韓国ドラマ「ハウスメイト」を観て
2014年
1話 の短編(66分)
「簡単あらすじ」
夫のサンウは携帯に送られてきた 妻ソウォンの寝ている姿を見て驚く。
それはベッドで眠っている妻だったが 浮気を疑ってしまう様な写真だった。
すぐに妻を探しに出掛けたその先で目にしたのは 友人と妻が抱き合う姿だった。
ソウォンは 勘違いだと説明しようとするが サンウは友人を殴り妻の声など耳に入らない状態だった。
そうして妻は失踪した。
サンウは仕事も休み荒んだ生活の中1年が過ぎた。
職場に復帰することになったが 結婚の時に購入した家のローンが払えなくなり ハウスメイトを探していた。
友人が心配して住んでくれる人を探してくれたが 実はサンウはその人とは一度も会えず 顔写真と名前を知るというだけで すれ違いの奇妙な共同生活が始まっていく。
感想
友人が紹介したハウスメイトは女性でした。
名前はホン・ウニョン。顔写真が1枚壁に貼られていました。
しかしサンウとは生活時間が違う為か 顔を合わせる事がありませんでした。
サンウとしては女性と住むという事に抵抗があったのです。
内心 彼は失踪した妻を諦められずにいたのですね。
いつか帰って来て欲しいと思っていたのです。
それでも 妻が残していった物は捨てようと決めますが どうしても捨てられない物がありゴミ袋の中から探し出します。
それは妻が撮った海の写真でした。
当時 撮った時は2枚あって 陽が昇る時の海と 西の空に陽が沈む時の海の写真でした。
サンウは「どっちが日の出?」と笑っていましたが 妻は「同じ太陽だから 見る人が決めればいいわ」と言って微笑んでいましたね。
その写真を探して1枚見つけ 大事に持ち帰るのです。
ハウスメイトの女性とのやり取りは付箋でした。
電話を掛けてもいつも留守電なのです。
ある日帰宅したサンウは部屋の様子が違っている事に戸惑います。
ソファーの位置も変わっているし 小さな魚が泳ぐ水槽までありました。
ベランダには鉢植えの花が幾つかあったのです。
付箋のメモにはこう書いてありました。
” ミニ庭園を造りました。水槽と庭園の管理は1週間に1回交代でしましょう ” と。
またある日の付箋では ” ゴミ出しの分別 ” についてや ” 水道の修理 ” についてでした。
サンウが書いた付箋には ” 蛍光灯の交換をしました ”とか 作ってくれた料理へのお礼などでした。
次に書かれていたメモには 壁の色を塗り替えるのでどっちの色が好きかという事で2種類のペンキが用意されていました。
好きな色を付箋に書くと 彼女は壁を塗り替えます。
勿論サンウが留守の時ですね。
塗り替えられた壁に今度はサンウが釘を打ちます。
そして ” 壁にくぎを打ちました ” と付箋に記します。
一度も会っていないハウスメイトとのやりとりが続くのです。
昼は女性が 夜は男性が住み一度も会わない共同生活。
一度だけ鉢合わせしそうな場面がありました。
女性 ホン・ウニョンは昼間シャワーを使用していたのですが そこへサンウが急用の為帰宅したのです。
シャワーの音を聞いて サンウは申し訳なく思い ドア越しに「もう行きますので」と断って家を出たのです。
その時シャワールームで ウニョンはなぜか 泣きだしそうになっていたのです。
ホン・ウニョンには悲しい過去がありました。
ある日 彼女を悩ませる人物が訪ねて来たのですが 彼女は留守で対応したのはサンウでした。
何も知らないサンウは”男性があなたを尋ねてきました”とメモを残します。
ウニョンはそれから直ぐに部屋を出ていきました。
迷惑を掛けたくなかったのでしょうね。
彼女が去った後にサンウはある物を目にします。
そして 気づくのです・・・・
同じ家にいるのに相手が見えないという奇妙だけれど 何故か少しロマンチックな感じも受けたドラマでしたね。
メモの付箋が毎日のようにどこかに貼られていました。
お料理を作ったと言っては鍋に。 ある時は写真に。
冷蔵庫の横にはそれまでの付箋が沢山残されていました。
そうしてやがてハウスメイトの本当の姿が判る時が来るのです。
長いドラマを視聴していた合間に観た約一時間の作品でしたが 余計な部分が削ぎ落されている様な見やすさがありました。
最後まで読んでいただきありがとうございました♪