韓国ドラマ「赤い靴」

2021年

配信全50話（1話約71分）

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「簡単あらすじ」

キム・ジナが幼い頃に父は轢き逃げに遭い他界し 同じ日母親は姿を消した。

どれだけ待っても母からの連絡は無くその後ジナと弟のジノは知人女性の養子となった。

その女性は父親の事故を目撃していたがある事情を抱えていた為警察に届ける事はしなかった。

その罪悪感の為か両親を失った姉弟を養子に迎える事にしたのだった。

それから22年の月日が流れ 弟は医者になりジナはアルバイトをしながら靴のデザインを勉強していた。

しかし弟ジノは誕生日の日暴漢に襲われ病床で母親に会いたいと呟いた。

ジノの望みを叶えたく母親の元を訪ねたが冷たく追い払われたジナだった。

その後ジノは息を引き取った。

ジナは父も弟も亡くしそれまでにも持ち続けた母への憎しみを一層強く抱く。

名前を洗礼名のジェンマに変えキム・ジェンマとして生きる。

そして母親が社長を務めるシューズメーカー「ローラ」へ入社した。

その意図は母への復讐ただひとつだった。

娘とは知らずにいた母だったが やがてその真相を知り 自分の地位や失踪後得た家族を手放したくない母と 自分たちを捨てた母への憎しみを抱く娘との激しい復讐劇が始まる。

しかしそこにはジェンマにとっても母親にとっても思いがけない程の真実が待っていた。

感想

母と娘の激しい攻防でしたね。

ジナ（ジェンマ）が8歳の時でした。

ある夜 酔っていた父は言い争いの末母親を家から追い出したのです。

酔いから覚めた後母を探しに出た父親でしたが 直後車に跳ねられたのです。

運転していた男は倒れた父親の様子を見に車を降りたのですが 生存は難しいと判断し父を見捨ててその場を去ったのです。

その様子を目撃していたのがジナ達の知人女性とその弟でした。

激しく雨が降る中その女性は走り去る車の助手席に乗る女性を見たのです。

それはジナとジノの母親ヒギョンでした。

父親は病院へ搬送されましたが亡くなったのです。

事故が起きた時発見者の知人女性とその弟は警察へ通報する事はしませんでした。

それは現場に落ちていた財布を拾った事でお金になると踏んだ弟の思惑があったからでしたね。

実はその知人女性には心臓の手術が必要なひとり息子がいたのです。

しかし費用が工面出来ず病院から半ば強制的に退院を迫られていたのです。

財布の中に持ち主の身分証が入っていた事で轢き逃げを目撃したと脅迫し大金を得る事にしたのです。

知人女性は弟の考えには同意せず直ぐに警察へ通報するべきだと諭すのですが しかし息子が手術を受けられるかもしれないと説得され遂に折れたのです。

ジナ達の前から両親が消え一旦は施設へという話になったのですが 知人女性の中に子供達への罪悪感もありふたりを育てる事にしたのですね。

あの日姿を消した母親からは一斉の連絡もなく20数年が過ぎたのです。

母のミン・ヒギョンはシューズメーカー「ローラ」の社長になっていました。

夫は会長を務めふたりの間には一人娘がいたのです。

ヒギョンはマスコミにも取り上げられる程の有名社長であり ジナ（ジェンマ）もその姿を知るのです。

ジナの弟は医師になりましたがある日スリを追いかけた時殴られ重傷を負ったのです。

弟ジノは病床で母に会いたいと呟きました。

ジナは自分たちを捨てた母親を憎んでいましたが 弟は活躍している母の記事の切り抜きを大事に保管していたのです。

それを知ったジナは怒りを覚えたのですがジノのあの言葉を聴き母に会いに行きました。

しかし母ヒギョンの態度は冷たくジノが会いたがっていると伝えても知らないと突き放すのでした。

しかも目の前の女性がジナだとは気づかずに。

その後ジノの容態が急変したと連絡を受けたジナでしたが最期には間に合わなかったのです。

ジナは父親も弟も失ってしまったのです。

実は弟が襲われた日は彼の誕生日だったのですね。

プレゼントにとジナが用意したのは彼女がデザインした靴でした。

当日その靴を受け取りに店を訪ねたのですが なんと店主はその靴をある人物に渡してしまったのですね。

その相手がヒギョンだったのです。

デザインが気に入り渡す事を断った店主にお金を握らせ強引に持ち帰ってしまったのです。

更にその靴はシューズメーカー「ローラ」から発売される事になったのです。

ジナは盗作だと会社に乗り込みましたが相手にされませんでした。

店主は同じ靴を作りジナは受け取りましたがプレゼントするはずだった弟はもういなかったのです。

ジナ（ジェンマ）はひとりの男性と知り合います。

料理店オーナーのユン・ギソク。

偶然の出会いが重なり彼の店で働くことになるのですが 彼の祖母の命を救ったのもジナなのです。

ジナには多額の借金があり取り立てに返済を迫られ拉致された事もあったのです。

その事情を知る事になったギソクはある提案を持ち掛けたのです。

彼の祖母である貸金業のチェ社長に腎臓の提供をお願いしたいと申し出ました。

ギソクとしては苦渋の決断の末言葉にしたのですが ジナは受け入れる事にしたのです。

書類上親族になる必要があった為一時的にチェ社長の養女になり移植手術を受けたのです。

そうしてチェ社長とギソクと親しくなりジナを気に入った社長は一緒に暮らす提案をしました。

ジナは借金も支払いチェ社長の家で暮らす事にしたのです。

更に外国で暮らしていたギソクの弟が帰国した事でジナは徐々に自分を捨てた母親ヒギョンへ近づくことになるのです。

ギソクの弟ヒョンソクにはアメリカで一時同居していた女性がいました。

それがヒギョンの娘ヘビンなのです。

彼女はヒョンソクを愛し結婚を考えていたのですが彼の方はそこまでの感情は無く 複数いる女性のひとりに過ぎなかったのですね。

ですがヒョンソクが貸金業チェ社長の孫である事からヘビンの親ヒギョンは娘の願いを叶えようとするのです。

ある野望を抱いて。

ヒギョンはこれまでもチェ社長からの借り入れを繰り返していて返済にも苦悩していたのです。

ですから娘と結婚させれば資金面も楽になり 更にチェ社長が高齢である事もその後の計算に入れシューズメーカー「ローラ」の将来の安定を欲したのですね。

ヒギョンはその為ヒョンソクを「ローラ」に入社させる事を提案したのです。

チェ社長も賛成の意向を示すのですが そこでジナ（ジェンマ）が自分も入社させて欲しいと伝えたのです。

チェ社長の方からヒギョンへお願いして欲しいと言うのですね。

これまでのデザイン画を見せ仕事がしたいと訴えたのです。

チェ社長は「ローラ」からの返済期限を延期する代わりに ヒョンソクとジナ（ジェンマ）の入社を交換条件としてヒギョンに伝えたのです。

こうしてジナは一歩母親ヒギョンに近付き復讐の機会を狙うのでした。

ヒギョンはチェ社長の紹介で入社させたジェンマが自分が捨てた娘ジナだとは知らずにいたのです。

ただ彼女のデザイン画を見てその才能を密かに狙ったのです。

新しく発売されるハイヒールのデザインを娘ヘビンが考案したと発表したのです。

勿論それはジナ（ジェンマ）の物です。

ジナ（ジェンマ）は猛抗議しましたが一蹴され盗作の証拠を探しに社長室へ侵入したのです。

夜中に偶然社長ヒギョンと鉢合わせしその場を取り繕いはしましたが ヒギョンはジナの行動に不信感を覚え身元を調査するのです。

後日調査結果を見たヒギョンは激しく動揺するのです。

ジェンマが実の娘ジナである事を知ったのです。

ヒギョンは自分を守る事に必死でしたね。

娘の存在そのものを知られたくないのです。

私の娘はヘビンだけとジナの前で言い放つ母なのです。

ふたりは盗作の件も含め事あるごとに激しく言い争い終わる事がないのです。

やがて母ヒギョンはジェンマの命を狙う様になるのです。

ジナ（ジェンマ）は度重なる母の裏切り行為に復讐心が膨れ上がり 母が一番大切にしている物を奪うと宣言したのです。

それが娘ヘビンの幸せを壊す事になりヘビンそのものを壊す事にもなるのです。

そんなジナの復讐心は恋人になったギソクにも止められないのです。

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母と娘のバトルは激しかったですね。

ある意味似ているんだなぁとさえ感じましたね。

恋人のギソクはどんな時もジナの味方でしたが その優しさがジナには辛く 自分の復讐に彼を巻き込みたくないと距離を置く様になるんですね。

終わらないジナの復讐心は自分自身も含め周りの人を傷つけたのです。

久しぶりに50話という長さを観ましたね。

面白かったです☆