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韓国ドラマ「ルビーの指輪」を観て

2024/04/25
 
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りこです。 北海道在住 猫好き・ お笑い・韓流ドラマ・ 野球・音楽・散歩・掃除が好きです。
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2013年

配信全93話(1話約34分)


簡単あらすじ

双子として育った姉妹 ルビールナ

性格は正反対で 賢くて暖かい人柄で誰にも愛される姉のルビー は名門大学を卒業し一流企業への就職も果たしていた。

そんな姉を子供の頃から妬んでいた妹ルナは 勉強嫌いで遊び好き 借金を親に支払わせても自分は男を取り換えながらクラブ通いを止めなかった。

姉はJMグループのマーケティング部に所属し JMの長男ギョンミンは婚約者だった。

妹はケーブルテレビでリポーターをしていたが看板番組がなくその激情型の性格で周りに嫌われていた。

そんな妹を心から愛していたのがプロデューサーのインスだった。

ルナは彼の子供を妊娠した。

直ぐに結婚したいインスだったがルナは自分にとって子供は障害物だと言い放った。

そしてインスに対しても愛していないと言ったのだ。

中絶を望み病院を訊ねるも違法行為だとして断られる。

そんな中ソウルでオーディションが行われる事になりルビーは 同じ日ソウルへ向かう姉と共に車に乗り込んだ。

そして事故が起きた。

ふたりは病院へ運ばれたが重傷を負う。

特に姉のルビーは昏睡状態が続いた。

姉妹を見舞う母は妹ルナの元で名前を呼んだ。

「ルビー」と。

そして側にあった指輪をルナの指にはめたのだ。

自分が「ルビー」と呼ばれる事に違和感を覚えながらも ルナの野望に火が点き始めたのだった。

感想

ふたりの容態は姉のルビーがより重傷で 妹のルナは一足早く一般病室へ移動しましたね。

しかし姉妹共に顔に多数のガラスの破片が刺さり目を除き包帯に覆われていた状態でした。

ふたりの名前が入れ替わってしまった原因は 運転者と服装そして婚約指輪でした。

事故当日リポーターのオーディションを受ける妹ルナは姉が身に着けていた服を貸して欲しいと言い 更に姉の指輪を自分の指に嵌めたのです。

その指輪は姉がギョンミンから贈られた婚約指輪だったのです。

これだけは貸せないという姉の言葉を無視して無理やり抜き取った妹ルナでしたね。

更に乗っていた車はギョンミンの父親からルビーに贈られた物でした。

当然ルビーが運転していたのですが 途中からルナに代わったのです。

そして事故が起きふたりのベッドにある名前は運転席にいた妹ルナがチョン・ルビーに。

助手席にいた姉ルビーがチョン・ルナと表示されたのです。

ギョンミンの家族は車を贈った事に責任を感じふたりの治療をソウルで行うとして まず皮膚科で治療したのです。

その後 妹ルナはルビーの 姉はルナの写真をそれぞれ元にして整形手術が行われたのでした。

いよいよ包帯が解かれる日がやって来たのです。

妹ルナの顔は見事にルビーに変わりました。

姉のルビーは未だ昏睡状態が続いていたのですがその顔は紛れもなく妹の顔だったのです。

ルナは姉の人生を奪う事を自分に言い聞かせルビーとして生きる事を始めたのです。

不安は姉の意識が戻る事でしたが その兆候は無かったのですね。

目覚めぬまま命を落とす可能性もあったのです。

しかし たったひとりルビーがルナである事に気付いた人がいました。

ルナの恋人インスです。

インスはルナにルビーになる等辞めるべきだと忠告するのですが ルナの決意は固くインスに口止めをするのですね。

インスも自分の子供を産む気が無く その子を障害物だと言い 中絶したがっていたルナに対して怒りがあったため 復讐を考えたのです。

この先ルビーに成り済まし生きるというルナの行為がどれ程愚かな事かを思い知らせ 彼女の転落を願い 精神的に追い詰めていく事にしたのです。

そしてインスはルナとなってしまった姉の側に付き添い続けるのです。

退院後 ルビーの婚約者も姉妹の母親も目の前の彼女が事故から無事に回復してやがては結婚する事に喜ぶ日々を送るのです。

婚約者のギョンミンも疑う事無くルビーを受け入れるのですが 彼の祖母が結婚に反対をしたのですね。

それは以前会った事があるルビーと何か違うというのでした。

目の前にいるルビーには温かさを感じないというのです。

同じ顔なのに祖母の目には顔も違うと映るのでした。

ルビーも内心不安を覚え一旦別れを口にするのです。

ギョンミンは雨の中ルビーを待ち続け遂に倒れしまい 不憫に感じた祖母は結局結婚を許したのですね。

そうして結婚式を迎えたのです。

ですがその最中病院から昏睡状態だったルビー(本物)が目覚めたと連絡が入ったのです。

姉ルビーの目覚めに焦りと恐怖を覚える妹は 病院へ向かう事が不安で仕方ないのです。

でも夫になったギョンミンの説得を受け 重い足取りで病室へ向かう途中彼女は気を失ってしまったのです。

本当の事を話そうかと悩んで横になっていた時彼女の耳に聞こえて来たのは 「ルナは記憶を失っている」という言葉でした。

その途端ルビー(ルナ)は起き上がり確認の為病室へ急ぐのです。

そして確かに記憶を失くしている姉を確認し教え込むようにこう言ったのです。

「あなたはルナよ ・・チョン・ルナ!」と。

記憶が戻らないままルナとして生活を送るルビーでした。

あれ程愛し合い婚約したギョンミンにも義妹として会う事になったのです。

その様子を苛立ちながら見ているのが成り済ましのルビーだったのですね。

彼女はふたりが一緒にいる事に耐えられず夫のギョンミンを問い詰める事もあるのです。

またいつもルナ(ルビー)の側に居て彼女を見守るインスはやがて本当にルナ(ルビー)を愛する様になるのです。

ふたりは結婚を前提に付き合っていくのですね。

ルビー(ルナ)は結婚を急かしています。

本物のルビーが結婚する事で今の立場に安心感を得たかったのでしょうか。

また自分の成り済ましを知っている唯一の人物であるインスを脅威に感じ暴露を恐れているルビー(ルナ)ですが インスは時折その存在を示し恐怖を与えていたのです。

そうしてルビー(ルナ)にとって最大の恐れが訪れました。

ルナ(ルビー)が全てを思い出したのです。

なぜ自分の顔が妹のルナなのか 妹が自分の顔になっている。

妹の隣には愛するギョンミンが。

あの日 事故の日を思い出したのです。

激しく動揺するルビーでしたが 同時に沸き起こる悲しみと怒りもまた激しいものでした。

自分の顔を奪い 名前を奪い ギョンミンを奪い 人生そのものを奪った妹ルナに対して強く憎しみを感じ ルナを絶対に許さないという復讐心を起こさせたのです。

ギョンミンも結婚生活の中で徐々にルビー(ルナ)に対して違和感を覚えるのですね。

自分が愛したあのルビーとは違う人間性を見る様になるのです。

しかしそれは事故によって記憶が曖昧になっていたりトラウマによる変化なのかという考えも現れ自分自身でも言いしれない複雑な心情なのですね。

成り済ましのルビーもまた ギョンミンから言われる「君は変わった」という言葉に苛立ちを隠せないのです。

過去などどうでもいい今の自分を愛して欲しいと願うのですが ギョンミンの心は離れていくのです。

ある時 ギョンミンは妻に尋ねました。

プロポーズの指輪を贈った時 ふたりで約束した言葉を言ってくれと。

確かめたかったのでしょうね。

しかし妻は言えませんでした。

事故のせいで記憶がまばらだと言うのですね。

その約束とは 例え死んでも決して指輪は外さないというものだったのです。

あのルビーの指輪にはふたりの強い愛が込められていたのですね。

でも目の前のルビー(ルナ)は言えなかった…

以前のルビーを知る人はことごとく現在のルビーに対して「人が変わった様だ」と感じて行くのですね。

常に苛立ち短気で怒り散らす姿は決して本物のルビーにはなかったからです。

ルビー(ルナ)は欲望の塊でした。

テレビショッピングの司会をした事が成功を収めその後マスコミに取り上げられる事が増え ギョンミンの家族が望まない方向へと舵を取り出すのです。

その度に舅や祖母に窘められるのですが それを受けるルビー(ルナ)ではありませんね。

ギョンミンも妻が分からなくなっていたのです。

インスとルナ(ルビー)はギョンミンの推薦でJMグループで働くことになりました。

ルナ(ルビー)の心の中は成り済ましの妹に復讐する事だけでした。

同じ部署で働く姉妹ですが ある日偽のルビーの横領が発覚したのです。

会長でもある義父に厳しく叱責された偽ルビーでしたが これを仕掛けたのは本物のルビーだったのです。

また以前インスが暴行を受けた事があったのですが それも偽ルビーの依頼によって男が起こした事も終盤明らかになるのですね。

本物のルビーは復讐の手を決して緩めず妹を追い詰めるのです。

そして偽ルビーが国会議員の補欠選挙に出馬する事になった時です。

彼女を許せない気持ちが一段と強くなったルビーは以前インスが撮った動画をネットに投稿したのです。

それはインスの部屋で成り済ましルビーが「愛している」と言ってブラウスのボタンに指を掛けていた映像だったのです。

これには党も怒りまた夫もその親族も怒りを抑えられず偽ルビーは窮地に追いやられたのです。

しかしこの動画を投稿したのが姉だと気付いた妹は母親に姉を説得してあの映像は偽装であると自白させてほしいと頼むのですね。

全ての責任を姉にして自分の窮地を助けて欲しいと言うのです。

母は苦しみながらも妹の頼みを受けたのです。

姉は母とはいえ偽装でもなんでもない映像だと主張しますがここで母が思わぬことを言い出したのです。

ここまで育ててやったのに!

愛人の子を育ててやったのに!

この言葉に姉ルビーは衝撃を受け 自分が母の本当の子ではなかった事を知るのでした。

母は大切に育ててくれた。

それは確かである。

ルビーはその恩に応える事を決断したのです。

後日記者会見を開き全て自分の嘘だと告げたのです。

「優秀で優しく素敵な夫を持つ姉に嫉妬しました」

「全て私の責任です」と頭を下げたのです。

母は娘の声を聞いていたのか耳に入って来なかったのか…脱け殻の様に茫然となっていました。


外見を奪っても内面は変えられませんでしたね。

全てを奪われた姉ルビーは何度かギョンミンに自分はルビーだとほのめかしていました。

ふたりの思い出の場所へ行くとそこにはルビー(本物)がいたり 学生時代送ったマフラーと同じ物をプレゼントしたり 好きだった詩をふたりで言い合ったりしたのです。

ギョンミンは義妹だと思っているルナ(ルビー)が気になるものの それ以上深く自分の気持ちと向き合う事はしませんでしたね。

自分はルビー(ルナ)の夫である。義妹に心を惹かれるなどあってはならない事だと自制していたのです。

ですがそれが最終的に全ての秘密が明らかになってもふたりがやり直す事が出来なかった原因でもあったのです。

義妹が自分が愛したルビーだったと知ったギョンミンはふたりでやり直そうと強く望みましたが ルビーの答えは違いました。

「自分の事より愛したギョンミンさんだった」

「だから気付いて欲しかった」

「あなただけには気付いて欲しかった・・」

そして彼女は嘘をつくのです。

「もう愛していません 終わったのです」

「私にとってあなたは 義兄です」

そう告げ彼と別れたルビーでしたが 涙をこらえ切れず心の中で呟くのでした。

「ギョンミンさん……今でも 愛しています・・」と。

長かったドラマでしたが面白かったです☆

最後まで読んでいただきありがとうございました♪

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