つぶやき「VIP 夫と愛人の想い」
二人とも付き合うようになったきっかけをこう話しています
夫は「最初は事故に遭ったようなものだった」と
愛人は「成り行きだった」と
お互い惹かれ合って始めた訳ではないようです
ある日 夫は副社長の指示で ユリの母親が入院している病院にやって来ました そこで偶然にも父の本妻の息子と会ってしまったのです
その男性はソンジュンを呼び止め 愛人の子と罵りお前たちのせいで母は苦しい思いをしてきたと恨み言を言ったのです
その現場を見ていたのが入院中の母の元にいたユリでした
ユリはその時 今日見たことは「誰にも言いません」と告げます
夫は静かに頭を下げました
その後 夫の父親が亡くなった後 ユリと会う機会があり ふたりでお酒を飲んでいました
そしてユリに「悲しそうです なにがあったんですか?」と聞かれ夫は父親の死に遭い悲しみを感じたことを話し ユリの「泣いてもいいんですよ」の言葉に抑えきれずに泣いてしまいました
ユリはそっと夫の肩を抱きしめました
この日の出来事を夫は友人に話しているシーンがあります
「自分の闇の部分を見られてしまった なぜか楽になった」と
友人に「妻には見せられなかったのか」と言われ 辛そうに黙ってしまう夫でした
その後 不倫の関係になったようですが 夫は妻との生活を守りたくてユリと別れます
でもユリはメールを送ります
「つらい」 「会いたい」
苦しい表情でメールを無視する夫がいます
またある日 残業していた夫の前にユリが現れます
そして泣きながら「私たちまだ愛し合っていますよね」とすがります
夫はそれに応えずエレベーターに乗り込みますが ユリは追ってきて夫の背中に頭をつけるように寄り添います 夫は身じろぎもせず扉が開くと降りていきました
ひとり扉の向こうに取り残されるユリです
夫はため息をつきますが でも辛かったようです
別れていたふたりですがユリがまた夫を呼び出す事になり二人は会います
そして夫に泣きながら自分の想いをぶつけます
この時も夫は我慢して応えることはしませんでした
ある日 副社長の依頼でユリと会っていた夫は ユリから母親が入院している病院に行きたいと言われ 送ります
病室から出る時にユリはこう言いました
「始めなければよかった そうすればこんなに辛くなかったのに」と
ソンジュンと別れていたユリは 会えなくて辛くて 忘れられなくて諦められずにいたのです
ユリのその言葉を背中で聞く夫は 病室を出て立ちすくみ 両手をギュっと握りしめ こわばった顔で歩き出すのでした
妻ジョンソンが二人の関係を知って 副社長夫妻に暴露した日から 夫はユリの担当から外されます
そして 副社長に「ユリさんとはもう終わっています」と告げます
部屋を出るとユリに出会いその時こう言われます
「ナ次長(妻の役職)とは別れるんですか?」と
夫は答えません
「そうなったら私たちにはチャンスがありますか?」と
少しの間があって振り返り
「いいえ ありません」
と応え立ち去ります
そうしてユリの母親が亡くなった日 夫へ電話で悲しみを伝えます
夫は葬儀場へ向かいました
「お母さんしかいないのに ひとりになってしまった」と泣きじゃくるユリ
夫ソンジュンは決断します
「僕が付いている そばにいる」と
ふたりの関係が再び始まろうとしていました
確かに夫はユリへの想いを持っていましたが 妻ジョンソンを失いたくないと言って ジョンソンに やり直したいと告げていた時があります
その時にユリと別れていました
(その後妻に別れようと告げますが)
ですが夫の心に入ってしまったユリという存在は 夫が今まで知らなかった自分の中の自分を引き出したのです
友人にこのように話しています
「自分がこんなに感情的だとは思わなかった 彼女と出会って変わったんだ」と
らしいです
でも理性で抑えて別れた日々を耐えていたようですが ユリは耐える人ではないようですね
自分を想ってくれるユリに対して ついに振り向いてしまいました
夫は妻を気にかけながらも ユリの傍に居ることを選択しました
夫も ユリは別れなければいけない人だ と思っていただろうから 自分の気持ちには蓋をして耐えていたのだろうけれど なんだかユリがそれを開けてしまったような感じはありますね
勿論 夫自身にもユリへの気持ちがあったからこうなったのですが ただ
なんとなくですが 一人にできないという憐れみもあったんじゃないのかなぁと思うのですが 本当は別れたまま このままで時間が過ぎてくれれば という思いもあったんじゃないのかなーという気もします
夫と愛人にはこのような一時期がありました
最後まで読んでいただきありがとうございました♪