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韓国ドラマ「会社を辞める最高の瞬間」を観て

2024/08/20
 
この記事を書いている人 - WRITER -
りこです。 北海道在住 猫好き・ お笑い・韓流ドラマ・ 野球・音楽・散歩・掃除が好きです。
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2017年制作

配信全8話(1話 約47分)


簡単あらすじ


ヨンジは漸く採用された会社で 3か月後の正社員を目指して頑張っている。

ヘヨンは夢だったパン職人の仕事に就いていた。

ナミはウェブ漫画家。

ヒョンは非正規雇用の教師をしている。

しかし それぞれに抱えている悩みがあり 見えなくなってしまう将来への不安を感じていた。

彼女たちは時々会ってはお酒を飲んだり 愚痴を言い合ったりしている 仲のいい友達だった。

そんな4人の仕事や恋愛・家族関係などの日常を描いている。

感想


社会に出ると 自分が思い描いていた現実とは違い 上手くいかないジレンマに悩まされる4人でしたね。

彼女の周辺の人たちも 人生の先輩ではあるけれど やっぱりひとりひとり悩みを抱えている姿もありました。

ヨンジは恋人と別れ仕事も見つからないという日々でした。

やっと採用された会社では いつもイライラしている女性主任に悩まされます。

内向的なヨンジは 主任のミスも被らされ反論出来ずにいるのですね。

いつも俯いている人ですが 自分の名前が書かれた名刺を持ちたい というのが彼女が正社員になりたい理由だったので 耐える日々が続くのです。

そして 正社員になって実家へ行きたいという思いもあったのです。

ヨンジには 実家に帰れない理由もあったのです。

パン職人の夢を果たせたように見えるヘヨンですが 実は彼女も苦悩していましたね。

店主の考えはとにかく商品を売ることで ヘヨンが新作を考えても全く取り合ってもらえません。

やりたかった仕事ではあるけれど 雇われているという現状は変わらないので 自分の夢よりも 現実的な目の前の売り上げのために決められた商品を造り続けるという 現実と夢の間にいるヘヨンです。

また 彼女は恋愛にも悩みがありましたね。

現実はキビシイ

ナミは ウェブ漫画を描いていますが 閲覧者も少なく伸び悩んでいます。

彼女の優しさを誤解して近寄ってくる男性がいますが それに気づいたナミは逃げるように実家へ帰っていくのです。

漫画の投稿も上手くいかず いい人だと思っていろいろと話を聞いてもらっていたのに 男性は彼女の好意を恋愛感情だと思い込み行動に出たりするので ショックを受けるナミでした。

でも彼女は元来楽天的な性格の持ち主なので 切り抜けて行けそうです。

婚約者がいる男性教師と付き合っているのが 非正規雇用の教師であるヒョンです。

また彼女は母親に仕送りをせがまれています。

お給料も少ないのでワンルームハウスに住んでいるのですが 壁一枚の隣の部屋からはいつも女性の鳴き声が聞こえストレスを感じているのです。

職場では一時休養していた教師が復帰することになり ヒョンは雇用を切られてしまいます。

付き合っている男性教師は 「 彼女(婚約者)は親が決めた人だから別れるから」 とヒョンとの交際を続けていたのですが ある日彼の結婚式の招待状を渡されるのです。

結局 親の決めたままに結婚が決まったのですね。

教員採用の試験を受けるために勉強しているヒョンでしたが 仕事もなくなり彼には裏切られる事になり 母親は相変わらず仕送りをしてくれと言ってくるし 隣の部屋では誰かが泣いているしで なにもかも投げ捨てたいと思う毎日なのです。

人生の日没の様な日々

ヨンジの会社の先輩の背景も彼女なりの辛さがあるようでしたね。

理想の生活を送れないのは 家庭の事情によるもので その事に不満とコンプレックスを強く感じていたようです。

だからか定時に退社し残業はヨンジ任せでいつもやる気がない様子なのです。

いつもその先輩に悩まされていたヨンジでしたが 会社を辞めると決めた時 その先輩に

「自分の足で砂漠を歩いて出るしかないです」と言います。

あの俯いてばかりのヨンジが言いましたね。

きっと毎日イライラしている先輩が 足を取られる砂漠の中にいる様な状態で ただ不満を言って足踏みしているように思えたのかもしれません。

踏めば踏むほど沈んでいきますよね。

だからそこから踏み出してほしかったのでしょうか。

またそれは ヨンジが自分自身に向けて言った言葉でもありましたね。

自分で歩き出すしかないんだという教訓を得たのだと思います。

人生の一発逆転という展開ではなく 誰しも一度は通ったことがある道なのではないかなと思いました。

地味なドラマでしたが  エンディングの歌詞にはグッとくるものがありましたね。

ひたむきに頑張っている人たちを優しく見つめている様でした。

最後まで読んでいただきありがとうございました♪

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