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韓国ドラマ「ハイクラス~偽りの楽園~」を観て

2024/08/11
 
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りこです。 北海道在住 猫好き・ お笑い・韓流ドラマ・ 野球・音楽・散歩・掃除が好きです。
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2021年

配信全32話(1話約31分)


簡単あらすじ

夫を亡くした弁護士のソン・ヨウルは息子を連れ済州島を訪れた。

済州島国際学校の面接を受ける招待状が届いた為だったが送り主は不明だった。

7歳の息子は合格したが同級生達にいやがらせを受ける。

ヨウルもまた母親達から陰口を叩かれたり無視されたりする。

そんな彼女に声を掛けてくれたのがファン・ナユンという香港から移住してきた母親だった。

ギャラリーを経営し自身の絵を展示していた。

ヨウルは次第に彼女と親しくなり友達になっていく。

ナユンには娘がいてヨウルの息子より年上だがふたりは姉弟の様に仲良くなった。

ヨウルの周りで事件が起こる。

その度に彼女に疑惑の目が集まるのだった。

更にヨウルを追い続ける刑事がいた。

ヨウルの夫は自殺と判断されていたが刑事は他殺の線を棄ててはいなかった。

そしてその容疑者として妻のヨウルに疑いを持っていたのだ。

彼女に何かと手を貸してくれるのが体育教師のオ・スンサンだった。

だが彼には秘密があった。

学園関係者には亡き夫と繋がりのある人間も数人いた事が分かる。

ヨウルはそれまで知らなかった夫の裏の顔を知る事になり また長年に渡る秘密と直面する。

感想

済州島国際学校に合格する為には成績より重要な条件がありました。

在校生がいるか・財団や学校に知人はいるか。

ヨウルはこの条件を満たしていませんでしたね。

ですから他の保護者達からはなぜ合格出来たのかと怪訝な目で見られたのです。

ヨウル自身もその理由を後で知る事になるのですね。

PTA会長のナムは最初からヨウルを近寄らせたくない様子でいました。

グループラインにも彼女だけ誘わずお茶を飲む席にも声を掛けずと何故か毛嫌いをするのでした。

新入生歓迎会の夜ヨウルの息子がロッカーに閉じ込められるという事件が起きたのです。

閉会になった時息子の姿が見えない事に学園中を探し回ったヨウルでしたが鍵が掛けられた ロッカーから声が聞こえたのです。

動揺した彼女は必死で扉を壊し息子を救出しました。

無事を確認し抱きしめた時ガラス窓に目が留まったのです。

そこには口紅で書いたと思われる「WELCOME」の赤い文字があったのです。

ヨウルにひとりだけ声を掛けてくれる母親がいました。

息子が閉じ込められたその後車のキーを忘れたヨウルでしたが 通りかかったファン・ナユンという女性が自宅まで送り届けてくれたのです。

それがきっかけになりふたりは友達付き合いする様になるのですね。

子供達も姉弟の様に仲良くなって行くのです。

彼女には息子より3歳年上の女の子がいてその子もこの学園の新入生でした。

ナユンは香港から移住して来たのですがギャラリーを開いていて そこに自身の絵も展示していたのですね。

ヨウルは息子の件を理事長に訴え謝罪を受けました。

その際思わぬ話を聞かされたのです。

夫がこの学園に関わっているという内容だったのです。

学園設立から寄付まで夫は尽力していたと言うのですね。

どの程度の関りだったのかと訊ねたヨウルに理事長が答えました。

「息子さんをトップ入学させる事が出来る程」と。

これ以上は話しては貰えませんでしたが 初めて聞かされた夫との関連で戸惑うヨウルでした。

済州島での住居に関しても驚かされたヨウルです。

夫が亡くなる前に息子名義で家を購入していたのですね。

夫は投資家でしたが多額の債務を背負い自殺していたのです。結婚記念日の夜でした。

船内でふたりで過ごしていた夫とヨウルでしたが 目覚めた時夫の姿はなく 後日海で当時着ていたシャツが発見されたのです。

夫は見つからずヨウルが殺害したと疑われ事情を訊かれたのですが 証拠不十分で釈放されていたのです。

しかし世間は彼女を夫殺しの目で見ていたのですね。

学園内でもその話題が出てヨウルに向かい殺人者と言い放つ保護者もいたのです。

遺体が発見されなかった事もあり また当初妻の他に人はいなかった事で殺人の疑いを持たれたのです。

当初からヨウルを疑っている刑事もいました。

偶然にも済州島の警察署に移動になりそこでヨウルと出会ったのです。

実はこの刑事の妻が投資をして損害を受け自殺をしていたのですね。

夫の投資会社が関連していたのです。

自殺で処理された後も執拗にヨウルへの疑惑を棄てない刑事です。

ヨウルは家の中で夫の携帯を見つけました。

しかしロックが解除できずそのままになっていたのです。

ある日ヨウル宛に花束が届きカードが添えられていました。

送り主が分からず探すのですがその過程で学園の保護者である女優に行き当たるのです。

ですが花束を贈る理由がないことが分かり彼女から夫と親しかった女性の名前が出たのです。

PTA会長ナムでした。

とても親しげだったと聞き動揺したヨウルでした。

夫は理事長・ナム会長と繋がりがあったのですね。

音楽会の日学園の理事長が亡くなったのです。

そして第一発見者がヨウルでした。

その夜理事長と会う約束をしていたのですね。

音楽会の最中にメールで呼び出された為理事長室へ入ったのです。

その様子を見ていたのが唯一親しくしているナユンだったのです。

死因は病死と断定されたのですが他殺の線が出て来たのです。

薬物が検出されたのでした。

ヨウルは緊急逮捕されたのです。遺体の側にヨウルのプレスレットがありまた理事長の爪から彼女のDNAが検出された為でした。

そして取り調べたのはあの刑事だったのです。

理事長死亡時刻ヨウルにアリバイがある事が分かり釈放されましたが 自殺した夫の死について未だ彼女への疑惑を抱き続ける刑事の姿があるのです。

夫の携帯の暗証番号が分からずにいたヨウルでしたが思わぬところから知る事になるのです。

ナユンの描いている絵を見たヨウルは衝撃を受けました。

特徴的なその絵は夫が息子名義で購入していた家の中に飾られていた絵画と同じ作風だったのですね。

ヨウルは彼女について調べる中で娘の誕生日に目が留まりました。

夫の携帯の暗証番号を最初は息子の誕生日で入力してみましたが 解除されなかったのです。

そこでナユンの娘の誕生日を入力してみたのです。

ロックが解除されました。

強い衝撃を受けたヨウルは即座にナユンのギャラリーへ向かったのです。

そして絵を見たのです。

そこには夫と彼女と娘が描かれていたのです。

ヨウルは怒りを抑えられずその絵を破壊しました。

その場に現れたナユンはこう言いました。

「あの子は私と彼の子供」

「あなたより先に私たちは出会っていた」

「あなたが彼を奪った」と。

ナユンと夫の関係を知ったヨウルでした。

ふたりの間には結婚に関する誓約書も存在していたのですね。

ですが法律上の妻はヨウルなのです。

ナユンは夫の愛情は自分たちにあると言い その彼を殺したと思い込んでいるヨウルを許せずに近寄ったのですね。

ヨウルに更なる試練が訪れました。

夫の会計士が訪ねて来て夫の死亡届を出して欲しいと言うのです。

理由は財団に多額の借金があり死亡届を提出しなければ請求先が妻であるヨウルに向くと。

なんとか請求を阻止していたのが亡くなった理事長だったのです。

ふたりが居なくなりヨウルの立場が危うくなるのを防ぎたい夫の言葉だったと言うのですね。

そしてUSBメモリを受け取ったのです。

そこには夫の声が録音されていました。

自分を忘れる様にという決別の言葉だったのです。

涙をこらえられないヨウルでした。

新しく理事長になったのはあのファン・ナユンでした。

驚く保護者達です。

そして彼女の理事長就任は亡き夫の遺言だったと告げる会計士です。

ヨウルの家に隠し部屋が作られていた事が分かりました。

そこでは家の至る所にカメラが仕掛けられ常時ヨウルの行動は監視されていたのです。

そして工事を依頼したのが夫の会社の会計士だったのです。

この時点で会計士と新理事長になったナユンが夫の死後何かを企んでいるのではと考えたヨウルでした。

ヨウルは証拠となるUSBが理事長室のどこかに隠されていると推測し探る事にしました。

理事長室でメモリを探していたヨウルは誰かが入って来る気配に咄嗟に扉の中に隠れました。

男性がふたり部屋に入り話始めたのです。

その会話は学園理事長の死についてでした。

自分に死亡届を出すよう促してきたあの会計士だったのです。

彼の仕業だったのですね。

そして向かい側に座る男が口を開いたのです。

その瞬間ヨウルは目を見開きました。

夫の声だったのです。

隙間からその男の姿を覗き見るヨウルです。

夫でした。

声が出ない様口を押えるヨウルでしたがあまりの驚きに涙が滲んでくるのでした。


夫は生きていましたね。

自殺を偽装し負債の責任から逃れようとしたのですね。

更に財団を海外企業に売却し大金を手にする事を目論んでいたのです。

その計画に利用されたのがナユンだったのですね。

理事長のサインが必要だった為敢えて経営に詳しくない彼女で しかも理事長の席は愛する彼の希望だったと思い込ませ自由に操っていたのです。

詳しい説明を受けないままにサインさせたのがあの会計士なのですね。

ナユンは夫が生きている事を知らされ喜びの中にいた時です。

夫から贈り物を受け取りこれでやっと家族3人で暮らせる 自分の元に帰って来ると感極まっていたのです。

そして指定された場所で夫を待つのですね。

しかし 彼女をトラックが襲ったのです。

ナユンは重傷を負い生死を彷徨うのです。

ヨウルは夫の仕業だと気付いたのです。

ナユンは病室に入って来た男の顔を見ました。

そこには愛する彼(ヨウルの夫)が自分を見下ろしていたのです。

そして彼はおもむろに酸素吸入器を外したのです。

ナユンは初めて知ったのですね。

彼が自分を殺そうとしている事を。

更に夫はナユンを傷つけるのです。

愛など無かった事。自分は利益が一番大事だと。

そして君が僕の家族に関わったと。

その「僕の家族」の言葉に激しくショックを受けたナユンなのです。

自分たちが本当の家族だと信じていたそれまでの年月を一気に消し去る残酷さを見たのです。

この学園に関係する主な人達は自分のプライドや見栄の為に保っていた立場がありましたが ことごとく崩れ去りましたね。

最後まで読んでいただきありがとうございました♪

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