韓国ドラマ「華麗なる遺産」を観てー第1~10話
2009年
配信全28話(1話約64分)
「簡単あらすじ」
第1~10話
留学先のアメリカから一時帰国したコ・ウンソンは降りる際にバッグを取り違えてしまう。
相手も気付かずにいたがその後バッグを巡り一騒動が起こる。
その相手はソヌ・ファンという男性で彼も留学先からの一時帰国だった。
ウンソンには父と弟そして母親の亡きあと再婚した継母とその連れ子がいた。
自閉症である弟はピアノを弾く事が好きで姉のウンソンを想う曲も作っていた。
一方ソヌ・ファンはチンソン食品社長の孫で何不自由なく育ってきた。
社長である祖母はファンを後継者と考えていたが彼の人や仕事に対する考え方や姿勢に不甲斐なさを抱いていた。
ウンソンの父の会社は経営が傾き始めていた。
資金繰りに駆け回っていた時暴漢に襲われ意識を失った。
その後父が亡くなったと知らされる。
ウンソンと弟 そして継母と義妹の運命が変わり始める。
継母は自分の子だけを手元に置き ウンソンと弟を家から追い出すのだった。
感想
面白いです!
まだ10話迄なのですが堅苦しくなくそれでいて緊張感があるドラマですね。
ウンソンとファンの出会いはバッグの取違いからでしたが その後バッグを返すまでが結構もつれましたね。
父が再婚した継母にはウンソンと同い年の娘スンミがいました。
彼女は大学院生なのですが実はファンの恋人(?)でもあるのです。
高校生の時からの付き合いでスンミは彼を好きなのですがファンはどうなのでしょうか・・妹の様な感じでいるようでもあり結婚するならスンミかなと思っている風でもありますね。
ウンソンの父は一度不渡りを出し倒産危機状態でした。
妻はそこまで悪い状況であるとは思っていなかったのです。
父は友人知人を頼り資金援助を申し出ますが思い通りには進まずひとり悩んでいたのです。
妻は不渡りを出すかもしれないという会社の状況を知り あなたの心臓を売っても倒産を阻止してと強い口調で言ったのです。
父親はその言葉に茫然としました。
ウンソンは翌日が父の誕生日だったため プレゼントを用意していたのですが 実はそのプレゼントは取り違えたバッグの中だったのですね。
なんとしても取り戻したいウンソンでした。
手元にあるバッグのネームプレートを見て連絡をするのですが その電話を受けた時のファンはクラブで飲み明かした末お金を払えないという状況だったのです。
ファンはウンソンからの電話で彼女を利用する事にしたのです。
呑み代を見ず知らずのウンソンに支払わせたファンでした。
ふたり共に早くバッグを取り戻したいのですがその度にすれ違いなかなか本人たちの手元には返って来ないのです。
ウンソンの父は金策が上手く行かず途方に暮れていた時 暴漢に襲われたのです。
父が気絶している間に金品等身に着けていた物を全て奪われてしまいました。
気付いた時には上着も獲られていたのですね。
ですがその夜事故が起こったのです。
父を襲った男の居た場所で爆発事故が起こりその後遺体が発見されたのですが 損傷が酷く性別すら判別出来ない状態だったのです。
所持品から身元が割り出されニュースで発表されました。
そこにはウンソンの父の名前があったのです。
ニュースを見た継母は愕然としました。
ウンソンが父の死を知ったのは既に湯灌が済んだ後だったのです。
ウンソンが父の顔を見たいと泣きながら訴えるのですが継母はあまりにも酷い状態だったため引き留めたのです。
結局父の亡骸に会う事はなく葬儀を終えたウンソンでした。
継母は父が残した保険金を受け取る手続きを早々に行いました。
実は家は会社倒産の末差し押さえられていたのですね。
債権者も押し寄せていたのです。
父の葬儀直後継母はウンソンに嘘を付きました。
新しい家は狭くて4人で暮らす事は出来ない。
ウンソンとウヌ(弟)にお金を渡しふたりで生活する様にと言ったのです。
結局夫が亡くなったのだから前妻の子は家族ではないという事を遠回しに告げたのですね。
義妹のスンミはふたりが可哀そうだと反対したのですが継母は冷たく突き放すのでした。
これからの自分たちの生活には邪魔な存在になったのです。
ウンソンは住む家もないので仕事を探しますが世間の厳しさを痛感させられるのです。
追い詰められ遂に弟と死ぬ事を考えてしまうのです。
でも自分の言葉を素直に聞く弟を前に思い留まるのでした。
ウンソンは友人の手助けを受けクラブで働くのですがそこでもファンと出会ってしまうのです。
バッグの件でふたりはまた言い争いになるのでした。
ウンソンは友人から大変な事が起きたと電話を受けました。
一緒に暮らしていた弟のウヌが居なくなったと言うのです。
弟のウヌは自閉症であり人とコミュニケーションが取り抜くいので迷子になっても人に訊ねる事も出来なかったのです。
しかも夜遅い時間でした。
ウンソンは動揺を隠せず泣きながら探すのです。
しかし見つける事は出来ませんでした。
その日から弟を探す日々が続くのです。
彼女を心配して手を貸してくれたのがレストランのオーナーをしているパク・ジュンセでした。
顔見知りだったのですね。
彼はウヌを探す為チラシを作りまた聞き回ってもくれたのです。
しかし見つける事は出来ずウヌを想っては胸を痛めるウンソンでした。
実はウヌの行方不明には継母が関わっていたのです。
ピアノが好きなウヌは道に迷った時 音楽教室を見つけ思わず入ってしまったのですね。
そこでウヌの携帯から継母に電話を入れた人がいたのです。
迎えに行った継母はウヌを車に乗せ自分のマンションの前まで来たのですが そこでウンソンに連絡を入れたのです。
ですが繋がらず困っているとウヌはウンソンや継母の電話番号を呟いたのです。
更に今乗っている継母の車のナンバーやマンションの住所も。
狭い部屋で貧しい暮らしをしていると思わせウンソンとウヌを追い出した継母でしたが ウヌの記憶に刷り込まれてしまった住所や車に動揺したのです。
継母は絶対に知られたくない気持ちが強く ウヌを別の場所に置き去りにしようと考えたのでした。
ソウルを離れ人気のない様な場所にある古びた施設の門前でウヌを降ろし「ここで待っていなさい」と言い更にこう約束させたのです。
「私にもウンソンにも電話をしないこと」
「電話をすると会えなくなる」
「誰にも電話番号を教えない事」
ウヌは「誰にも教えない 電話もしない」と繰り返すのでした。
継母はそのままその場を離れウヌは翌朝 門前で眠っていたところを施設の人に発見されたのです。
ウヌが見つからず傷心のウンソンでしたね。
それでもジュンセや友人の励ましもありウヌが見つかった時に一緒に暮らせる様にと部屋を見つける為仕事を掛け持ちしながら過ごすのです。
そんな時ウンソンはひとりの女性と出会います。
露店で餃子を売っていたウンソンですが同じ場所でその女性も売り物を出していたのです。
ですがその女性が階段下で倒れて意識を失っている場面に遭遇したウンソンです。
病院へ付き添いましたがその人は一瞬記憶を失くしてしまい連絡先も帰る家も分からない状態でした。
ウンソンは自分のアパートへ連れて帰りそこから数日間一緒に過ごすことになったのですね。
やがて記憶を取り戻した女性はそれまでウンソンから受けた優しさや思いやりのある気持ちに感謝を覚えこんな提案をしてくるのです。
「私の家で一緒に暮らそう」と。
驚くウンソンですが弟を探さなければいけないと断るのです。
すると彼女は「私が必ず弟を探す それを条件に一緒に暮らしてほしい」と言うのでした。
説得を受けその女性の家で暮らすことになったウンソンでしたが そこには驚くべき人物が住んでいたのです。
そして助けた女性の正体も明かされるのです。
助けた女性とはチンソン食品の社長でした。
バッグを取り違えたファンの祖母ですね。
少し前 ウンソンはチンソン食品の面接に行く予定だったのですが叶いませんでした。
社長である女性が腹痛を訴え離れる事が出来なかったのです。
ウンソンとファンはお互い最悪の出会いのまま三度顔を合わせたのです。
これから同じ屋根の下で暮らすのですね。
更に人違いで死亡したとされたウンソンの父ですが 継母と会うのです。
自分が生きていた事を喜んでくれると思っていた父でしたが妻の想いは違ったのです。
夫が生存している事を秘密にしたいのです。
その為お金を渡しどこか遠くへ行って欲しいと告げるのですね。
その時父は妻の本性を知るのです。
本当に一気に観てしまえる程面白いですね。
当時の最高視聴率は47.1%もあったそうです。
最後まで読んでいただきありがとうございました♪