韓国ドラマ「黄金の私の人生」を観て
2017年制作
2022年8月~テレビ東京にて放映
全52話
韓国では最高瞬間視聴率47.5%をマークした人気ドラマです。
「簡単あらすじ」
25年前に幼い娘の失踪事件が起きた。
その子の親は財閥ヘソングループの創始者の娘夫婦だった。
時が経ち行方不明だった娘が生きていると解りやがてその子をヘソンの家に迎え入れることになる。
その娘というのがソ・ジアン。
育った環境が大きく違うために実の親の元でなんとか馴染もうと努力をしていく。
そこには実の兄になるチェ・ドギョンと妹ソヒョンが一緒に暮らしている。
お金に関する価値観も日常生活におけるしきたりも全てこれまでの暮らしとは違うヘソンの家。
財閥の息苦しさもジアンは感じ始めているがそれでも馴染むために努力を続ける。
そんな中 青天の霹靂ともいえるような事態が起こる。
それは両家を揺るがしそれぞれの家族に亀裂を生じさせる程大きく、簡単には埋める事の出来ない事実が明るみになっていく。
感想
いいドラマでした。
物語の中ではいくつかの恋愛話しもありましたが、最後まで観ていて一番印象に残ったのは「父親の愛」でした。
常に家族のため取り分け子供の為に働き続けてきた父親です。
でもある事が父親の身に起き自分がこれまで尽くしてきた事への虚しさを痛感するようになります。
そして子供からも妻からも離れこれまで出来なかった趣味や夢だけの為に生きようと決心します。
ですがその行動とは裏腹に家族への気遣いと優しさが見えました。
これまでの全てを投げ出したい 自由に生きてみたい と思う父親の気持が解らなくはないなぁと感じる事もありましたが 決断に辛さが見え本心はどうなんだろう?と思いながら観ていました。
全編に渡って父親の愛と苦悩がありますが こんなにも深い愛情を持って沸き起こる問題に向かって行ける事に私は胸を打たれました。
こんなに一生懸命生きている人に神様はどこまで試練を与えるのかなぁとさえ思えました。
後半父親と子供たちのシーンはずっと涙が止まりませんでした。
同じ父親でもヘソンの創始者のおじい様には観ていて腹が立ちました。
ヘソングループにとって得か損かの判断だけで孫の自由も奪ってしまうような姿勢に「ここまでやるのか」という気持ちを持ちましたね。
それから少しユニークだったのは純粋培養されたヘソンの孫 長男ドギョンと妹のソヒョンです。
二人とも育ちが良いせいか 妙に素直で真っすぐな性格なので 普通の事に驚くシーンがあります。
特に妹の方が自分の知らない物事に対して経験した後の反応にとても面白いものがありました。
このドラマは誰にとっての「黄金の人生」なのか?
多分ひとりのことではないように思います。
愛する人と巡り会って幸せを掴む人たち。
この土台があってこそ生まれる人生をそれぞれの立ち位置で それぞれの目線で それぞれの幸せを求め築き上げていくこと。
それがひとりひとりの「黄金の人生」になるのだと言っているような気がします。
本当に泣けたし いいドラマだったなぁと思っています。
「主なキャスト」
パク・シフ (チェ・ドギョン)
シン・ヘソン(ソ・ジアン)
イ・テファン(ソヌ・ヒョク)
ソ・ウンス (ソ・ジス/チェ・ウンソク)
チョン・ホジン(ソ・テス)
キム・ヘオク (ヤン・ミジョン)
イ・テソン (ソ・ジテ)
キム・ビョンギ(ノ・ヤンホ)
シン・ヒョス (ソ・ジホ)
チャン・ノミン(チェ・ジェソン)
ナ・ヨンヒ (ノ・ミョンヒ)
イ・ダイン (チェ・ソヒョン)
チョン・ソヨン(ソヌ・ヒ)
チェ・グィファ(カン・ナムグ)
パク・ジュヒ (イ・スマ)
( )内は役名です。
最後まで読んでいただきありがとうございました♪