韓国ドラマ「仮面の女王」を観て
2023年
配信全16話(1話約82分)
「簡単あらすじ」
学生時代からの親友である4人の女性。
ジェイ・ユナ・ヘミ・ユジョン。
彼女たちはユジョンのブライダルシャワーの為に集まっていた。
そこで事件が起こった。
ユジョンの婚約者であるドシクが殺害されたのだ。
同席していた彼女たちは参考人として事情を訊かれることになった。
そしてその中でユナが容疑者として浮かび逮捕された。
ユナは否認していたがその後無実の訴えは退かれ懲役15年の刑を受ける。
それから10年後 ジェイ・ユジョン・ヘナは知人の葬儀に参列していた。
そこへエミリー・コと名乗る女性が現れた。
彼女は3人の前でこう名乗った。
「韓国名 コ・ユナ」と。
服役中のユナその人だったのだ。
ユナは自分を陥れた真犯人を知っていると言い その人物への復讐の為にやって来たのだ。
また 4人はそれぞれ知られたくない秘密を抱えて居た。
その為自分を守ろうとし亀裂が生まれていく。
婚約者ドシクを殺害した真犯人は誰か? 探る内に新たな人物たちが現れ 彼女たちは翻弄されていく。
感想
4人の女性
イ・ジェイ 弁護士
彼女の母親は男に捨てられ未婚でジェイを産んだが他界しジェイは祖母に育てられた。
正義感が強く弁護士になるのが夢で見事に実現させた。
ユン・ヘミ マリエラホテル副社長
嫉妬深く欲張りだが一番正直で信頼出来る人。
母親は政財界関係者御用達の料亭の社長である。
年下の夫は元ホストで彼女が生活を支えている状態だが 優しくてヘミを愛している。
コ・ユナ ファッションデザイナー(実は嘘だった)
一見クールだが一番面倒見がよく情熱的で義理堅い。
一番遅くに仲間入りした人。
アメリカで出会った男性との間に娘を儲けていた。
チュ・ユジョン ヨンウン文化財団理事長
文化財団の一人娘。気配り上手で思慮深い人。
小児麻痺の影響で足が少し不自由である。
結婚を間近に控えていた。
若い頃からの4人の友情は変わらないと信じていた。
自分たちを四葉のクローバーの様だと例えていたのだ。
ユジョンの婚約者殺害事件の 犯人とされ
ユナは 懲役15年の刑を受けましたが ある大物の権力により 仮釈放され その後名前を変えてアメリカに渡りました。
帰国したのは自分を犯人扱いした友に復讐するためでしたが やがて新たに真犯人だと思われる男が現れます。
それは アメリカで一緒に暮らしていた男性ソン・ジェヒョクでした。
そしてこのジェヒョクは野望の持ち主で 文化財団理事長のユジョンに近づいていくのです。
このふたりの関係にはユナと結びつく糸があり それによってユジョンも苦しい立場に追い込まれるのですね。
このジュヒョクが実に悪質で経歴も嘘で固められたものなのですが ユジョンは疑いを持たずに彼を財団に引き入れ やがては夫として子供も儲ける事になるのです。
殺害されたユジョンの婚約者は議員の息子でした。
その議員もなにやら怪しげなのですが 実はその裏に大物がいたのです。
その人物がジュヒョクと議員 婚約者だったドシクにも関わり 更には「仮面」を付けた秘密クラブ「エンジェルス」にも深く関りの持つ人物だったのですね。
この「エンジェルス」では徹底的に秘密にされている違法な取引が行われていました。
そしてそれだけではない 人権を侵害するようなある事が行われていたのです。
表向きは児童養護施設ですが 裏には仮面を着けた者たちが集まる秘密クラブでした。
「エンジェルス」は悪の巣窟だったのです。
ジェイ・ヘミ・ユジョンは社会的には成功していると言ってもいいのかもしれませんが 3人共に秘密を抱えていましたね。
ジェイは親友ユジョンのブライダルシャワーの日 仮面の男に強姦されていました。
彼女はその仮面だけを頼りに男を探し続けていたのです。
犯罪の時効を間近にしながら 仮面に付けられていた「A」の文字だけを頼りに 決して許さないという執念を持って探していたのです。
ヘミは薬物を止められずにいました。
元ホストの夫に見守られながら 止める努力をするのですが難しいのです。
ユジョンは婚約者が殺害された時の第一発見者でした。
その時部屋で見つけた映像の証拠品を隠していたのです。
そこには真犯人が映っていたのですが ユジョンは確認することなく婚約者が眠るお墓に隠してしまうのですね。
殺人犯の汚名を着せられたユナはファッションデザイナーではなく 水商売をしていました。
そして子供もいました。
彼女はジェイ達にウソをついていましたし 自分を信じていない事にも寂しさを感じていたのです。その気持ちの反動が反発心にもなっていたのですね。
そしてまたユジョンの婚約者ドシクとの関係が4人にはあって あの殺人事件が起きた日に別々にドシクを尋ねてもいたのです。
その事もお互い言えずにいたのですね。
ジェイには恋人がいました。
チェ・ガンフ 料理上手でジェイが信頼している唯一の人でした。
そのガンフと結婚するつもりでいたのですが 彼はドシク殺害の犯人を知ってしまい 秘密クラブの本当の支配者をも知ることになり 殺害されてしまうのです。
全ての問題が解決した後 ジェイは3人と一緒にガンフの遺灰のある納骨堂へいくのですが ユナたちの「泣いてもいいのよ」という言葉に対してこう答えたのです。
「今は泣かない 泣くと溢れそうだから これからの人生で彼の事を思い出す時に少しずつ 噛みしめながら 泣いていく・・」と。
泣けましたこのシーンは。
最初に殺された男 その後の男 そして最後に全ての犯人であった男 其々に4人が関りがあったという鎖が絡まっているような関係性でしたね。
仮面は真実を隠す為につけるんだという最後の男が言いました。
真実など知る必要はないと。
ジェイ達にも仮面を着けて権力を手に入れ 仮面の下の真実を隠すことを望んだのです。
勿論彼女たちは従いません。
その男の 目には見えない仮面を剥がしたのです。
そして確信しました。
4人の友情は変わっていなかった事を。
全16話だったのですが 3回に分けての配信でした。
1話~8話 / 9話~14話 / 15話~16話(最終話)
漸く今日観終えました。
全体的に夜のシーンが多く暗い印象でしたけれど 緊張感のある面白さがありましたね。
最後まで読んでいただきありがとうございました♪