韓国ドラマ「ヨンパリ∼君に愛を届けたい∼」を観て

2015年 plan kエンターテインメントチャンネル

全 18話（1話 約 60分）

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「簡単あらすじ」

キム・テヒョンは ハンシン病院のレジデント（研修医）である。

彼はお金が必要だった。

人工透析を受けている妹の為と 借金返済のため。

母親は彼がインターンの時に手術を受けられずに亡くなっていた。

父親はアルコールが入ると家族に暴力を振るう人で テヒョンは父を嫌っていた。

彼はお金を得るために闇の治療を行っていた。

警察沙汰にしたくない人たち 所謂 暴力団関係者の喧嘩沙汰で起きるケガの治療である。

その腕前から “凄腕の闇医者” を表す

「ヨンパリ」と呼ばれていた。

しかし 違法な医療行為の為 絶対に知られるわけには行かなかったが

同じ病院に勤務してる医師に知られてしまう。

その医師は彼の弱味を利用しようと 考え 同病院の12階にある「制限区域」と呼ばれている特別病棟へ異動させる。

テヒョンはそこでひとりの女性ヨジンに出会う。

彼女は3年もの間植物状態であった。

しかし テヒョンは横たわる彼女を見て違和感を覚えた。

本当に植物状態なのかと。

そして気づく。　

彼女は眠らされているのだと。

そこから彼女を目覚めさせ救出するために動く。

ヨジンは財閥の娘で　彼女が生きていては困る人物によって 命を狙われていた。

そしてテヒョンも 違法医療行為を行っていた事を 通報され刑事に追われる事になる。

テヒョンはヨジンを無事救出出来るのか？

ヨジンの身に起きている権力争いはどうなるのか？

ふたりの関係はどのように進展するのか・・

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感想

思っていたより面白かったです☆

もっとロマンチックな内容なのかと思っていましたが 中身は手術シーンが多くて結構ハードでしたね。

カーチェイスに格闘シーン も多かったです。

薬で眠らされていたヨジンですが 頭の中は起きていて そこから叫ぶ様子は少し息苦しさを感じました。

そんなヨジンを自分の妹とか娘とか 思い込でお人形の様に扱う 専任看護師が怖かったです。

ヨジンはその行為を頭ではしっかり理解しているので 逆らえないおぞましさを堪えるしかなかったのは可哀想でしたね。

そんな彼女をなんとかこの場所から外へ救い出したいテヒョンなのです。

テヒョンはお金の為なら何でもする「金の亡者」と陰で言われていました。

妹の為 借金返済の為に違法行為を犯していた自分を責めます。

本当は純粋でやさしい人でしたね。

病院からなんとか抜け出せたテヒョンとヨジンは 一時教会に身を隠していたのですが そこに至急帝王切開が必要な妊婦さんが来ました。

病院へ搬送するには時間がないと判断したテヒョンは 臨時で寝台を作り 手術に踏み切ります。

赤ちゃんは無事取り出されましたが 母親が塞栓症になり病院へ運ぶ事になりました。

赤ちゃんと母親を車に乗せ 病院へと向かったテヒョンを祈りながら見送ったシスターが 傍で彼らを心配するヨジンにこう言いました。

「心配いらないわ　あの方は神が遣わされた天使だから」と。

闇の医者ーヨンパリとか お金の為なら何でもする男と 呼ばれているテヒョンをシスターはそんな風に言ってくれたのです。

先輩医師には 「まともな医者になれ」と言われてきましたが 彼はいつでも一番に患者を救うという信念は貫いていましたね。

ヨジンは 自分を3年間も眠らせて その上殺害しようとした人たちへ復讐を強く誓います。

けれどテヒョンはそれを必死で止めるのですが 彼女の意思は硬く聞き入れて貰えないのです。

愛する人に復讐の鬼になって欲しくないテヒョンです。

でも 終わりの方では復讐を止めた事で ヨジン自身が救われる という展開が待っていましたね。

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結構血が流れるシーンや メスで切るシーン 内臓を取り出すシーンが多くボカシも全く無いので 演出とは言え苦手な人は目を反らすかもしれませんね。

テヒョンとヨジンの愛のストーリーではありますが 印象的には薄かったですね。

ヨンパリとしての行動と ヨジンの周りの権力争いの部分が大きかったと思います。

彼の治療で助けられたヤクザな人が 彼を手助けしたり ヨンパリとして彼を追っていた刑事が命を助けられ その後彼の力になったりと　いつの間にかテヒョンは窮地から逃れる事が出来るのです。

テヒョンとヨジンの恋愛関連で言えば

ふたりが思い出となる場所がありました。

「風の丘」と呼ばれている場所です。

～ そこで愛する人とキスをすると 再び来ることになる ～

～ 二度目のキスをするとふたりは永遠に一緒にいる ～

と言われているのです。

そこでテヒョンはユジンに指輪を渡すのです。