韓国ドラマ「シークレットブティック」

韓国ドラマ 感想

2019年

配信全32話(1話約32分)


簡単あらすじ

子供の頃 両親と共に乗っていたバスが事故を起こし 父親は即死 身重の母は病院へ搬送されたが治療を後回しにされ死亡 お腹の子供はなんとか産まれる事が出来 娘ジェニーは軽傷で助かった。

その後施設で暮らしていたが見知らぬ男女がジェニーと生後間もない弟を養子にと連れ帰った。

しかしその直後姉弟は箱に入れられゴミ捨て場に捨て置かれた。

必死で助けを求めなんとか難を逃れた。

その後数年ふたりは施設で暮らしたが 病弱だった弟は死亡しジェニーは施設で起こったある事件が元で退所させられ銭湯で働いた。

そこで出会ったのがデオ物産の会長ヨオクだった。

彼女はジェニーを自分の娘の相談役として家に住まわせた。

それから20年が過ぎ 彼女はデオグループJブティックの社長として力を発揮していた。

しかしジェニーにはある目的があった。

それはデオグループを本来の持ち主に返す事。

現在の会長から奪う事だった。

そして本来の持ち主とはジェニーの両親であり奪ったのは会長であるからだった。

その復讐の為に長い年月を掛け会長から信頼を得るまでに尽力してきたジェニー。

会長が蓄えた全財産を奪い会長の座から引きずり下ろしこの家から追い出す為ジェニーの闘いが始まる。

彼女の傍らには施設で共に暮らした弟の様な存在の弁護士ソヌがいつもいてくれた。

感想

バスの横転事故の時 必死でバスの外に出ようとする女性を引き留め娘を助けて欲しいと告げたジェニーの母はそのまま意識を失いました。

母の必死の願いを聞く形になったその女性も身重でしたが 直後 女性が目を向けたのは母親の指輪でした。

咄嗟に指輪を抜き取った女性は躊躇わず自分の指にはめたのです。

その行為が人違いを招きジェニーの人生をも狂わせる事になったのです。

病院に運ばれた母親とその女性は共に妊婦でしたが母の方が緊急を要したのです。

ですがその時数人の男性が現れ誰かを探し始めたのです。

そして母と共に搬送されたあの女性の元へ向かったのです。

男性は指輪を見て「デオ物産ご子息の奥様ですね」と訊ね戸惑う女性の返答も聞かず医師に「この方を先に治療して下さい」と告げたのです。

それまでは重症のジェニーの母を治療する方向だったのですが 結局 母親は後回しになり直後死亡したのでした。

その後 ジェニー18歳の時 銭湯で働く彼女に声を掛け娘の相談役として家に招き入れたのが バス事故の時母親から指輪を盗んだ女性 現在はデオ物産の会長であるヨオクだったのです。

ジェニーが社長を務めるJブティックは表向きの顔とは違う一面を持っていましたね。

法律事務所を構え他所で扱わない極秘案件を請け負い裏では 政界と繋がっていたのです。

要職に就いている人の離婚問題や家庭問題等 その家の秘密を知る最高の女と噂されるジェニーでした。

そしてまた人脈の秘密宝庫とも囁かれていたのです。

ジェニーの右腕とも言えるソヌはその事務所に所属する弁護士でした。

彼はジェニーを守る為に側にいましたが 施設時代と彼女が銭湯で働いていた当時をよく知り彼女の苦労も寂しさも辛さも全て見て来たのですね。

彼はジェニーの心を守ると言ってきました。

そして僕が姉さんの実家になると話していたのです。

ふたりの絆はとても強かったですね。

会長のヨオクには3人の子供がいます。

長男のジョンヒョク・長女イェナム・次女イェウン。

長女のイェナムはジェニーに対抗心を持っていましたね。

デオグループ会長である母に自分を認めさせたい思いが強く その為には常に仕事が出来るジェニーの存在が疎ましくて仕方ないのです。

ジェニーは長男のジョンヒョクと結婚する事になりました。

勿論反対するイェナムですが 彼女以外異論を唱える人も出ず また兄本人が結婚を受け入れている事から渋々口を閉ざさざる得ない長女だったのです。

ですが財閥であるウィ家に元家政婦だったジェニーが一族の名を語る様になるという現実にはどうしても目を背ける事が出来ないイェナムはやがてふたりの秘密を探り出す事になるのです。

ジェニーと夫のジョンヒョクは新婚らしさのない暮らしぶりでした。

それを察知したイェナムは兄夫婦は擬装結婚ではないのかと疑うのですね。

兄はソファで寝起きしジェニーはベッドでの生活だったのです。

その状況からイェナムは兄には他に女性がいると考え兄の尾行をしたのです。

そしてジェニーには弁護士のソヌの存在自体を疑ったのですね。

ですがイェナムは兄の秘密を見てしまうのです。

そしてそれはジェニーも既に知っていた事実だったのです。

兄ジョンヒョクは女性を愛する事が出来なかったのです。

ジェニーがジョンヒョクと結婚したのには思惑があったのですね。

デオグループの資金源を掌握する為だったのです。

ですがもう一方では子供の頃から自分にやさしく接してくれたジョンヒョクの事は好きでもあったのですね。

まだ学生の頃 彼が男性と見つめ合う現場を見てしまいその頃から既に理解していたジェニーだったのです。

自分が会長から奪われた物を全て奪い返すためにはジョンヒョクを利用する必要もあったのです。

そしてジョンヒョクもまたジェニーの秘密を知っていました。

彼女がウィ家の正式な血縁者である事を。

彼女から奪った物を返す為にジョンヒョクは終盤ジェニーに冷たく接し そして衝撃的な結末を迎えるのです。

国際都市開発を進める市長の不祥事が発覚しました。

市長はジェニーの助けを求めようとしましたがそれを止めたのがイェナムでした。

ジェニーに市長の弱みを握らせない為にイェナムがその処理をするつもりなのですね。

イェナムは市長に女性を贈ったのです。

ですがその女性は船内で市長が打った薬物の過剰摂取により死亡したのです。

その処理に元刑事が駆り出され遺体を海に遺棄し隠滅したのです。

その後 その女性を探しているという女性警官が元刑事の元を訪ねて来ました。

元刑事は素知らぬ素振りでいましたが船内で証拠となる薬物を見つけた事に気付き 女性警官をなぐりその後彼女は行方不明になったのです。

その警官を探す娘がいました。

アマチュア棋士のヒョンジです。

帰らない母を探し続けるのですがその過程でジェニーとソヌに出会うのですね。

彼女の人の心を読む力をみたジェニーは自分たちに必要だと考え交換条件を出して来たヒョンジと手を組むのです。

彼女が出した条件とは母親を探して貰う事でした。

ジェニーはそれを受け入れ必ず探すと約束したのです。

ヒョンジとの出会いはソヌの心も動かしましたね。

一途にジェニーだけを見て来た彼にとってヒョンジの存在に何かしら揺れ動く気持ちを感じていくのです。

でも 彼女はジェニーによって刑務所へ入る事になってしまうのです。

そして母親が殺されたと知らされるのです。

ヒョンジはジェニーとソヌに対して恨みを抱きふたりへの復讐の為に保釈を要求するのですが その為に力を借りた相手はデオグループ会長のヨオクだったのです。


ヒョンジは自分を刑務所送りにしたジェニーと彼女に従ったソヌを恨みましたね。

ですが最後には真相が分かり そして殺されたと言われた母親に会えるのです。

ジェニーが会わせてくれたのですね。

約束を守ったのです。

会長が奪った指輪と言うのはウィ家の跡継ぎに贈られる物で ジェニーの母親が受け取っていたのですね。

それを奪ったヨオクは貧しい暮らしをしていましたが指輪によってウィ家に入り現在のデオグループを作り上げたのです。

ですから本来なら縁もないはずのウィ家に子息の嫁として入り偽りのまま過ごして来たのですね。

ジェニーは自分がこの家の本当の孫にあたると知りその時から着々と下地を作って機会を探っていたのです。

ですが全てが思い通りに進んだ訳ではありませんでしたね。

ジェニーも失った物があり泣き崩れた時間があったのです。

面白いドラマでした☆

最後まで読んでいただきありがとうございました♪

riko-tsubuyaki-blog
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