韓国ドラマ「マイダス」を観て
2011年韓国SBSで放送
配信全21話(1話 約1時間)
「簡単あらすじ」
主人公 キム・ドヒョンは幼い頃から母親の苦労を見て来た
父親は自分勝手な夢を追って行方知れずのままだった
彼がまだ子供の頃にその母親が亡くなった
頭が良かったドヒョンは母親がくれたお小遣いを貯めて株に投資し 大学の学費を工面していた
卒業後証券会社のファンドマネージャーをしていたが その後司法試験に合格し弁護士として就職活動をする
トップクラスの成績で有名企業も欲しがる存在だったが 彼が選んだ先は無名の法律事務所「大正(テジョン)」だった
そこは大学教授の薦めでもありその代表弁護士にすぐにパートナーとして働けるという言葉に動かされまた破格の条件を提示される
テジョンの弁護士になったドヒョンは韓国経済界トップの男性に会う事になる
そうしてその家族に深く関わっていく
そこにはお金が大きく絡む後継者争いが起きている
またその家族の長女である ローンアジアの代表ユ・イネとの出会いが彼を変えてゆく
銀行の買収に絡む株価操作などマネーゲームの世界に浸かっていく
ドヒョンが徐々に変わっていく姿を恋人は憂い 別れがあり そうして距離が出来るが ・・・
感想
生活が苦しくて仕事漬けの母親を見て来たので ドヒョン自身がお金に相当の欲があったのですね
ローンアジアの代表を務めるユ・イネは彼の能力を買い 自分とは異母兄弟になる兄を失脚させたくてドヒョンと手を組みます
ユ・イネは妾の子で子供の頃から正妻の子である兄ふたりに虐げられてきました
その恨みは根深くて自分が父親の後継者になる事を狙っていたのです
そんな中ドヒョンは看護師のジョンヨンとの結婚式の日に交通事故に遭ってしまいます
でもそれは突発的な事故ではなく故意に仕組まれたものである事が分かります
そしてドヒョンはお金を操り大金を手に入れるという世界に嵌っていくのです
恋人はそんなドヒョンを理解できず また彼も抜けられない野望が生まれふたりは別れるのです
でもふたりの気持はいつもどこかで繋がっているのですが
このドラマは株価の操作で企業や銀行を買収したり売りに出したりと利益優先の為の戦略を練り実行していくという内容でした
それは相手を欺き優位に立ち目標を達成する為なのですが
人も利用できるうちは利用しても 自分にとって害になるなら捨てるという非情さがありました
情報戦略も目まぐるしく 株の売り買いの時間的なタイミングもとても緊張感がありましたね
主人公のキム・ドヒョンは先を読む力も実行力もあるのですが その上をいくユ・イネに奈落の底に突き落とされる事が起きるのです
常に冷静な判断と素早い決断力を持つイネには やられっぱなしなんですよね
ドヒョンは一時刑務所に入る事にもなるのですが 自分を陥れたイネに復讐心を持つのです
そうして銀行買収の為にふたりは激しく闘うのです
恋人だったジョンヨンは「VIP」専用の病室の担当になりそこでひとりの青年と出会うのですが 彼には大きな秘密がありました
友達としてまた担当の看護師として付き合うふたりです
この男性が切ない気持を持っているのです
ドヒョンの父と異母兄弟の弟が現れて ドヒョンに迷惑を掛けたり手助けしたりと 何かと周りにいるのですが憎めないふたりでしたね
株式用語などが結構出て来るので 頭が追いつきませんでしたね
グリーンメール・踊り場・白馬の騎士・敵対的買収・友好的買収 等々
縁のない言葉でした (^-^;
一見難しそうな印象でしたが とても面白かったですね
この主人公ドヒョンがどうやって目的を果たしていくのか 復讐の相手になったユ・イネやその異母兄弟の弟を どんな風に倒していくのかと興味が沸いてくるのです
彼の唯一癒しの人である恋人との関係が 少しもどかしい感じはありましたけれど それ以上にドヒョンは挫折を繰り返しながらも 彼と共に動いてくれる仲間がいるので ドラマのクライマックスが楽しみでしたね
ドヒョンは最後に ―お金は悪魔― その意味が解った と言ってます
「マイダス」というのは触ったものを黄金に変えられる能力がある
という意味のようですね
最後まで読んでいただきありがとうございました♪