韓国ドラマ「ペントハウス 1」を観て
2020年
最高瞬間視聴率 31.1%
配信 全41話(1話約35分)
「簡単あらすじ」
100階建ての超高級タワーマンション 「 ヘラパレス 」
その最上階を「ペントハウス」と呼ぶ。
ペントハウス(100階)の住人は
〇 不動産業を営む チュ・ダンテ 妻の シム・スリョン
息子の ソクフンと 娘の ソッキョン
85階に住む
〇 医師 ハ・ユンチョル 妻(声楽家)チョン・ソジン
娘 ウンビョル
55階に住む
〇 弁護士の イ・ギュジン 妻(元アナウンサー)コ・サンア
息子 ミニョク
45階の
〇 成金の カン・マリ 父親はドバイに居る
娘 ジェニ
この家族は選ばれた者だけが入会出来るヘラクラブのメンバーで日頃から交流を持っていた。
この人達と関りを持つようになるのが一人娘を育て仕事に駆け回っているシングルマザー
〇 オ・ユニと娘の ペ・ロナ。
更にペントハウスの子供の家庭教師としてやって来た ミン・ソラ。
パーティで盛り上がる最中47階からひとりの少女が転落し死亡する事故が起きた。
死体を隠す事に必死になるヘラクラブの面々。
そして子供達もまたその少女と関りがあった。
感想
全速力で駆け抜ける様なちょっと息切れしそうなドラマでしたね。
以前感想文を載せたのですが 今回詳しく書いてみました。
ヘラパレス一周年のパーティーが盛大に開かれました。
シム・スリョンは遅れて会場へ向っている途中エレベーターの中から目の前を落ちて行く少女を目撃したのです。
スリョンはショックの余り気を失ってしまいました。
ヘラクラブの面々がその少女に気付いたのは落下した後でした。
タワーマンションヘラパレスの象徴である噴水の中央に建つ天使の像に抱かれる形で少女は発見されたのです。即死でした。
チュ・ダンテ達はその少女を見て慌てふためきましたね。
何故なら夫々の子供達との関わりがあり それは世間に知られてはならない出来事でもあったのです。
更にチュ・ダンテとチョン・ヘジンにも少女に纏わる隠したい秘密がありました。
少女の名はミン・ソラ。
彼女には親が無く学校へ通う事も出来ずにバイトを掛け持ちしながらその日暮らしの日々を送っていました。
そんなミン・ソラは報酬の高い家庭教師のアルバイトを見つけその際に経歴を偽りヘラパレスの子供たちを教える事になったのです。
しかし嘘はやがて暴かれてしまい特に子供達からひどい虐めを受けたのです。
その時の音声がなぜか録音されヘラクラブの人達に送られて来ました。
またチュ・ダンテとヘジンの不倫をミン・ソラは偶然目にしたのです。
スマホに動画を収め この秘密を知っているとふたりに告げたのですね。
ふたりはパーティーの日ソラを監禁し撮影したスマホを渡すよう暴行も加えていたのです。
そんな中転落事故が起き 親たちは子供の虐めを隠す為 そしてチュ・ダンテとソジンは不倫と監禁を隠す為に遺体の隠蔽工作をするのでした。
数時間後ミン・ソラが発見されたのは自宅アパートでした。
部屋からは火が出て屋根の上に遺体があり遺書も発見された事により 少女の死は自殺と断定されたのです。
気を失っていたシム・スリョンはあの夜大変な真実を知ってしまったのです。
彼女には実の子供がいました。
現在の息子と娘はチュ・ダンテの亡くなった前妻の子供でした。
当時スリョンも結婚していて臨月の時に夫を殺害されていたのです。
その現場にいたスリョンは意識を失いそのまま双子を出産したのですが ひとりは死産 ひとりは脳と心臓に障害があると聞かされ あれから16年間病院のベッドの中の娘に付き添っていたのです。
チュ・ダンテは当時子供の事で悲しむ彼女に同じ年齢である自分の子供(双子)の母親になって欲しいと結婚を申し込んだのですね。
あれから17年後の現在 何者かがスリョンにメモを残したのです。
「チュ・ダンテに騙されている 子供は生きている」と。
そして手掛かりとなる言葉もありました。
スリョンは必死に探し続け漸く見つける事が出来たのです。
それがあの転落事故の起きた日だったのです。
子供の名前も分かりました。
ミン・ソラ あの少女だったのです。
子供達が目指すチョンア芸術高校があります。
その声楽科の試験に臨む子供達の中に オ・ユニの娘ペ・ロナもいました。
そして亡くなったミン・ソラも経歴を偽り受験していたのです。
ヘラクラブの其々の子供達も受験しました。
結果不合格だったのはペ・ロナひとりでした。
ミン・ソラは首席合格だったのです。
しかし直ぐに経歴詐称が知られその後あの事故が起きたのです。
それを受け補欠1位だったペ・ロナが繰り上げ入学したのですね。
ペ・ロナは天性の声を持つ素晴らしい歌声でしたが結果の不合格に憤りを隠せませんでした。
審査員も感心するほどの実力だったのですが この結果にはチョン・ヘジンの私的な感情が織り込まれていたのですね。
ヘジンは声楽家として世界的に名を馳せていてチョンア芸術高校理事長の娘でもありました。
彼女は高校時代チョンア芸術祭で優勝トロフィーを獲得していたのです。
その大会での優勝はソウル大への切符でもあると言われている程意味深いものでした。
しかしその大会で事故が起こったのです。
同級生のオ・ユニがヘジンと争い首にケガを負ったのです。
ライバルであったユニは自分の方が上手かったと自負していたのですが 結果はヘジンの優勝だった事でふたりはもみ合いになり その時ヘジンが手に持っていたトロフィーでユニの首を切ったのです。
大量の血が流れる中やって来た人達に対してヘジンはこう言ったのです。
結果に不満を持つユニが自分で自分を傷つけたのだと。
そして誰しもその言葉を信じてしまったのですね。
ユニは退学になりその後歌うことをやめたのです。
その彼女の娘が素晴らしい歌声を披露しヘジンも完璧だと感じたのですが 不合格の印を押したのでした。
シム・スリョンとオ・ユニは次第に仲良くなりお互い姉妹の様に信頼を深めていくのです。
それは生前の娘(ミン・ソラ)に唯一手を差し伸べてくれた人がオ・ユニだったのですね。
ヘラクラブの人達は ソラの死に関わっているのに皆素知らぬ顔で過ごしている事に対していつか全てを明るみにして罪を償わせると復讐を誓っていたスリョンでした。
ミン・ソラの死の真相を探る内に思いも依らない真相が分かるのです。
事故の夜47階に居た人の中に意外な人物の名前がありました。
オ・ユニです。
彼女はパーティーの参加者ではありませんがなぜかそこに居たのですね。
またその夜のオ・ユニは相当酔っていて自分の行動を思い出せずにいたのです。
しかし・・・徐々に記憶が戻り彼女は自分の犯した罪を知るのです。
ミン・ソラを殺害したのはオ・ユニでしたね。
スリョンは彼女に自首を勧めますが殺害を否定し続けるユニでした。
それでもやはり妹の様に接していたユニを警察へ突き出す事が出来ず自首して欲しいと訴えていたのです。
ユニも徐々に自分の罪を認めようと決心し警察へ向かいますが その途中チュ・ダンテの秘書がペントハウスに来るように伝言を伝えたのです。
そこで見た光景は倒れているスリョンの姿でした。
何か所も刺されていて驚き抱き上げたユニの腕の中で息を引き取ったのです。
そしてオ・ユニは殺人の現行犯として逮捕されたのです。
激しいシーンが多かったですね。
オ・ユニはスリョン殺害の犯人にされてしまいました。
けれどそれを否定せず受け入れたユニなのです。
彼女の実の娘を手に掛けた罪の意識がそうさせたのですね。
これによってヘラクラブの人達は一気に自分たちの罪を忘れていく様です。
ですがこれで終わらないのがペントハウスでした。
判決の日オ・ユニは殺害を否定したのです。
そして裁判所から搬送中何者かによって連れ去られてしまうのですね。
殺人犯オ・ユニ逃走のニュースが駆け巡るのです。
最後まで読んでいただきありがとうございました♪