韓国ドラマ「運命のように君を愛してる」を観て
2014年制作
配信全20話(1話約60分)
「簡単あらすじ」
派遣社員のキム・ミヨンは 雑用を頼まれると断れないという性格。
社員達に都合のいいように扱われていた。
一方チャイン化学の社長イ・ゴンはやり手の自信家で財閥の息子である。
このふたりがマカオで偶然出会う。
しかも 宿泊先のホテルの部屋を間違えた事が原因で 一夜を共にしてしまう。
朝目覚めるとお互い知らない者同士で驚くが もっと驚いたのはふたりは酔っていた状態で関係を持ってしまった事だった。
そして 帰国して一か月後キム・ミヨンは妊娠してしまった。
しかし イ・ゴンには結婚したい恋人がいた。
マカオでプロポーズする予定だったが 彼女の都合で実現しなかったのだ。
キム・ミヨンは中絶を決心するが イ・ゴンは祖母から早く跡継ぎをと言われていた事もあり 責任を取ることを決め 結婚を決意する。
でも 諦められない恋人への思いがあり キム・ミヨンも彼の心情を思うと辛い選択だが 結婚を受け入れる。
そこから ふたりの夫婦としての関係が始まるが 実はそう簡単にはいかない暮らしが待っていた。
感想
面白かった!
最終的なネタバレになりますが ハッピーエンドで良かった~と思いましたね☆
最初は (特にゴンは)愛情がなく 子供の為だけの夫婦でいるのですが 彼が恋人を諦めなければいけないというシーンでは 本当に辛そうでしたね。
そして 形だけの夫婦で過ごす為 ゴンからは子供が生まれたら離婚だと言われていて ミヨンもそれに従う気持ちでいたのです。
彼はどうしても妻(ミヨン)には気持ちが傾かないと言っているのです。
また 妊娠から結婚という流れについて 誤解が生まれてしまうのですね。
マカオで飲んだお酒に興奮剤が混入されたのですが それがたまたまミヨンの義兄が関わっていたことから 計画的に自分に接近してきたのだと思われてしまうのです。
そのため余計にミヨンを嫌い冷たく接するのです。
彼はミヨンの事をカタツムリと呼んでいました。
静かに近づいて来るが 吸いつく力が強く いつの間にか離れない!
と例えて 何かにつけカタツムリ!とひとり言を言ってるのです。
でも ミヨンに直接は言わないところに どこかゴンの優しさが現れているのですよね。
ゴンの冷たすぎる対応がこのまま続くのかなと思うと あの優しい女性のミヨンが可哀想だなと思いながら 観ていましたが 意外と早く彼女の人間性に気づいてくれたので 安心しましたね。
ミヨンは本当に優しいのです。
絶対相手を責める事等しないし(出来ない人)控え目なので ゴンも嫌味を言ってはみるものの 怒らない彼女に対して 「怒ってくれればいいのに」と逆に後味の悪さを感じたりするのです。
そうして徐々に彼の気持に変化が訪れていくのです。
妊娠中でお腹がすくミヨンを気にしてひとり言で「カタツムリにご飯をやらなきゃいけない」と言ったりしてます。(#^^#)
ゴンにとってミヨンが大事な人になっていくのですが 彼が結婚したことを知らない恋人に事実を打ち明ける時がきます。
彼女と本当に別れを決めるのです。
辛い時間を迎えるのです。
それはゴンにも 恋人にも ミヨンにとっても・・
悲しい出来事はこれだけではないのですね。
このドラマは ラブコメディだと思っていたのですが 実は結構シリアスな展開もあって ゴンとミヨンには本当に辛い出来事が待っていたのです。
ミヨンの近くにはいつも彼女を見守っている男性がいました。
彼には幼い頃行方不明になった妹がいて 探していたのです。
偶然にもミヨンと同じ名前でした。
彼は ゴンの冷たい態度を受け淋しそうな彼女を励ましていました。
そして「そんな時は絵を描いてみたら気が紛れる」と薦めてくれたのです。
その事がやがて 彼女を変える事になるのです。
ミヨンの持つ優しい人柄の中で 強さも備える女性になっていくのですね。
ミヨンは自分の事をこんな風に例えていました。
” 必要だけど大切ではない ”
” 手軽で便利だけどすぐ捨てられる ”
自分はそんな ” 付箋 ”のようだと。
そしてそんな彼女に対して ゴンは すぐ剥がれる付箋ではなく 強力な接着剤になれ!と励ましていたのです。
ゴンは凄く特徴的な笑い方をしていました。
最初はチョッと嫌な感じを受けるような笑い方なのですが 何度も出てくる内に妙に可笑しくて ゴンが笑うたびに私もついつい笑っていましたね。
でも 最終回になぜあの様な笑い方をするのか・・その意味が分かるのです。
このドラマは一度全編を観て すぐにまた観たくなったのです。
ゴンは本当にミヨンを愛するようになるのですが それ故に辛い決断をしなければならない事も起こります。
泣けるシーンもあって 笑えるシーンもあって とてもお気に入りの作品になりましたね。
とにかく主演のチャン・ヒョクさんと チャン・ナラさんがすごくいいのです。
チャン・ヒョクさんの癖が強めで豪快だけど 繊細な優しいゴンが魅力的でしたし チャン・ナラさんの演じたミヨンは 話し方も控えめで可愛らしくて それでいて強さも備えている女性でした。
本当にこのふたりがピッタリの呼吸だったなぁと感じましたね。
ふたりが共演している 他の作品も観たいと思っています。
きっと面白いと思いますね☆
最後まで読んでいただきありがとうございました♪