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韓国ドラマ「黄金の庭~奪われた運命~」

2024/09/05
 
この記事を書いている人 - WRITER -
りこです。 北海道在住 猫好き・ お笑い・韓流ドラマ・ 野球・音楽・散歩・掃除が好きです。
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2019年

配信全44話(1話約34分)


簡単あらすじ

准看護師のウン・ドンジュは28年前(当時5歳)の時 母に棄てられ施設で育った。

ある夜バーで暴行事件に巻き込まれ 見知らぬ女性と共に人質にされた。

解放後女性に借りたジャケットを返す為に連絡先を教えたが ドンジュの名前を見て動揺する彼女に違和感を覚えた。

その人はサビーナという同年代の女性だったが ドンジュはどこか懐かしさを感じていた。

その後起きた交通事故に関係してふたりは再会する。

サビーナにはI&Kグループの本部長をしているジュンギという恋人がいた。

しかし彼の母親に結婚を反対されていた。

ドンジュは人質事件の際に偶然大金が入ったバッグを友人が持ち帰ってしまった事で 刑事から窃盗の共犯者とみなされ 事情を訊かれる。

その刑事とドンジュには過去に遡り関係があった事が後に明らかになる。

また交通事故に遭った被害者とサビーナとの間にも繋がっている過去があり ドンジュとサビーナは幼い頃に共に過ごした時間があった事が分かる。

それはサビーナの母親がふたりに関係していたのだった。

サビーナの母親とドンジュ そして事故の被害者 I&Kグループ会長との接点 ドンジュと刑事との関りなど 過去の出来事に依ってそれぞれが引き寄せられていく。

そこには貧しい暮らしから抜け出し自らの欲望の為に突き進む母子と母親を探し続ける娘がいた。

感想

貧乏な生活から抜け出し 上流社会への憧れを抱き続けた母親は 自分の欲望と夢を娘に託していましたね。

娘は美しく賢く育ち 母の自慢であり裕福な家に嫁がせるという強い願望を隠さない母でした。

ですがこの母子にはウン・ドンジュという名前に対して不安や怯えを覚える程の秘密があったのです。

忘れたい名前の人に偶然出会ったサビーナでした。

母はそんな娘を守る為に そして自分の願望である上流社会へ娘を送り出す為に 早い段階で彼女の不安要素を取り除こうと動くのですね。

人質事件の時サビーナに借りたジャケットを返す為ドンジュは会う事になったのですが現れたのは母親でした。

娘にドンジュを会わせたくなかったのですね。

また 母親には自分の目で確かめたい ”ある事” があったのです。

敢えて自分の顔をドンジュに見せた母親。

しかし彼女から特に反応が無かった事に安堵の表情を見せるのです。

ドンジュはひとりの刑事ピルスンと出会いました。

人質事件の時に出会い その後の大金が入ったバッグが消えた件で容疑を掛けられ 疑いが晴れた後も何かと関わる事があったのです。

大金のバッグはドンジュの親友が偶然手にしたのですが 事件後 帰りのタクシーの中に置き忘れてしまったのですね。

気付いた運転手が保管していたのですが 刑事もドンジュ達の供述と防犯カメラから運転手を探す事になったのです。

I&Kグループのパーティーの日。

この夜 会長でもある母親にサビーナを紹介しサプライズとして会場でプロポーズを行う予定でいたジュンギとサビーナでした。

しかしそれはジュンギの母が妨害し実現しなかったのです。

期待を裏切られたサビーナはジュンギに怒りをぶつけ会場を出たのでした。

残された彼はお酒を飲みその後車を走らせたのです。

突然目の前に男が飛び出して来ました。

急ブレーキも間に合わず衝突し 一旦は立ち上がったのですが直ぐに倒れた男の姿があったのです。

そしてその瞬間を側で目撃したのがサビーナでした。

更にブレーキ音に気付き彼らの前に現れたのがピルスンとドンジュだったのです。

事故現場での再会に取り繕うサビーナとジュンギです。

なぜならふたりは被害者の男をトランクに隠した直後だったからでした。

被害者の男は事故直前サビーナと会っていたのですね。

そこで彼はサビーナの事を「ドンジュ」と呼んでいたのでした。

ピルスンとドンジュは例の大金が入ったバッグの行方を追いタクシー運転手を探していたのですが その人こそ事故に遭った被害者の男性だったのです。

運転していたジュンギは直ぐに自首すると言ったのですが それを激しく阻止したのはサビーナでしたね。

飲酒運転であり会社のイメージを損ねる事でもあると説得するのです。

このまま事故と被害者を隠し通すことにしたのです。

ジュンギは気が進まないのですがサビーナは強硬するのですね。

彼女には被害男性との関係を知られたくないという思いがあったのです。

そこで彼を隠す為にトランクに運び入れた時に刑事とドンジュに遭遇してしまったのです。

ドンジュ達はふたりの態度に違和感を覚えながらもタクシー運転手に会う事を優先しその場を後にしたのです。

彼の家を訪ねたドンジュとピルスンでしたがそこには父の帰りを待ちわびているふたりの子供の姿があったのです。

その頃その運転手はサビーナとジュンギにより廃材の中に隠されたのでした。

ドンジュは時折悪夢にうなされる事がありました。母を探す自分の夢でした。

自分は棄てられたのではないと信じたかったのですね。

ピルスンも夢に飛び起きる事があったのです。

それは車の衝突事故の夢でした。

彼がまだ子供の頃実際に身に起きた悲惨な体験だったのです。

その年のその日は多発性硬化症の患者を支援する「黄金の庭 蛍祭り」という催しが執り行われていたのです。

彼も両親と共に参加していたのですがその帰り道で事故に巻き込まれたのでした。

両親は亡くなったのです。

一方的に相手方に過失があったのですが 加害者の運転手は見つからず28年もの月日が流れたのです。

「黄金の庭 蛍祭り」の主催者はあのI&Kグループの会長 サビーナの恋人の母だったのです。

ドンジュの父親は多発性硬化症に依り亡くなっていたのですね。

ドンジュがまだ2歳の頃でその当時彼女の母親は既に亡くなっていて 父とふたりで暮らしていたのですが 後に父は再婚し父の死後継母に育てられたのでした。

ですがドンジュの記憶の中にはその継母が実母だという認識でいたのですね。

幼い彼女には実母の記憶は無かったのです。

継母はドンジュを大事に育ててくれたのでした。

父の葬儀の日にドンジュと継母は蛍祭りに参加していた会長と出会いました。

継母はドンジュの手を引き 夫が多発性硬化症患者であった事そして今日葬儀であった事を話すと 会長は自分が着けていたネックレスを継母の手にそっと握らせたのです。

勇気づける為だったのですね。

ドンジュは側でその様子を見つめていました。

会長は28年経った今でもふたりに出会った事を覚えていたのです。

しかしその記憶がその後息子とサビーナの結婚を許す元になるのですね。

ドンジュと刑事のピルスンはお互いを意識する様になりましたね。

いつも言い合いをしているのですが 彼はドンジュの善人さに惹かれていったのです。

ドンジュはピルスンが子供の頃経験した事故を知り両親を亡くした事を知りました。

その話を聞き思い出した事があったのです。

彼女も「黄金の庭 蛍祭り」の帰り道 母親(継母)が運転中事故を起こした事でした。

助手席に座っていた少女が運転中の母に絡まってきた事でハンドルを取られ 対向車線の車に衝突し相手の車は横転したのです。

ドンジュはその時後部座席にいましたがそれがピルスンの両親と彼が乗っていた車だったのですね。

話を聞いたピルスンは ドンジユは加害者の娘なのか…と疑いを持つのです。

サビーナの事を「ドンジュ」と呼んだ男性は事故に遭いその後彼女の母がまだ息のある彼を知人の病院へ運んだのです。

しかし一部の記憶を失くしその上サビーナの母に嘘の話を摺りこまれてしまうのです。

この男性に全てを語られる事を恐れたのですね。

事故の事もサビーナとの関係も。

I&Kグループはサビーナの母にとってまさしく憧れだったのですね。

その世界に身を置く事が娘を幸福にする事であり自分自身の野望でもあったのです。

あの28年前に初めて会長と出会った時同年代でありながら自分との格差を強く思い知らされた母でした。

あの家と姻家になる為無事に娘を嫁がせる事こそが母の目標であり それ以上に野望の中心にあったのは財産だったのです。

自分たちの過去を暴露される事は死活問題なのです。

ですからこの後次々と起こる障害を様々な手を使い阻止する母でした。

その中で最も避けたい事実が「ウン・ドンジュ」だったのです。

ドンジュには一時期 双子の様に一緒に過ごした少女がいました。

継母が連れて来た子です。

その子は父親の家族から人間扱いを受けず悲惨な姿で継母の前に現れたのです。

感情を失くした様な女の子に継母は涙を流しながら汚れ切ったその体を洗っていたのです。

それからはドンジュと同じ洋服を着せ一緒に遊び姉妹の様に過ごしたのでした。

ですが継母はその子に「ソウルには連れて行けない ドンジュを連れて行く」と告げたのです。

その子は自分も一緒に行くと激しく反発し運転中の継母に絡まるのでした。

この子こそあのサビーナだったのです。

そしてサビーナは継母の実の子供でした。

ドンジュの父と出会う前に結婚していた時に産まれたのですが 離婚後父親の元に引き取られたサビーナでしたが そこでは動物以下の扱いだったのです。

その様子を知った継母はサビーナを連れ 戻したのですね。

そしてその後ドンジュを棄て 更にはドンジュの名前と新たな人生を彼女に与えたのです。

継母はドンジュの戸籍を盗んでいたのです。

サビーナは自分をウン・ドンジュと名乗っていた時に出会ったのがあの運転手だったのですね。

ふたりの間には子供がいたのです。

その後数十年かけて本名のサビーナを名乗り美容アドバイザーとしてマスコミに取り上げられ有名人になりI&Kの本部長を務めるジュンギと出会ったのです。

しかし マスコミにはサビーナという名前は別名であるとし活動していましたが 本名を尋ねられるも返答をはぐらかすのでした。

ドンジュは母だと信じている人を探し続けていましたね。

そしてサビーナの母が自分の探している人なのではないかと思う様になるのです。


この母親の娘をお金持ちに嫁がせたいという一念は凄まじかったですね。

娘に対して結婚は 愛情より妻の座と財閥家の地位が一番大事であると教え込んできた様です。

娘は自身の悲惨な幼少期を恨みドンジュに対しての嫉妬もあったのでしょうね。

そして彼女の名前を語って来た事への後ろめたさを十分感じてもいたのです。

ですから本人に出会い狼狽えたのですね。

自分の過去を婚約者に知られたくない恐怖心と 今の地位や生活を手放したくない執着心が やがてドンジュに対して「あなたはサビーナだ」と口走るのです。

運命を奪われたドンジュはこのサビーナと継母に悉く裏切られますが 刑事のピルスンと共に最後まで諦めず失った物を取り戻す為に立ち向かうのです。

最終話は悲劇が待ち受けていました。

韓国ドラマの定番とも言える出生の秘密や 財閥との関り等全44話という長さにしては盛りだくさんだった気がしますね。

面白かったです☆

最後まで読んでいただきありがとうございました♪

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