韓国ドラマ「私たち、他人になれるかな?」を観て
2023年制作
配信 全12話(1話 約61分)
「簡単あらすじ」
オ・ハラは離婚専門弁護士として活躍している。
弁護士事務所のエース的存在。
そこへ元夫で弁護士のク・ウンボムがやって来て同じ事務所で働くことになった。
ふたりは学生時代から10年間つき合い結婚したが 夫ウンボムの不倫が原因で3年で離婚した。
同じ職場でなにかと目につくお互いの存在に 平静ではいられないふたりだった。
彼女の元には 離婚の相談が絶えず舞い込むが ひとつひとつ仕事に向き合いながら 私生活でハラを悩ます出来事も起きてくる。
そして ウンボムにもハラには言えずにいた離婚の本当の理由があった。
離婚を考えている依頼主たちの人生を垣間見ながら ハラとウンボムにも其々胸に秘めている想いを自分自身で探っていく。
感想
いろんな離婚の理由がありましたね。
芸能人の離婚相談もありました。
また10歳も年下のまだ学生の男性と出会い恋をして 夫に離婚を申し出た人妻もいました。
共働きでも家事を全て妻に押し付け 夫は散らかし放題 全く気が休まらないというふたりの離婚申し立てもありました。
どれもそれぞれに言い分があって 譲れない点もあるので簡単には進まないのです。
円満離婚と言われるケースもありますが それは結果であってそこに着地するまでには 自分の中の葛藤や苦しみは避けては通れないのが現実だと そんな事を思ってしまいました。
このような名言がありました。
“ 結婚が離婚の最大の原因だ “ と。
結婚しなければ離婚にはならないですけれど……
ハラとウンボムはお互いに未練がありましたね。
でもふたりは恋人時代から数えても 5回は別れと縒(よ)りを戻すという事を繰り返していたのです。
結婚後 子供が欲しいというハラと 望まないウンボムでした。
家事をするウンボムと少しズボラな妻ハラは 生活する中で徐々にストレスを感じるようになるのですね。
そして離婚したのですが 一緒に働くうちにまた縒(よ)りを戻す二人です。
でも 子供に関してやっぱり違う価値観があるのは変わらない一面なのですね。
何故子供を持つことに後ろ向きな姿勢を取るウンボムなのか?
それは 彼が子供だった頃に起きたある出来事が原因になっていたのです。
その事が 彼と母親との間に深い溝を作ってしまい 長年心の中に暗くて重い感情を持ち続ける事にもなったのです。
何度も別れとやり直しを繰り返してきたふたりですが やっぱりダメだと思いながらも まだ振り切る事が出来ずにいるのですね。
そうして 6回目の別れを決めたのです。
最後の日 お互いに口には出しませんでしたが 心の中で同じ事を思っていたのです。
「私たちは 他人になれるのかな?」と
離婚専門弁護士 なので 終始 誰かと誰かの別れの理由と背景の中で ドラマが進みましたね。
自分達の離婚にも 最初夫の不倫が理由だと思わされていましたが 実は真相は違っていた事も分かってきます。
そんな中で 一組だけ赤ちゃんが出来た事がきっかけになり 結婚を決意するカップルがいましたね。
やっぱり結婚式の新郎新婦はいい笑顔になりますね。
ハラとウンボムの 最終回の別れのシーンは これで終わり?と思う様なあっさり感を受けましたが お互いを知り尽くしているからこその 別れ方なんだろうなと思いましたね。
離婚って体力と気力が消耗するんだなぁと感じた 大人のドラマだったと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました♪