韓国ドラマ「ナミブ－砂漠と海の夢－」を観て~第５・6話~
2024年
配信全12話（1話約59分）
12/23~毎週月・火配信
現在第5・6話迄配信済み
「これまでのあらすじ」
「パンドラエンターテインメント」の代表カン・スヒョンは仕組まれたパワハラ疑惑でその座を追われた。
長期レッスン生のユ・ジヌも新体制の元解雇を言い渡された。
スヒョンは元パンドラの友人・夫と三人で「パンドラ」を再結成しそこでユ・ジヌを売り出しその後大手のプロダクションへ譲渡しようと考えた。
その譲渡により大金を手にする必要があるスヒョンだった。
ユ・ジヌは子供の頃からの自傷と暴食習癖があった。
彼の精神面も考慮しいよいよ第一歩として世界的なオーディションに出演する事になる。
一方裏ではスヒョンに恨みを持つ「パンドラエンターテインメント」の新代表による妨害が始まる。
そしてジヌにもまた「カン・スヒョンを信じるな」と囁く友人がいて彼を惑わす。
感想
オーディションを受けるユ・ジヌです。
当初「パンドラ」スタッフの戦略として 歌っている時目線が下がるジヌに対して上げる様指示し高音を多く使う曲の選定でしたが 方向転換しました。
ジヌの本来の目線と低音の語る様な歌い方で勝負するのです。
他の参加者と比べても圧倒的に練習期間が短い為同じような路線での勝負は避け ユ・ジヌらしさに重点を置いたのですね。
オーディション中ジヌの歌声がピタリと止まりました。
周りは曲が終わったのかとざわざわしたのですが その後最後の歌詞をなんとか繋げたジヌだったのです。
彼は客席に母の姿を見たのでした。
なぜ？という思いがあったのかもしれませんがその後母親は「家族でしょ」と言ってジヌの手を取るのです。
しかし母親の登場にスヒョンは苛立ちを覚えるのです。
ジヌの心を乱す元凶ですからね。
ジヌの先輩でレッスン生時代同居人 現在夜のバイトを紹介してくれたイ・ハニョンはなんとかして彼を歌の世界から抜け出させようとしていました。
ハニョンはカン・スヒョンを恨んでいるのですね。
彼は昔バンドを組みデビュー目前で事務所（パンドラ）から延期を言い渡されたのです。
しかも無期限の延期でした。
その決断を下したのが当時のパンドラ代表スヒョンだと聞かされたのです。
それでも夢を諦められずなんとか食い下がるのですが 叶う事が無かったのです。
彼の中で「結局成功なんて出来ない 捨てられたんだ」という思いだけが残ってしまったのですね。
更に当時事務所では歌手志望の女性が死亡するという事件が起こり 女性に薬を飲ませたレッスン生数名が逮捕・裁判を受けたのです。
イ・ハニョンはその事故を目撃していたのです。
ですから歌手の夢を持ちスヒョンに着いて行こうとしているジヌの目を覚まさせたいのですね。
オーディションに合格してもきっと捨てられる。
「そうなる前に自分の足で出てこい」
そして「誰も信じるな 俺だけを信じろ」と強く説得するのでした。
迷うユ・ジヌなのです。
ある日 スヒョンはハニョンを呼び出しました。
彼はジヌが捨てられてもひとりで生きられるように教えたいと話すのです。
その時ジヌのオーディション一次ラウンド合格の連絡が入ったのです。
スヒョンは「私がこんな有能な人材を裏切ると？」
と訊ねるとハニョンは
「そんなに信じられますかジヌを」と
意味深な言葉を返したのです。
「ジヌが本当にあなたの味方だと思っているのか？」
「僕はジヌをよく知っている。どっちにつくか本人に委ねましょう」
そう言って立ち去ったのです。
「パンドラエンターテインメント」の新代表チャン・ヒョンチョルもまたスヒョンに恨みを持つ人物ですが 彼女がユ・ジヌを育てようとしている事を知り妨害に出るのです。
事務所から追い出し尚もスヒョンを潰そうとするのですね。
スヒョンがパワハラをしているという動画を取り上げ代表の座を奪いましたが その動画をマスコミに流す様指示を出すのです。
この様な人間が新人育成に携わっている事を問題視すればカン・スヒョンと言えども手を引かざる得ない。
彼女は全てを失うだろうという魂胆なのですね。
ですが そこに思わぬ救世主が現れるのです。
スヒョン夫婦を一方的に恨む男性で元のパンドラに多額の資金提供をし 新代表の後押しをしていた人物なのです。
スヒョン達は仕組まれた動画ではあるものの流出は止めなければいけないと焦り 短い制限時間の中で動画を撮影した人物の特定を急ぐのです。
そこで彼の協力を得 防犯カメラを確認する事が出来 撮影者が判明したのです。
ユ・ジヌでした。
イ・ハニョンの意味深な言葉はこの事だったのですね。
この動画に依って代表の座を追われたスヒョンだったのです。
スヒョンも夫も驚きを隠せずにいました。
その頃 ジヌは自分の意思をはっきり伝える為にハニョンの元を訪ねていました。
オーディションに合格した事を伝えたのです。
そしてその時感じた思いも。
ジヌはこれまで何かに期待する事をしなかったのです。
どこか諦めの気持ちが強かったのかもしれませんね。
でも今回のオーディションではその合否が気になり そして「気になる」という感情がどういう意味なのかに気付いたと話すのでした。
それは「好きなんだという事」
「舞台に立って歌う事が好きなんだとわかった」と。
それでもハニョンは
「僕らみたいな者は成功しないんだ いずれ捨てられる 弄ばれてるだけだ」
となんとか呼び戻そうと必死ですがジヌの「信じたい 信じてみたいんだ」という本気に遂にジヌが撮影したあの動画の事を持ち出したのです。
あれがスヒョンに知られればお前は捨てられると。
ジヌは全く違う理由で撮影を頼まれただけだったのですが 新代表がそれを悪用したのですね。
でもあの動画でスヒョンが追い出されたのは事実なのでした。
始めて聞かされ動揺するジヌにハニョンは「だからあの家から出るんだ」と訴えたのです。
しかし そこにカン・スヒョンと夫が現れたのです。
「ジヌ こっちを見なさい！」とスヒョンの声が。
すかさずハニョンは
「こいつのせいであなたは追われた」と暴露したつもりだったのですが 既に知っていたスヒョンは
「そう。こいつのせいで何もかも失くした」と応え 続けたのです。
「でも 誰かが飛び立つ為には それを包み込む人が必要なの」
その言葉に何も言い返せないハニョンです。
そして「帰るわよ」とジヌの手を取り連れ出したのです。
ユ・ジヌは第一ラウンド通過後合格者全員と合宿に入るのです。
そこは一斉の外出は認められないのですね。
ですがある夜 スヒョンの息子が暴行されている事を知りジヌは合宿所を飛び出したのです。
規則を破り助け出したのですが その事を知ったスヒョン達は嘘の言い訳を考えながらジヌを送り届けたのです。
しかしそこでスタッフの意外な反応が返って来たのです。
SNSでジヌの歌う姿とその歌声がアップされ大きな話題になっている事を知らされたのです。
そこにはマスコミも押し寄せ始めていました。
何が起きているのか戸惑うジヌの背中を押すスヒョンなのです。
しかし もう一方でパンドラ新代表はオーディション開催のプロデューサーに対して
「ユ・ジヌを落とせ」
と指示を出したのです。
ジヌの先輩イ・ハニョンは自身の「捨てられた」という意識に縛られている様な そんな感想を持ちましたね。
ですから スヒョンと共にジヌが去った後のハニョンには哀れさも感じてしまいました。
ユ・ジヌの歌声はとても温かくて優しいですね。
次回 第７・８話は 1月13・14日に配信されます。
午後11時ですね。
また観終えましたら続き載せたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました♪
