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韓国ドラマ「赤と黒」を観て

 
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りこです。 北海道在住 猫好き・ お笑い・韓流ドラマ・ 野球・音楽・散歩・掃除が好きです。
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2011年

配信全17話(1話約67分)


簡単あらすじ

スタントマンのシム・ゴヌクは撮影中にアートコンサルタントのムン・ジェインと出会う。

ジェインは自分を裏切りお金持ちの娘と結婚した男を見返す為財閥家に嫁ぐ事を目標にしていた。

ジェインは彼をヘシングループ次男のホン・テソンだと勘違いし接近していく。

ゴヌクは敢えて否定も肯定もしなかった。

彼はまたヘシングループホン家の長女テラと次女モネ その後次男のホン・テソンとも出会い 其々と深く関わっていく。

シム・ゴヌクにはあとふたつの名前があった。

チェ・テソンホン・テソン

その名前は彼にとって一番幸福であり また最も辛い記憶と共に 現在まで激しい憎しみを抱く原因となった本名であった。

彼は復讐の為にヘシングループのホン一族に近付く。

しかしあくまでもシム・ゴヌクとして接する。

ゴヌクはスタントマンの裏で密かにヘシンを調査し復讐の準備を整えていた。

彼の復讐とは両親から引き離されそしてホン家から容赦なく捨てられた過去にあった。

感想

ホン家を壊す為に復讐するゴヌクでしたが 孤独で深い悲しみを抱きながらも 反面家族を求めている本心も垣間見れましたね。

ゴヌクは少年だった頃本名のチェ・テソンでした。

母と聾啞者の父の元愛情に溢れる幸せな家庭で育っていました。

ある日 突然 訳も分からず本当の父親の処へ行けと言われ泣きながら抵抗するテソンでしたが 大人たちによって強引に引き離されたのです。

これは両親にとっても辛い決断だったのです。

その家がヘシングループ会長であるホン家でした。

テソンは会長が他所で産ませた子供だったのですね。

その子の存在を知った会長がテソンを探し出し強引にホン家の次男として家に入れたのです。

その日から彼はホン・テソンになったのです。

ですが本家の次男として過ごしていたある日 テソンは家を追い出される事になったのです。

彼は偽のホン・テソンであり本物のテソンが見つかったと言うのですね。

会長である父も鑑定書を見て彼が偽物であると知り 今度は容赦なく追い出したのです。

テソンは号泣しながら家に置いて欲しいと頼むのですが まるでゴミでも捨てるかの様に雨の中彼を放り出したのです。

側にいた秘書の男性が お前を迎えに実の親たちが来るから待ってろと言い残し門を閉じたのです。

親が来ることに喜び到着を待っていたテソンでしたが もう少しで会えるという時 両親は交通事故に遭い亡くなったのです。

そうして彼は施設で暮らす事になったのです。

時が流れ20年後 テソンはシム・ゴヌクと名乗りヘシングループのホン一族の前に現れるのです。

ビルから飛び降り死亡した女性がいました。

当初自殺が濃厚だったのですが 女性が飛び降りたと推測される時間に男と言い争っていたという証言が出たのです。

そしてその時女性が男に向かって「テソン」と呼んでいた事が分かったのです。

それから刑事は「テソン」を探し始め ヘシングループの次男ホン・テソンに辿り着くのです。

彼はその女性の恋人でした。

ですが亡くなった事は知らない様子でショックを隠し切れずにいるテソンでしたね。

更に捜査を続けやがてもうひとりのホン・テソンであったゴヌクの元に刑事が訪れるのです。

ゴヌクを疑い始めたのです。

彼の過去を調べ且つての本名を知り更には死亡した女性との関係も明らかになったのです。

ゴヌクはその女性を姉の様に慕いたったひとりの家族と思っていたのです。

また その女性がホン家の次男と付き合っていて彼から冷たくされていた事も知っていたのです。

ゴヌクからすれば女性の死はホン・テソンが原因だと思っていたのですね。

自分が今刑事に女性殺害の容疑者と疑われているのですが ゴヌクは彼女の死の現場にいて自殺を止めようとしていたのです。

しかしその事実を詳しく説明しようとはしないゴヌクだったのです。

ホン家の次女モネはゴヌクに恋をしてしまいます。

彼もまた彼女の想いを知りながら突き放す事はせずある思惑を持って接するのでした。

モネは大学生でしたがいずれはゴヌクと結婚したいと親にも伝えていました。

そんな中ゴヌクの行動はモネではなく既婚者の姉テラに向かうのです。

テラはヘシングループの副会長に就いているのですが 検事の夫との仲はあまり上手く行ってないのですね。

夫には結婚前からの恋人がいたのです。

そんなテラの寂しい心の隙間に入って来たのがゴヌクでした。

彼に惹かれて行く自分を抑えられなくなったテラは遂に離婚を決意するのです。

しかしゴヌクの本心は違うところにあったのですね。

姉とゴヌクの関係を知った妹モネは親によって留学させられてしまいます。

その少し前にはホン家に悲劇が起こるのです。

アメリカにいた長男が帰国後 株価操作疑惑が報じられ会長の怒りを買うのです。

報道によりヘシングループの信頼が揺らぎ始めたのです。

更に追い打ちを掛ける様にその長男が渡米後事故に遭い死亡したという連絡が入るのです。

この悲劇はホン家から光を奪うものでした。

そうして長女の離婚問題が起こり 次女には親が決めた婚約者がいたのですがゴヌクを愛してしまった彼女は婚約破棄となり 更には姉とゴヌクとの関係を知り留学という手段で彼から離れる事になったのです。

不運に見舞われ始めたホン家ですが 今度はグループの会長である父が心臓発作を起こし倒れてしまうのです。

父が倒れた時側にいたのはゴヌクでした。

父親はゴヌクに対してどこか懐かしさを感じていたのですが 彼の正体を知りふたりで会っていた時に発作が起きたのです。

次々と降りかかるホン一族の不幸に一時期ゴヌクの義母だった会長の妻は 姿が見えない人物の仕業だと考えるのです。

そして昔テソンと名乗りこの家にやって来た少年の存在に行きつくのですね。

しかしその子は既に亡くなっているという認識でいました。

ですがどうにも気になり秘書にその子の消息を調べさせるのです。

もうひとつ気がかりがあった義母。

最近何かと家族と関りを持っているシム・ゴヌクの存在でした。

彼とホン家の不幸な出来事を繋げたのですね。

そしてゴヌクの身元調査も始めるのです。

義母にとって且つてホン・テソンと名乗っていた少年が生きている事は 自分の犯した罪を暴かれかねない危険性を含んでいたのです。

ですがゴヌクは既に一族と関りその絆を壊し始めていたのですね。

ゴヌクをヘシングループの次男だと思い込んで接近したジェインはやがて誤解だと知りますが ゴヌクを責め立てます。

騙されたと言う気持ちが起きたのですね。

そうして本当のホン・テソンに近付くのですが 徐々にゴヌクの事が気になりだし 気持ちが変わって行くのです。

ゴヌクにとっても唯一ヘシングループの人間ではないジェインに向き合っていくのです。

ゴヌクのヘシンに対する怨念を知ったジェインは彼の側から離れる事を恐れ 復讐を止めようとするのですね。

ですがゴヌクの心の深くにある家族を奪われ自分を物の様に捨てたホン家に対する憎悪を薄める事は出来なかったのです。

彼は両親の事故死の真相を知る事になり そうして自分の本当の父親の事も知らされるのです。

彼にとってそれは大きな衝撃だったのです。


面白かったですね。

シム・ゴヌクの家族への想いは本当に深くどれ程大切な存在であったかがよくわかりましたね。

それ故に終盤の「真実」には彼から魂までも奪う程の衝撃が走り 彼が復讐の為に傷つけてしまった人への謝罪の意味もあり非情な結末になっていました。

このドラマは日本ロケもありましたね。

日本語でのセリフも多くてとても流暢な発音が聴けました。

豊原功補さんがガラス工芸家として出演されていましたし 他に下呂温泉も出て来ましたよ。

最終回は切なさが残る終わり方でしたね。

最後まで読んでいただきありがとうございました♪

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