に腹を立てていたのです。

後で知るのですが その当時のふたりの気持ちはこうでした。

ジンジュは 泣いている自分を抱きしめて貰いたかったと言います。

バンドは 悲しむ妻をなんとか笑顔にしたかったと言います。

忘れていた思いやり

そして ジンジュまた夫バンドの苦しみを知ります。

それは仕事での辛さをどれ程夫が耐えていたのかを。  

いつも家族の為にと努力していたのかを。

ある夜 20歳のジンジュは見知らぬ男性が 家族の為に どんなに耐えながら仕事をしているかと 道端で涙を見せながら 叫んでいる姿を見たのです。

夫バンドと重なったのでしょうね。

かつて38歳の彼女は夫にこう言ったのです

「あなたはいつも大事な時にいない」と

この言葉に胸を痛めた夫でした。

そして母の死で泣く日々が続く妻を「もう泣かせたくない」と思い 無理をして笑わせようとしていた夫の愛情に気が付くのでした。

徐々に大切で見失っていたものに気が付いていくふたりです。

気付いたジンジュは涙が止まらず夫に電話をします。

「今 泣いている。私を一人にするの?」と

バンドは答えます

「すぐ行くから 泣くな。 待ってろ!」と

大事なことに気づいたふたり


12話と見やすい長さでした。

若い自分達には 各々隣にいる人が違っていました。

お互いにそれが気になって仕方なかったりもしましたね。

生活に追われてお互いの気持ちに 寄り添うことが出来ずに喧嘩別れの様になったふたりでした。

38歳の時点では妻ジンジュの母親が亡くなっていましたが このタイムスリップはお母さんからのメッセージなのではないかと思えましたね。

見えなくなっている気持ちをもう一度気づかせたいという 母の愛情の様な気がしました。

時間が経てば経つ程 昔感じた思いを忘れるのは 誰でもあることだと思いますが 一度立ち止まって振り返ってみるのも 悪くないのかなー と

そんな事を感じたドラマでした。

*ふたりは無事 現在に戻って来ましたヨ

(*^-^*)

最後まで読んでいただきありがとうございました♪

riko-tsubuyaki-blog
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