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韓国ドラマ「ドクタープリズナー」を観て

2023/08/28
 
この記事を書いている人 - WRITER -
りこです。 北海道在住 猫好き・ お笑い・韓流ドラマ・ 野球・音楽・散歩・掃除が好きです。
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2019年 韓国で放送

最高視聴率 15.8%

配信 全32話(1話 約30分)


簡単あらすじ


主人公 ナ・イジェは大学病院の救急外科医師である

ダブルボードと呼ばれる複数の専門医の資格を持っている

ナ・イジェは勤務医の時に 交通事故で搬送された障害を持つ知人夫婦の治療にあたる

しかし夫は死亡 妊婦だった妻は治療中にひとりの男によって治療を妨害される

妻もお腹の子供も死亡してしまう

その死亡がナ・イジェの医療ミスと濡れ衣を着せられることになる

ナ・イジェは刑務所に入るがその間に母親が亡くなった

一時医業停止処分を受け病院長協会のブラックリストに載った

職に就けず闇の医業をしていた

その後 母の死にもある人物が関わっていることを知る

ナ・イジェは復讐を誓う

3年の月日をかけ入念に調べ上げ 目指す相手に近づいていく

出所した彼は西ソウル刑務所の医療課長の座をまずとる為に動く

そこで現医療課長との対立が起こる その座を得るには居座る現課長を引きずり下ろす必要があった

ナ・イジェの復讐は自分の人生を台無しにした男を この刑務所に送り込み そこに自分が医療課長として居ることがまず必要だった

それから復讐を始めるのだ

そうして徐々にその男の裏にいる大物に辿り着くように復讐の機会を狙っていく

本当に憎むべき相手は誰なのか その人物に辿り着くまで そして 倒すまで復讐は終わらない


感想


最初はチョッと入りずらいドラマかなと思いましたが 回が進むごとに時間を忘れていきましたね

まず医療課長との攻防があって とにかく次から次へとお互いを責める材料が出て来るのです

でもナ・イジェは用意周到で その先をちゃんと用意して相手を追い込みます

そうやって課長の座を取りますがその先には本来倒すべき相手がいて その為の根回しを怠りません

このドラマは刑務所が舞台になっていて そこには1~10までの区分けがされています

1~7区は通称「文無し管区」後ろ盾のない囚人達が入るのですね

8~9区は「中間層」と呼ばれ刑務作業をしてある程度お金が入る

10区が所謂 財閥・政治家・麻薬犯が入る通称「金持ち犯」と言われるVIPの特別棟です

お金で刑が軽くなりすぐに社会復帰出来るのです

このVIPの名簿をナ・イジェは手に入れたいのです

その為に現在の医療課長を陥れる材料を次々に出して行きます

この辺りの攻防戦も見ごたえがありましたね

塀の中の差別

ナ・イジェの母親は手術を受けられずに亡くなったのですが その理由が明らかになり 復讐の相手がより大きな人物に変わっていきます

その過程で 敵だった人を自分の側に付け 検事までも協力者にしてしまうのです

ナ・イジェの復讐心は決してブレる事がなく 相手の出方を読んで周りの人を動かしたり 時には痛手を負わせる事にもなりますが それもまたその先を準備して命を落とさせるような事にはしないのです

また 刑務所に入っていた弟が失踪して行方を捜している精神科の女性医師がいるのですが 弟はナ・イジェと同じ時期に入所していてその失踪の原因にもナ・イジェが復讐を狙う人物が深く関わっていたのです

悪の根源は

もうひとつドラマの中でよく出て来るのが「刑執行停止」という言葉です

これは人道的に見て過酷と判断できる場合 検事が刑の執行を停止できるという ものです

これを利用して法を犯した者でも社会復帰が出来るのです 

政治家など検察に手を回したり 病院側に診断書の偽装をさせたりと裏の手を使いまくります

この「刑執行停止」を利用してナ・イジェもある人物を出所させるのですが この方法が凄いのです

医師の知識を使って病気を作るのです

体の内から外から目的の「病気」にさせるために様々な過酷な方法で病人に仕立て上げます

そうして検事の判断を受け刑の執行が出来ないとなると「塀の外」に出られるのです

恐ろしい医療の悪用ですよね

ナ・イジェは目的があってのことなのですが それにしても恐ろしいです

偽造診断

恋愛の話はほとんどないのも特徴的かもしれません

ただ 面白い展開になる意外なふたりがいますが きっといい夫婦になるだろうなと思わせる人たちでしたね

とにかく一番悪い人物がしぶといのです!

どんな手を出してもすり抜けるんですよね

そして歪んだ精神の持ち主なので 罪悪感などと言う言葉はないのだろうと思う人物なのですが もしも同情すべき点があるとすれば 母親の死と父親の愛情が無かったという点でしょうか・・

でも 精神は壊れ気味でしたね

ナ・イジェが放つ 最終回の最後の台詞がある意味面白かったですね そうくるかって感じでした

見ごたえありました☆

最後まで読んでいただきありがとうございました♪

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