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韓国ドラマ「その冬、風が吹く」を観て

2024/08/23
 
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りこです。 北海道在住 猫好き・ お笑い・韓流ドラマ・ 野球・音楽・散歩・掃除が好きです。
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2013年

配信全16話(1話約64分)


簡単あらすじ

同姓同名のふたりの男がいた。

オ・スと名乗るひとりはPLグループの御曹司で母親が名前を付けた。

8歳の時父親の浮気が原因で2歳下の妹は父と 自分は母と暮らす事になった。

イタリアンシェフになるのが夢だった。

一方もうひとりのオ・スは産まれてすぐ親に棄てられ発見された場所を元に 施設長が名付けてくれた。

定職に就かず賭け事や詐欺まがいの行為で生活するギャンブラーだった。

ふたりは友人関係だった。

ある日 警察に追われて逃げ出したギャンブラーのオ・スを見かけ 呼び止めようと彼を追ったもうひとりのが直後 車に跳ねられ死亡した。

その現場でギャンブラーのスは逮捕され更に彼に執着する女性の策略に依り横領の罪を被せられ受刑者となった。

1年後 刑期を終え出所したオ・スには被せられた罪であるが多額の横領金の返済が待っていた。

払えなければ殺されるという危ない相手だったのだ。

そんな中 PLグループの弁護士という男性が声を掛けて来た。

先日病死した会長の息子オ・スを探していたのだ。

本物のスは事故死していたが死亡届が出ておらず行方不明のままだった。

ギャンブラーのはこの勘違いを利用しようと考えた。

そして大金を狙い本物のオ・スに成り済ましPLグループへ入り込んだ。

そこで出会ったのが盲目の女性 亡くなったオ・スの妹オ・ヨンだった。

オ・スは兄に成り済ましヨンの側にいるが 次第に彼女に対して特別な感情を抱くようになる。

嘘の期限を決めその間にお金を手に入れようと計画したが オ・ヨンの純粋な心に彼自身本当の愛を覚えていく。

感想

大金を横領した犯人にさせられたオ・スでしたが その罪は検察も丸め込まれての判決だったのですね。

彼に執着する女性が1年間海外での仕事があるため その間オ・スを繋ぎとめる為彼を身動きが取れない様にと塀の中に閉じ込めたのです。

そうして出所後 横領先の社長から期限内に返済をしなければ命を取ると言われていたのですね。

オ・スには彼を別の意味で憎んでいる男もいました。

常に危ない橋を渡り歩き生きて来たオ・スでしたが 自分を会長の息子と間違えている弁護士の話を受け 彼を兄貴と慕う弟分とPLグループへ入る計画を立てるのです。

じっくり下調べをして巨大な資産がある事を突き止め 偽のオ・スに成り済まし横領金の返済の為に遂に兄だと名乗り出たのです。

本物であると証明する為に亡くなったオ・スが火傷の跡がある事を調べ なんとギャンブラーのオ・スはやかんのお湯を腕にかけたのです。

その読みの通り火傷の話が出てオ・スは腕を見せたのでした。

驚くPL関係者です。

ですが 終盤この火傷に彼が偽物であると見抜く人が現れるのですね。

オ・ヨンは兄の登場に冷たい反応でした。

本物の兄が亡くなる前に一度訪ねた事があったのですね。

ですがその日兄は目の前で事故に遭ってしまったのですがヨンにはその光景は見えませんでした。

そして同じ時間帯に父である会長が亡くなったのです。

ヨンは幼い頃から誰の事も信用していませんでした。

父親は浮気をし母は兄を連れ家を出て 学校では友達が目の見えないヨンの事を噂しいつしか人を信じる気持ちに自ら蓋をしていたのです。

ですから兄だというオ・スが現れてもそこに喜びもなく皮肉を口走ってしまうのですね。

「父が危篤だと教えても来なかったのに 今頃何 別の目的があるんでしょ」

オ・スが「別の目的?」と聞き返すと

ヨンはハッキリと答えるのです。

「お金」

そして弁護士に訊ねたのです。父の遺産について。

弁護士は「引き継ぐのはヨンである」

と答え更に

「彼女の同意無しに兄が相続する事は出来ない」と続けたのです。

その言葉を受けオ・スは含み笑いを見せるのです。

現状のヨンは誰の事も信じていないのでどこか投げやりな振る舞いでいました。

寧ろその隙に入り込み 彼女の信頼を得 自分を頼りにして貰い 計画を達成しようと決めるのです。

オ・スは妹に兄らしい態度を示そうとするのですね。

ヨンの人への接し方を見て「思っていたお前と違う。我儘すぎる」と自分の想いを口にしました。

そして自分がこれまで生きて来られたのはお前がいるからだと伝え 財産の件にも触れたのです。

「父親が全てお前に財産を与えても訴訟を起こせば俺にもチャンスはある」

「しかし訴訟は起こさない 俺の望みは限られた時間 兄に妹として・・」と言った処でヨンは言葉を遮りました。

そうして冷静にこう尋ねるのです。

「私が我がまま? 私の目が見えない事気が付いてる?」

「別れた時は見えていた でも今は見えない」

「妹を本当に愛しているなら 財産の話や私が我がままだと言う前に どうして目が見えなくなった訳を訊かないの?」

と声を震わせるヨンの言葉にハッと息を飲むオ・スです。

「辛かっただろうって」

「兄さんの顔を見てもらえず辛い」

そう言って欲しかったのですね。

去り際にヨンは「21年振りに現れて その態度は違うと思う」と言葉を残したのです。

何も言えず佇むオ・スでした。

ヨンは生きる事を諦めているかの様に死にたがる言動をするのですね。

電車を待っている時「今 私の背中を押せば殺せる」と挑発する様に隣にいるオ・スに囁くのです。

一瞬迷うスでしたがイザ電車を前に歩み寄る妹を見て必死で止めるのですね。

思わず抱きしめた瞬間オ・スの中でヨンが特別な存在になってゆくのを感じるのです。

そうして徐々に近づく二人でしたがある時オ・スはヨンとワン秘書 そして弁護士の会話を聴いてしまうのです。

ヨンが脳腫瘍である事。

ヨン自身は承知している事でしたが初めて知るスにとっては衝撃だったのです。

更にヨンは遺言書を書くと言うのですね。

内容は兄に全てを渡すというのです。

お金を欲しがっていると分かる兄に対して ” 私を殺す事 ” という条件を出すのです。

お金は勿論必要でしたがヨンの病気の再発を心配するオ・スだったのです。

21年振りに兄だと名乗ったオ・スに対して本物かどうかを疑う人がいました。

亡き会長(ヨンの父親)が決めたヨンの婚約者でした。

彼はオ・スを調査しDNA鑑定を依頼したのです。

その情報を聞きつけたスの協力者は先回りし鑑定品を差し替え 難を逃れたのですが 完全に疑いが晴れた訳では無かったのですね。

更にスを追う男がいて返済を迫るのです。

期日までに支払わなければ命を奪うと脅されていたのです。

自分を疑う目や命を狙う目に囲まれながらもオ・スはヨンの側にいる時間を優先するのでした。

ヨンも兄を認め始め素直に甘える様になるのです。

6歳の時に別れてから彼女の中の兄は当時のままで 大人になった姿を想像出来ないのですね。

ですから長年不眠症に悩まされていたヨンは一緒に寝て欲しいと言うのです。

戸惑うスに屈託なく寄り添いその安心感で眠れる様になっていくヨンでした。

しかしオ・スの正体が知られる日が近づいていたのです。

そしてまたヨンの脳腫瘍の再発も起き始めていました。

本物のオ・スを知る友人が昔の写真を探し出したのです。

そして彼の火傷は左腕に負った事が分かったのです。

偽のオ・スが作った跡は右腕だったのですね。

彼自身もまた自分を兄と信じているヨンに嘘を付き続ける事に苦しさを覚えていたのです。

本当の事を打ち明けようとする前にヨンは知ってしまうのです。

裏切られた気持ちに彼女はオ・スに冷たく接する様になり それでもヨンを心配して側に居る兄に背を向ける様になるのです。

再発した脳腫瘍の手術が迫る中 彼女は自ら命を絶とうとするのでした。


オ・スはヨンを愛する様になるのですが ヨンもまた兄への愛情だと思っていた感情に疑問を抱くのですね。

側にいると胸が高鳴りその感情に兄ではなく男性としての意識を持つ事に罪悪感を覚えるのです。

そして以前から同姓同名のもうひとりのオ・スがいる事を知っていたヨンは ワン秘書にそのオ・スを探して欲しいと頼むのです。

なぜかその人が気になるというのですね。

一度だけ本物の兄を探していて同姓同名のオ・スに出会っていたのです。

気になるオ・スの存在。

その人が今側にいる人なのですが目が見えないヨンは気が付く事がないのですね。

オ・スには辛い過去がありましたね。

恋人を19歳の時事故で亡くしていたのです。

その人のお腹には自分との子供がいたのです。

若かったスはその責任の重さに耐えられず逃げたのでした。

その彼を追って事故に遭った恋人だったのです。

彼の中で大きな後悔となって残っていたのです。

時が経ち ヨンとスにはお互いの気持ちを認める日が訪れるのですね。

最後まで読んでいただきありがとうございました♪

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