韓国ドラマ「チャンファとホンリョン~裏切りと復讐の女たち~」第71話~75話(最終話)

韓国ドラマ 感想

2009年

全75話(1話約60分CM込み)

BS11で放映中


これまでのあらすじ

第66話~70話

ホンリョンは故郷へ戻りゴンミや子供達と暮らし始めた。

チャンファは心を入れ替え義母の世話をしている。

そんな彼女を見てもテユンの心は閉ざされたままであり チャンファとしては子供が産まれたら彼も情が湧き いつか本当の家族になれるのではと僅かな希望を抱く。

しかし彼のホンリョンに対する愛を感じざる得ないチャンファは それならせめて子供をテユンの籍に入れ財産相続を手に入れる権利を主張しようと決める。

そんな時 チャンファの愛人だったヒョクがお腹の子の父親は自分では?と疑いそれを否定するチャンファでしたが不安が過りテユンとのDNA鑑定を密かに行った。

結果テユンとの親子関係は否定されたのだった。

焦り出したチャンファはこの事実を生涯隠し通すと決めたが ヒョクが直接テユンに暴露すると会いに行ってしまった。

必死の制止も聞かずテユンの元へ向かう途中ホンリョンに会ったヒョクは「チャンファの子はテユンに関係ない 僕の子だ」と言ってしまった。

すぐには状況を呑み込めないホンリョンはただ驚くばかりだった。

感想

第71話~75話(最終話)

ヒョクが突然の行動に出たのには理由がありましたね。

チャンファは子供の父親の件を絶対に隠し通す為にヒョクが邪魔だったのです。

そんな彼の命を奪う為ホンリョンの娘の実父であるソクトゥに襲わせたのでした。

危機一髪で難を逃れたヒョクは自分を狙った男の顔を見て裏にチャンファがいる事を悟ったのですね。

ヒョクは涙を流しチャンファへの怒りが溢れその勢いでテユンに全て打ち明けると決めたのです。

彼の行動を止めたいチャンファはホンリョンに電話でヒョクを止めて欲しいと頼むのですが テユンの前に彼女が真実を知ってしまったのです。

「本当の事を自分で話すべきだ」と言うホンリョンの前でチャンファは漸くその言葉を受け入れたのです。

しかしやはりチャンファでしたね。

会社の支店をチャンファの名義にするとテユンが決めそれを知る事になった彼女は ホンリョンの助言を無視し子供の事は隠し通すと決断してしまったのです。

この時までテユンは真実を知らずにいたのですね。

子供の為にと決定を下したのです。

ですが調印の日 ヒョクがテユンの前に現れたのです。

話があると必死に訴えてもチャンファの愛人だった男にテユンは会うはずもないのですね。

それでも諦めず彼はこう叫んだのです。

「子供はあなたと無関係だ!」と。

その言葉に真剣な表情でヒョクを見つめ返すテユンでした。

真実を知ったテユンの怒りは凄まじかったですね。

チャンファは命の危険を覚える程怯えたのです。

テユンは愛するホンリョンと別れた事も チャンファは憎いけれど子供に罪は無く誕生後戸籍に入れようと考えていた事も ホンリョンが任される筈だった支店長の座をチャンファに与える事も 全てに置いてテユンが大事な物や人を犠牲にしての決断だった事への大きな裏切りにとてもチャンファを許せる余地を感じない激しい怒りを覚えていたのです。

泣きながら「自分を殺して」と言うチャンファに テユンは「自分で死ね」と言い捨てたのです。

そんな中テユンの母危篤の報せが入ったのです。

テユンやホンリョン・ゴンミ・ジョンヘやホンリョンの娘その他関係者の見守る中 母親は最期にチャンファに会いたいと言ったのです。

誰もが反対するのですがホンリョンだけは本人の望みを叶えようとチャンファを呼びに行きました。

一度は断ったチャンファでしたがやがて両親と共に義母の元を訪れたのです。

母は息も絶え絶えの中「すべてには理由がある」という言葉をチャンファに届け その後静かに息を引き取りました。

心底気落ちしているチャンファは自殺を試みたのですがなんとか助かり テユンから死んでも許す事は無いと言われてしまうのです。

そして義母からの「すべて理由がある」という言葉の意味をテユンなりに受け止め その気持ちをチャンファに伝えたのです。

「母はきっと君を許したのだと思う」と。

その気持ちをチャンファは受け止め涙が止まらないのです。

そうして誰からも離れ身重の身体でアルバイトを始めたのです。

そんな中 急な陣痛が起き病院へ行くことを頑なに拒み続けるチャンファはホンリョンへ連絡をしたのですね。

急いでチャンファの元に着いたホンリョンは出産に立ち会いました。

8か月目で早産だった子は命の危機に陥るのです。

しかもその子は母親のいない子供として病院へ運び込まれていたのです。

それはチャンファが育児を放棄したからでした。

出産後精神的に不安定だったチャンファは 付き添いの助産師さんに向かい言ったのです。

「この子を施設かどこかに捨ててきて」と。

呆れたその女性は子供を拾ったと説明し病院へ連れて行ったのです。

その事を知ったホンリョンは憤りを覚え「義母を捨て 今度は自分が産んだ子供も捨てるのか」と強くチャンファを責めました。

チャンファはまたしても「生きていても意味がない」と逃げ出す様な言葉を吐くのです。

ですがその後自分の服が濡れて来たのを感じるのですね。

それは母乳でした。

その瞬間「赤ちゃんはどこ?私の子供はどこ?母乳が・・・飲ませなくちゃ・・赤ちゃん・・」と泣きながら探し回るのです。

そして子供はとても危険な状態である事が分かるのです。

子供の危険を考慮しても手術を希望したチャンファでした。

チャンファは母親と認められてはいませんでしたが テユンの助けを借りなんとか手元に戻る事になったのです。

そうして手術を受けた子はホンリョン・テユンの見守る中一命を取り留めたのです。

誰もいなくなったNICUの窓越しにチャンファの姿がありました。

その姿に声を掛けず見守るホンリョンでした。

テユンとホンリョンはお互い同じ気持ちでしたね。

愛しているのに言葉に出来ずあれ程辛い別れを経験をしたふたりでしたから 自分が諦めれば相手を傷付けないという思いやりがお互いへの気持ちに蓋をしていたのですね。

ですが時間が流れテユンは叔母の言葉に そしてホンリョンはチャンファの言葉に・親友たちの言葉に心を動かされ再び向き合う勇気を得るのでした。

閉じ込め諦めようとしていた心の蓋を自ら開けたのです。


チャンファは本当に心を入れ替えた様ですね。

自分のこれまでの行いを後悔し親になって大事な何かに気付いた様でした。

ホンリョンと向き合い

「彼の心はあなたで一杯 彼はあなたを心から愛している」

「私は二度と彼の前には現れない 約束するわ」と伝えたのです。

最後は印象的なシーンで終わりましたね。

公園内の路がふたつに分かれていたのです。

チャンファは乳母車を押しながら自分で選んだ路へ進みました。

既に別の路には親子3人で肩を寄せ合いながら歩く家族がいました。

ホンリョンとテユンと娘ギルナンです。

最後まで読んでいただきありがとうございました♪

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